オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア に来て思うこと

2018-06-23 18:10:58 | 日記
今日は、新社会人、や、新しい形で、新社会人になりなおそうと思ってらっしゃっる方へ、


知らぬ間に、ババになってしまい、少しは説教する権利有りかな?という年になったので、


自分への励ましの意味もかねて、やりたいことについてお話ししようかと思います。



私が、オーストラリアに来ることを決心したのは、35歳くらいの時でしょうか?


以前にも書いたことがありますが、其れまでは、


憬れていた、フィットネスインストラクターになることができ、仕事も慣れ、


アロビクスも、まあ、自分なりに満足するまでやり、お給料も悪くなく、やりがいもあったのですが、



どんなに好きな事であっても、慣れて停滞してくると、しんどくなってきますよね?



元々、結婚専業主婦願望の強かった私だったのですが、結婚は相手あっての事であり、


個性が強すぎるせい(?)で、適当な相手も無い。


このまま一生独身で、この状態で居るのもしんどくなってきたし、かと言って、


未だ好意を寄せてくれる、昔振った男と結婚するのも、嫌。


体力はまだ辛うじてある、親とのしがらみは無い、精神力がある、


さあ、これを最大に生かして、


結婚以外で、ドキドキするほどしたいことはないものか?  


と考え続けていた訳なのです。



その後、インスピレーションのようなものを感じて、オーストラリアに移住することを決心した訳ですが、


荷物をまとめて出発するまで、1年近くかかっています。


何故なら、経済の問題(ビザスポンサー無しでは、海外では働けないでしょ?)ビザの問題があり、


それは、そうたやすい事では無い、という理由よりも、もしも


お金と働き先をなくして、体力も衰えて、日本に逃げかえった折には、


そこにはもう、何も無い! と言う恐怖からなのです。


でも、どうせ、結婚もしないなら、好き勝手にできることをしよう!


と自分を元気づけ、言い聞かせ、明るい未来だけを見つめ


日本を発った訳ですが、それから約16,7年は、まるで溺れるように、必死で泳いでいたと思います。


今でさえ、毎日のように、大波に飲まれそうになるのですが、泳ぐのも上手くなるものです。


そして、決行して本当に良かったと思っているのです。


あの時、思い切ったせいで、なんと、諦めていた結婚を2回もし、(3回目狙ってます)


マル高ぎりぎりで、息子2人にも恵まれ、


窓から、黒鳥や、アヒルの親子の見える、どんな上等な絵にも代えられない、奇麗な景色の見える家に住み、



幾ら寒いと言っても、雪や氷からは無縁の生活。


やりたかったことだったからこそ、


ここまで、諦めずに頑張れたのだと思うのです。


どんなに失敗に見えることでも、そこから良くなることは、いっぱいあります。


結局、どれを選んでも、そこから上がるか下がるかは、あなた次第なのです。


だとしたら、悩む暇があれば、やってみるべきだと思いませんか?


分からなければ、分かるところだけやってみる、そして、次に何ができるか考える。


それは、生活をしながらしなければいけないので、寝る時間が減りますが、


だからこそ、体力と気力のある、できるだけ、若い時期に始めるのが良いのです。


そして、貴方の人生で、一番若い時は、今、なのです。


あと20年たてば、20年前のあなたは、とっても若いのです。


迷って選んでも、勘で選んでも、結果は同じ。


悩むのをやめて、兎に角、進んでみましょう!



長い人生、これからも一緒に頑張りましょうね!!








オーストラリア 驚きの二重国籍 事情

2018-06-17 10:32:19 | 日記
世界には、Duelで2か国の市民権をとれる国もありますが、


オーストラリアはそれをまだ、許してはくれません。


オーストラリアに住む日本人は、たとえ永住権を取っても、日本国籍でいられるので


日本国籍を捨ててまで、オーストラリア市民になることを、選ぶ人は少ないと思います。


だって、親だって悲しむだろうし、、、


うちの母などは、結婚した段階で、外人になったと思っていたようですが、そこではまだ日本人です。




年取って、日本が恋しくなっても、やすやすとは帰れないので、随分悩みましたが、私は市民権を取っています。


今は、オーストラリアのシチズンシップも前ほど簡単には取れないようだけれど、


私がとった2005年ころは、テレビの宣伝でも、”皆さん!オーストラリア市民になりましょう!!!”



”なったら、楽しいわよ! いらっしゃーい!”


みたいな、コマーシャルが頻繁に流れていて、


”何か裏があるんじゃないだろうか…戦争の時、捕虜になるとか…?”


と、疑問を感じたものですが、


当時離婚裁判をしていて、


なんだかわけのわからない成り行きを見て、私だけ子供を置いて、強制送還されないだろうかとかいう、


冷静に考えれば、あり得ない前夫からの脅し(?)に、怯えていたのと、


ビジネスを始めるにあたり、お金を借りるにしても、貸す方にとって、安心だわよね、と言う思いで、



”よっしゃぁ!!!” と、勢いをつけて、市民になったわけなのです。



市民になるにはテストがあり、



難易度でいえば、車免許のペーペーテストくらい?



今はもっと難しくなったようですが、


やっぱり、合格した時は嬉しかったし、(半分寂しかったけど)



お祝いパーティみたいなのもやってくれて、暖かく迎い入れられた気がして、安心したものでした。



オーストラリア国歌を歌って(知らないので口パクです)


オーストラリア名物の、ラミントンと言うお菓子と、ミートパイ、それに飲み物をっふるまってもらって、


市民権の賞状を受け取ります。



ラミントンと言うのは、カステラにジャムが挟んであって、周りをチョコ?とココナッツでコートしてあるもので、(写真上)



私は結構好き。



ミートパイは、(写真下)好きな人は好きなんだろうけど、同じミンチを食べるなら、


私は肉じゃがの方が断然美味しいと思う。



さて、永住権と、市民権は、オーストラリアで住むにあたって何が違うかと言うと、


住んでいる保証も、医療や失業など、大きな違いは無いけれど、


選挙権をもらえる。


だけど、これは、うっかり行くのを忘れると、$50罰金を払わなくちゃいけない。


で、2回払いました… (´;ω;`)



デメリットは、日本の医療保険使えないし、厚生年金も貰えない。



何といっても、日本に長く住めない。




色々あるけど、まあ、人類は皆兄弟!



どうしたって、何やったって、生きていけるのです。



余談ですが、オーストラリア国籍を取っても、日本に報告して、日本国籍を自分で抜かなければ、日本人国籍はそのままだという


ことを、日本でいろいろ手続きが必要なときに初めて知り、何と10年以上、私は2重国籍だったのです!


驚きですね??!!


おまけに、海外で離婚しても、離婚しました届を、これまた出さなければ、傷なしです。


恐ろしいですね!!??



子どもも、届けなければ、生まれてないままです!



余談ですが、



気弱な(?)私は、もちろん、厳粛にお届けいたしました。



おまけ https://www.homeaffairs.gov.au/Citizenship/Documents/japanese-test.pdf








オーストラリア 梅雨時

2018-06-11 13:25:08 | 日記
日本は、梅雨シーズンですね。



ここ、Gold Caost でも、雨の多いシーズン、梅雨(RAINYSEASON )は、あって、12月から、4月くらいまでと、



随分長くなりますが、


多いのは、3-4月、でも、日本の梅雨のように、毎日じとじとと言う訳でもありません。


強い風と共に、お天気が変わることが多く、晴れの日も多いです。


干ばつも、洪水も、どちらも良く起こり、そのたびに、野菜や果物が高くなり、迷惑しています。


そして、6月というのは、こちらでは、初冬。結構寒いのです。


日本で梅雨と言えば、洗濯物が乾かず、お部屋干しと言う、鬱陶しい憂き目にあいがちですが、


さてこちらの多くの家庭には、洗濯干し場だけでなく、たとえ貧乏でも


洗濯物を乾かすドライヤーのあるところが殆どなので



雨でも、洗濯物を室内に干すなんてことはなく、快適に過ごすことが出来ます。



雨でもママチャリに乗って、傘もさすという、サーカスまがいの芸をやってのけて、


買い物に行くと言う、逞しい奥様方は、車社会のオーストラリアではあり得なく、


もしこちらでそれをやれば、きっと、好奇心旺盛な子供たちのスターになること、間違いありません。


日本のランナーは、多少の雨でも、根性で走っている人をよく見かけたものですが、


此方では、寒くなってきた、というだけで、あの混んでいたビーチサイドの道は、もう、ガラガラで、


小雨など降ろうものなら、私を含めた、数人のランニングオタクが走っているだけです。



快適ですね!



さて、この時期には、台風も多く、CYCLONE とこちらでは言いますが、(USで言う、HURRICANE と全く同じ意味)


因みに、私は、沖縄が好きで、3年ほど住んだことがありますが、流石、台風で有名な沖縄。


台風に対する心構えは、プロです。



大体、建物が、頑丈に作られていて、アルミサッシなんて、本州の倍はあるんじゃないかという位のごつさ。


看板なんて、飛んでいきやすいものは、ハナからつけるもんじゃなくて、


壁に描くもの…さすが、プロフェッショナルですね!


今の新しい建物はどうなんだか知らないけれど、私の居た頃は、


窓に鉄格子を入れるなんて、予想もしなかった裏技だとは気づいたのは、沖縄に住み始めて、暫くしてから。


それまでは、


”沖縄って、治安悪いんだろうか?” などと不安に思ったものでした。


実際、初めて台風を体験したのは、夜中でした。


なんだか風と一緒に水しぶきが顔に当たったので、


目を開けて、そちらの方を見ると、丈夫でがっしりした、アルミサッシの窓枠が、風で曲がって、


風と一緒に雨が吹き込んでいるのです。


慌てて、部屋の畳をはがして、雨が当たらないようにし、


雨の当たらない所に座って、何ができるか考えたけれど、できることも無かったので、


諦めて、寝たのを覚えています。


沖縄人の、台風の日の過ごし方も、心得たもので、


仕事が休みになりがちなので、食料を買い込んで、家族みんなで団らん、という、お楽しみとなっています。



ああ、オーストラリアのブログなのに、沖縄になってしまったので、話を戻します。



全くの素人のオーストラリア人は、というか、凝りていないので? 


おまけにお客様に、お願いするのも気が引けるのか、


ホテルのベランダにはテーブルやいすが出しっぱなし、と言うこともよくあり、



UFOの様に、丸いテーブルが空を飛んでいるのを見たことがあります。



直撃されたら、一発ですね!



特にホテル街に滞在なさるであろう、あなた、観光にいらした折、台風の日に外をうろつく時には、


万全の装備で、お出かけされることを、強くお勧めいたします。



オーストラリア 禁煙事情

2018-06-03 16:56:32 | 日記
日本でも最近は、喫煙にたいして厳しいようですが、


私が日本にいた、20年ほど前は、まだまだ喫煙者が強くて、


健康産業に従事する会社に勤めていたのも関わらず、営業さんを始め、


社長さんまでも、喫煙者だったものです。



一時期、オフィスの仕事を手伝っていたころが数か月ありましたが、



その時まで自分が、かなりひどい、タバコアレルギーだとは知らなかったけれど、



アレルギーだったんですね。



辛くて辛くて、仕事中もマスクしていたら、社長が不憫に思ったのでしょう、



自ら禁煙を実行してくださいました。



多くの社員(主に営業さん)から、怨念のような、重々しい空気を私の両肩に感じたわけですが、




多くの社内喫煙者も、否応なく、禁煙を始めてくださった、わけです。






程なく、3か月ほどで “禁煙したら、ストレスがたまる” と社長はギブアップされたので、



他の社員たちも、ほっと胸をなでおろし、喫煙スタートしたというエピソードがあります。



喫煙と言うのは、ほんの些細な事から、スタートすることが多いのですが、


辞める時には、禁断症状を始め、かなり辛いものがあると聞いています。



この私も、高校生ぐらいの時に、友人に勧められ、一度、吸ってみたことがありますが、


超甘党だったので、全く魅力を感じず、吸わなかったわけです。



もしもあの時、、、いえ、今でも、



イチゴ味とか、バニラ味とか、あんこ風味の、甘いタバコがあれば、はまっていたかもしれないと思うと、


喫煙者が禁煙する姿には、涙さえ誘うほど、同情してしまうものです。


確かに、はたで、堂々と吸われることほどハタ迷惑で、腹立たしいものはなく、



煙で脳がもうろうとし、何故か自分が犬であるような気がしてきて、一度、



相手に噛みつきそうになったこともありますが、


こそこそ隠れてでも吸わなければ済まない喫煙者には、もう少し、いたわりの心をもっても良いのでは?



人間の依存性にたいしてされた古い実験結果があります。



サルを、それぞれのグループに分け、


カフェイン、ニコチン、アルコール、アンフェタミン、ペンタゾシン、モルヒネ の中毒にさせ


そのあと、レバーを何回も押さないと、各薬品が出ない装置を与え、何回まで頑張って薬を得るためにレバーを押すか



依存嗜好の検査をするのです。



その結果、



サルの実験による精神依存の強さ(柳田による)

 カ フ ェ イ ン   100
 ニ コ チ ン   800-1600 
 ア ル コ - ル   3200-6400 
 ア ン フ ェ タ ミ ン   3200-6400 
 ペ ン タ ゾ シ ン   3200-6400 
 モ ル ヒ ネ   1600-6400 


他の条件下では、20000-30000回以上、押し続けたという結果もあるそうです。



サルよりも知能の高い人間なら、もっと、快感を求める欲求が高いので、


この結果はさらに多くなるだろうと言われています。


そうなれば、寝食してる時間、ありませんね?


まさに、 “人間やめますか? 麻薬やめますか?”の世界なのです。


そう、このデータでは、タバコが1600回。


一秒に1回レバーを押すと考えて、1600秒、なら、おおよそ300分。



すると、5時間?



と言う事は、タバコをやめ、吸いたい発作が来たあと、大体5時間我慢すれば、欲求が弱まると言うことですね?



頑張ってください。



タカラダの外から薬品を入れて、ストレスを解放しようとしても、なにも良いことは有りません。



体の状態をコントロールしている、本家本元の交感神経や副交感神経、ホルモンンのバランスを崩し、



余計、治しにくくさせてしまいます。



兎に角、走りましょう。



エクササイズすることは、コンピューターのルビュートと同じです。



一度ご破産して、体自身に、正しい方向に行かせるように仕向ける行為です。



ご検討祈ります!!!




PS 下の写真は、オーストラリアで売っているタバコのパッケージです。おどろおどろしいですね?