ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「Triangle」(SMAP)が17年後の今また話題に

2022-03-11 20:41:24 | うた
SNS上で、この曲についての投稿が相次いでいるということを知った。
解散してしまったSMAPが、17年も前に歌っていた曲だが、最近、デジタルシングル部門で3位になったという。
この曲には、こんな歌詞もある。

破壊でしか見出だせない 未来の世界を愛せないよ

大国の英雄(ヒーロー)や戦火の少女
それぞれ重さの同じ尊ぶべき生命だから

こんなところが、ロシアのウクライナ侵攻に心を痛める人々の共感を呼ぶようだ。

作詞作曲は、市川喜康さん。
2004年に制作したとのこと。
「Triangle」とは「トライアングル」、三角形の意味だ。
銃を構える人、
銃を突きつけられる人、
そして、それを見ている自分
…の三角形。
先の2者と自分は、辺でつながっている。

市川さんは、この歌に願いを込めていた。
「傍観者になってはいけない。同じ地球上に住む人が、銃を突きつけられていたり、構えていたりする。
みんながトライアングルでつながっている中で、同じように僕らの心に突きつけられていると感じないと変えられないということだろう。」
「大きい小さいにかかわらず、自分ができることをやろうとみんなが思うようになれば、世界は少しずつ変わっていくのではないか。」

この歌の最後には次のような詞で結ばれる。

精悍な顔つきで構えた銃は
ほかでもなく
僕らの心に突きつけられてる
そう、怯えるキミの手で


今、ウクライナのことは、やはり他人ごととは思えない。
自分なりに何ができるのだろうと考える毎日でもある。

歌は歌でしかないが、この歌は確かに私たちに突きつけているものがある。
私たち一人一人がただの傍観者であってはいけないことは確かなのだ。
コメント
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