ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

祥月命日を前に墓参り

2017-02-12 17:03:59 | 生き方
母が亡くなったのは、2月、冬のこの時期の日曜日の朝だった。
前回書いた、2人の訪問者とかかわりがあったのは、ふた回り前のことだったが、母が亡くなったのは、ひと回り前のことである。

ここ数日、西日本、特に鳥取県や兵庫県の方では記録的な大雪となっている。
母が亡くなった年の冬も、亡くなる直前は雪がよく降っていたことを思い出す。
この近辺では、今年の雪はひと月前に一気に積もったが、2月に入ってからはさほどの積雪はない。
幸いである。

ならば、行ってくることにしようか。
今日は、祥月命日が最も近い日曜日なので、家族4人で十数キロ離れた所まで墓参りに行って来た。
墓のある場所は、砂地の斜面を上っていく。
雪が少し残っているところもあったが、歩いていくのにさほど支障はなかった。

ただ、今日は風が強かった。
冷たく湿った風が、ひゅうひゅうと吹き付けていた。
以前来たときに置いていった水揚げ用の茶わんが落ちて割れ、破片が飛び散っていたのは、きっと強い北風のせいだろう。
強風でろうそくの火は着けられなかった。
線香は、火を着けなければ焼香できないので、困った。
そこで一計を案じる。
墓のそばにあった雪を掘り、そのぐるり周りに雪を集めて壁を作り、すり鉢状にした。
風の影響を少なくし、その中で、線香に火を付けた。


亡くなったのが12年前というと、今年と同じ酉年だったのだな、と今さらながら気づいた。

いつも見守ってくれてありがとう。
これからも、うちの家族を見守ってください。
特に、娘の回復を。

墓石に向かって、そう祈りを込めた。

コメント
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