3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

蝦夷周遊記 12 ―最終回―

2017-02-05 18:13:46 | 
20160818

長きに渡ってお送りしてきたこの北海道旅行記。
今回で最終回です。

知床半島のクルージングを終え、どうしてもやりたかったことのうち一つクリアした。
残る目標はあと一つ。


・知床五湖を歩くこと。


知床五湖への道は何度もとおった国道334号線の知床自然センターのすぐ脇に伸びている。
しかし、この二日間常に閉鎖されており、今日の午前中の時点でも閉鎖されてた。

最後の望みを託して国道334号線へ。

なんと道は開いていた。


意気揚々と知床五湖への道を進むが、なんと激しい渋滞…
この機会を逃すまいと他の観光客たちも押し寄せたのであろう。

何とか駐車場に案内してもらい、中へ。やばいもう時間がない…ざっと見積もって一時間程度か…

早速知床五湖フィールドハウスへ。

知床五湖をトレッキングするにはまずヒグマに遭遇した時の対処法などを知るレクチャーを受けることが義務付けられている。
受付を済ませ、講義室へ。

15分ほどの講義を終え、映像を見る。これで俺は無事に知床五湖の森に入る認可が下りたということである。
立入認定証を見せて森の中へ。

この知床五湖はヒグマの活動期である5月~7月31日までと、8月1日~10月20日までで利用条件が異なる。
上記の5月~7月までは登録引率者のガイドツアーとなる。やはり活動期には素人だけでヒグマの森を歩かせるのは危険極まりないのだろう。

我々は8月の中旬だったので、ガイドなしだが、レクチャーを受けて散策する時期だったわけである。

さらに小ループと大ループの散策路があり、大ループは所要時間1.5時間、一湖から五湖まで全て見ることができる。
一方小ループは所要時間40分ほど。一湖と二個のみ見ることができる。

我々は時間的に大ループを回っている時間がなかったので、必然的に小ループの選択となった。

小ループでももっとも景観豊かと言われる二湖にはいくことが出来る。

ちなみについ先ほどまで今日の大ループはクマ出没のために閉鎖されていて、なんと俺たちの出発グループで初めての大ループだったそうである。


先ほどのレクチャーで学んだことを生かし、無駄に声をあげたり音を出しながら林道を進んでいく。

そして二湖のほとりへ。
山と雲、そしてそれを映す青い湖面。
とても綺麗だった。

しかし、何とか天候が持ったは二湖まで。この辺りから暗雲が立ち込め始めた。

その後は一湖へ。木道を歩く。
この木道もイッテQで見たことがあって、ぜひ歩いてみたいと思っていたのだが…

木道の途中、オコツク展望台辺りで真っ暗になり、連山展望台で…

遂に来ました…豪雨…

台風何じゃないかってくらいの大雨が。瞬時にレインコートを羽織ったが、下は間に合わず、一瞬でずぶぬれになった。

けど何とか10分ほどでよかったよ。
大ループ回ってた人はかわいそうだな…

車の中で下着まで替える。至る所がびしょびしょになっていた。

まあ、何とか知床五湖も回ることができたが、ちょっと完全制覇ではないかな…
また次に来る機会があったら、今度はぜひ大ループで天候が良い状態で回ってみたいとリベンジを誓う。


これでもう知床もさよならだ。
本当に楽しかったな… 帰り道すがらによったコンビニで一服しながら思う。
おにぎりを二つ一瞬で平らげ、帰路へ。

帰り道は休憩なしでぶっ通しで運転した。ちょっと時間がギリだったからね…
相変わらず知床~女満別空港までの道の一直線ぶりはすごい。どこまでも永遠に続いているんじゃないかと思う。
地平線を貫く他軌道の道を進んでいくと、漸くこの北海道の旅も終わりが近づいているのが身に染みてきた。

ガソリンを満タンにし、空港近くのレンタカーに返却。

女満別空港にチェックイン。時間ぴったりについた。慌てるでも、暇するでもなく。

一服し、女満別空港をバックに最後の記念撮影。
さよなら、北海道。いつかまた来るよ。必ず。





8日間にも及んだ長い長い北海道旅行もこれで終了です。

自分でも書いててその長さを実感しました。全編12編にも及んだのはこれが初です。

またいつか来ます。

おつきあいありがとうございました。










最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。