オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア スクワット

2018-05-19 14:30:26 | 日記
聞く所によると、日本では “ダイエットの為にスクワット” が流行っているらしけど、ほんとですか?



本まで出て、ベストセラーにもなってますね?



スクワットに関しては、私も、うんちくがあるので、今日はモンクを言わせてもらいます。



スクワットはウェイトトレーニングの中でも、最もきつい運動の一つ。



基本的に、貴方の脳が“きつい”と感じるから、体を変えるように指令を出す訳なのです。



楽なら、そのままでいいと判断するし、筋肉は増えないし、体形も変わりません。



3分で、気楽にできるなんて、冗談じゃない。



オーストラリアの多くの男性は、スクワットを省いちゃって、上半身だけムキムキマンが妙に多い。



これは以前から、凄く気に入らん、と思っているのですが、



それはさておいて、、、



女性は、70%の、男性は60%の筋肉が下半身にあるので、足を使えば、基礎代謝上昇は期待できるけれど、




“ 筋肉を増やせば基礎代謝が増えて、痩せやすくなる”と言うのは、



理論的には正しい。



実際、筋肉が1キログラム増えれば、基礎代謝が1日13Kcal 増加すると言われていて、



実際には、内臓などにかかる負担も大きくなるので、50Kcalくらいは消費すると言われてるけど、



それって、大きめのあめ1個食べたら終わりでしょ?



プロのビルダーでも、1年で付けられる筋肉の量は、せいぜい3㎏ぐらいと言われていて、



素人や女性には、そうそうたやすい事では無い。




“そんなことない” 私は、運動始めて、筋肉の重量が2キロも増えた、なんて喜ぶお客さんはいたけれど、



それは、今まで使っていなかった筋肉に、血液や水分が多くなって、瑞々しくなったからだと思ってください。




大体、白筋を鍛えるためには、10回以上やったら、ダメだと、そういう問題じゃなくて、



10回ぐらいしかできない、と言わなくちゃ。



それぐらいの強度と言うのは、



全力疾走するときの筋肉の状態。



スクワットだと10回やると考えて、20-30秒くらい。



30秒だと、早い人なら、100mx2、走れますね?きっと。




だから、短距離走の選手は、結構ムキムキになり、



マラソンランナーは、細い、でしょ?  全然違う。



白筋がカロリーを消費するイメージはあるけれど、実際、脂肪を燃やすのに貢献しているのは、赤筋。



重量をかけるか、もしくは、筋肉が疲弊するまで繰り返してやれば、白筋の量も増えます。


折角ある、白筋も、刺激しなければ、たいしてカロリー消費してくれない。




さて、フィットネスへのいざないをしなくてはいけないはずの私が、何を言ってるんでしょうか?


ご安心ください、ここから挽回してゆきます。



大切なことは、今持っている筋肉を、無くさないで、と言うこと。


と、付録に、筋肉を付けるための超裏技、ご紹介します。



何回も言ったように、筋肉を付けるのって、結構ストイック。



だから、今あるものを無くさないようにすることはとても大切。


今の体形が、多少太めだったとしても、筋肉がついて居れば、その筋肉そのまままキープしてください。



その為には、生活での運動強度を下げないこと、と、筋肉を兎に角、動かすこと。



筋肉を維持するのにも、発達させるのにも、刺激を与えることが大切なのですが、



それは、筋肉が重力に負けて、縮んでしまう時であり、



ボディビルダーたちは、そういう状況をウェイトリフトの最後にわざと作り出し、筋肉を完全に疲弊させようとします。


そう、この最後の状態、だけをやっても、筋肉にはインパクトがあるのです。


それは、階段を降りる、この動きはちょっとした、プライオメトリックと、エキセントリックの連続になるのです。


ただ、階段を下りても関節ばかりでコントロールしてしまいやすくなるので、


正しいスクワットで、筋肉を使うことを、体に覚えさせて、あとは、


条件反射。ボディビルはエキセントリックです。


階段を見たら、どこであっても、条件反射で、降りてください。


ここまでくれば、きっとあなたの人生は、素晴らしいものになるでしょう!!!





ただ、責任は一切負いません。


スクワットのやり方をFBにもあげておきますので、まあ、気を取り直して、どうぞやってみてくださいね!


正しいスクワット https://www.youtube.com/watch?v=TiSZL481shc







オーストラリア 母の日にすること

2018-05-15 15:42:44 | 日記
オーストラリアも、日本と同じ、5月の第二日曜日が、母の日になります。


親孝行、年寄りを尊敬する、などの古い文化がある日本にしては、



母の日は地味なイベントであるのに対して、



オーストラリアの母の日は、母と言う母が、皆祝ってもらえると言う、


まるで、国民あげての大行事のような派手なイベントです。


この日の男性は、”今日は、母の日だからね”と、仕事を断り、


いそいそと、孫を連れ、遠い道のりでも、年取った母のもとに集まり、


家でパーティをしたり、ホテルやレストランで、母の日ランチの大賑わいとなります。


母は、なんだかボケも始まっていたりして、皆に真ん中に座らされて、なんだかわからないけど



嬉しい!みたいな写真を、オーストラリアの友人に良く見せられます




年取ってなくて若い母親で、子供がまだ小さくても、学校側が子供にプレゼントを作らせて持って帰らせるだけでなく、



夫さえもいっしょに祝ってくれます・・・”HAPPY Mother's day!"  



私貴方の母じゃないわよ。



とは思うけれど、プレゼント貰ったりするので、そこは良しとして。




そういう派手なお祝いをしない日本人には、ちょっと売名行為のような、スタンドプレイ的で、


僕って、親孝行の、いい息子だよね…と言う無言の押し付けも感じたりして???



ちょっと気が引けたりするんでしょうが、




大切な人に、大切に思っているという気持ちを伝えるって、本当に大事な事。





親はあなたが生きている根源です。



自分が本当に愛されているんだ、何があっても愛されているんだ、と言う確認があるから、


生まれてきた意味を知ることが出来ます。


自信が生まれます。自己確認だってできます。


愛されれば愛されるほど、強くなれます。




世の中には、馬が合わず、イエ、たとえ仲が悪くはなかったとしても、



お互いの気持ちが伝わっていない親子が沢山います。



そして、そのまま関係が終わってしまうことがあるのは残念なことです。






私の友人の中に3人、母親に捨てられた(?)青年がいます。



親を発見してから、会いに行くまで随分年月がかかりましたが、皆、勇気を出して、会いに行っっています。



親に愛されたくない子供はいないし、



子どもを愛していない親はない、と思うのです。



その時に、子どもを見捨てなければならないほど、心が病気だったのだと思うのです。


その気持ちを、死に別れてからではなく、人生の早い時期にお互いにわかることが出来たら、



お互いに、心豊かな人生を送れると思いませんか?


以心伝心は、日本人の必殺技だけれど、古い武器は、もう捨てましょう。





因みに、うちの息子は、母の日に、電話してきてくれました。


嬉しかったです。



来年は、もっと母の気持ちを察して、高価なプレゼントや、現金をくれれば、私は、もっともっと、喜びます。



半分冗談です。



母を喜ばせるのは、簡単なことです。


オーストラリア Golden Week の過ごし方

2018-05-05 23:44:58 | 日記
オーストラリアには、もちろん、日本のようなGolden Weekはありませんが、


まとまった休みと言うのは沢山あって、時期的に言うとイースターホリデーでしょうか?


オーストラリア人は、休みともなると、ビーチ沿いや山間部の公園でピクニックをする人が凄く多いです。


特にここGold Coast では、ショッピングセンターや、テーマパークに行くよりも、


ダダで遊べる、ビーチや公園と言う所でしょうか?



日曜の朝は、教会に行く人が多いので、少ない目ですが、土曜、祭日は人が多い。


オーストラリアの公園には、テーブルと椅子が引っ付いたものが、あちコチにおいてあって


休みの朝ともなると、テーブルにテーブルクロスをかけ、縄張り合戦になります。


こんなに広い国土なのに、私には意外な感じがしましたが、


こんなに激しいのは、きっと家族主義、身内主義のせい?


この、陣地取りは、プールサイドによくおいてある、デッキベッドもそうで、朝早くからベッドにタオルを被せて


自分は今使ってないくせに、他人がちょっとでも座ったりすると、えらい剣幕で、”これは私の場所よ!”と


追い出しに戻ってきます。


公園のベンチとテーブルでは、ピクニックだけでなく、色々なパーティも催されています。



たまには、どこかのお見合いパーティ?もよく見かけます。



子どもの誕生日パーティは、当たり前に、いつもどこかで誰かがやっているし、平和だなぁ、



何てとんでもなくて、よそ者を一切近づけない、警備の凄さ?



机の周りなんか、テーブルクロスでデコレーションするだけでなく、常にだれかが見張っている。


…あの、ここ、公園のみんなの場所なんですけどね?



私なんか、ビーチ、靴はいたまま走るから、ビーチから出てきたとき、どこかに座って靴の砂を取りたい。



どこも空いて無くて、まだパーティの始まってないベンチに座ろうものなら、



”ここは、私の場所よ!これが見えないの?!”  と、ここでピクニックをしようとしているママ?


ここは、気の弱くない私…そうよ、これが離婚の原因よね、わるかったわね、、、等と思いながらも、


”だって、ここは公共の場所だし、ここに座りたいんだし、長く座ってく訳じゃないし、まだ始まってないから良いでしょ!”



と、横で怒鳴っているのを無視して、


、、どついてきても負けないわよ、どこからでもいらっしゃい!


…これやっぱり離婚の原因よね?放っておいてちょうだい…ああぁ!?



結局、靴をきれいにして、履きなおすまで座って、立った訳ですが、最後まで後ろで、何やら叫んでました。



凄い、縄張り意識ですね!



スラング殆ど知らないので、何を言ってるかわからなかったけど、子供の前で、ああいう態度、良くないと思うなぁ!




勿論、そこまでいう人は、少ないと思うし、”一緒に何か食べて行かない?” ”水飲む?” 



なんて誘われることもありますけどね!



キャラバンパークも多く、こんなのは日本では見たことなかったけれど、キャンプ場みたいなもの?



正式には、きっと、キャンプ用の車で行くんだろうけど、別に、テントだけ持って行ってもよいし、



テントが無ければ、寝泊まりの出来る簡易施設もある、と言う話で、


値段も、電源無しの最安値、場所代だけなら、$15くらいから、電源有は、$25くらいから、で、お得。



女性一人でも、警備があって大丈夫の様です…知り合いの、うら若い、キャンプ大好きお嬢さん、


一人でテントはって寝るそうですから。



お金かけなくても、皆で集って、食べたり喋ったりするって、本当はとっても楽しい事だと思うんですけどね!



日曜に教会に行っても、そういう行事はよくあって、私もよく誘われますが、皆で食事を持ち寄って、



お昼ごはんなんてするそうです。



オーストラリア
だけでなく、スリランカ、中国、韓国、アフリカ、タイなど



その家庭のお得意メニューが出て来るので、楽しみですよね!



生まれ故郷の京都、京都タワーで子どもたちと一緒にお弁当持ってってピクニック、したら、怒られるかなぁ!










オーストラリア デブ時期 事情

2018-05-04 00:30:16 | 日記
太ると言うのは、なにもオーストラリアに限ったことではありませんが


人間には、止めることができないほど、勝手に体が太りたがる時があります。


ダイエットクラスを運営していた専門家として、知っておくと役立つ、この、”デブ管理”について書かせていただきます。


この分野にはプロとしてのうんちくがありますので、長くなりますから、読むの邪魔くさい方は最後の10行だけ読んでください。



まず、ご存知の方も多いと思いますが、脂肪細胞の数と言うのは、一生のうちで形成されやすい時期が大きく3回あり、


この時期に増やさないようにすることで、太りやすい体質と言うのを避けることができます。




1.人間の脂肪細胞の数はお母さんのおなかの中に居る時、1週から27週目はお母さんが太ると、胎児も増えやすくなり、


2.反対に、27週から40週は、お母さんが、ダイエットなどし過ぎて痩せていると胎児は将来、太り易くなるというデータがあります。


3.次は、5,6歳くらい。このくらいの年に太ると、後々まで太ったまま、と言う率が高くなります。



今更、そんなこと言われても遅い!  …すみませんでした。




では、



人間の体で、血糖値を下げる働きのあるホルモンは、インシュリンだけです。

(血糖値を上げるホルモンには、グルカゴン、アドレナリン、副腎皮質ホルモン、成長ホルモンなど複数)


なぜかと言うと今まで人類で、血糖値を下げなくてはならないような環境が無かったからです。



エサがなかなか取れなかった、と言う環境だったからこそ、強烈に ”太りなさい!”


というホルモンが出る時期や、状況が幾つかあります。



それは、女性の妊娠期


エサが無くても、とにかく、おなかの子供と一緒に母体を守らなくてはいけないから、”エサを取れ!”警報が出、


必死で食べようとしなくても、簡単に食べ物にありつける現代、大いに太ってしまうお母さんも多いのです。


そして、更年期



この時期は筋肉が減るからとか、代謝が減るから、神経の筋肉支配が悪くなる、循環が悪くなる、等と言う理由もありますが、



地球上の殆どの動物は、子育てが終わるころに、死んだり、又は、すごく衰えてきます。


”筋肉が衰えてきているが、君のハンティングして家族を養うという仕事は終わったのだね?”と言うことでしょうか?


で、筋肉が激減し、次いでに、動かなくて良い、という体の状況になり、代謝も激減します。



そして、最も厳しく太りやすくなるのが、55歳から65歳までで、この時期には5㎏/Year、平均30-35%増えているそうです。


更年期を持ちこたえるだけでも難しいのに、それ以上なんて恐ろしいですねー。


でも、私の感じるところ、妊娠期、更年期をうまくかわしてきた人は、55-65歳も、うまく乗り切っているな、


と言う感じがしています。


何故そうなるかと言うと、

一つは、脂肪細胞は、長いこと使わないでいると、働きが悪くなってしまうからで、


これは、とても大切な方法です。


反対に、太ったり痩せたり繰り返していると、脂肪細胞にとっては元気になるためのエクササイズみたいなものですね?





最後に、もう一つの太りやすい時期と言うのは、ストレス等で、ホルモンバランスが崩れたとき、です。


ストレスホルモン、コーチゾルが増えると、太りますが、


バランスが悪くなるだけでも、水はけが悪くなって太って見えたり、代謝が悪くなて、食べてもいないのに太ったり、


また、只、単純に


交感神経
が高まりすぎると、食べると副交感神経が働くので、無意識にバランスを取ろうとして、食べ過ぎて居たり。


おまけに、そういう時は、GIの高い食べ物を食べたくなりがちで、これはインシュリンの出が良くなり、


脂肪細胞にせっせと脂肪が蓄積されます。


おまけに、脂肪細胞が活性化してきていると、脂肪細胞の周りに血管が形成され、


脂肪細胞が成長するときには、もっともっと脂肪細胞を蓄えようとし、太るのが止まらなくなります。



でもここで、ぐっと食いしばらねばなりません。



それには、地味ですが、



1.走る(まだ、エサを取って、家族を養っています! と示し、筋肉が代謝しながら働いている状態を維持する



2.規則正しい生活をして、ホルモンが正常な状態になるようにカラダに教える



3.太ってきてしまっても、諦めないで、戻す努力をし続ける(こういう時期は普通より長くかかります)



、、なんだ、そんなことわかってるわ!…すみませんでした。


でも、走ると言う事には、動物としては大きな意味があって、


走ることができれば、



歩ける。


歩くことができれば、


立っていられる。



立っていられるなら、座っていられて、



座れ無くなったら、寝てるしかなくて、



誰かに世話してもらえなければ、死にます。


早く走れる=逃げられる、獲物を多くとって繁殖できる、と言う事なのです。




諦めないでいると、必ずカラダは太ろうとするのを辞め、徐々に元に戻ります。


皆さんにも、いつか、勝手に体が太りたがる時が来るかもしれません。



どうか、その時はこの記事を思い出して、最後まで諦めずに、食い止めてくださいね!


長々と、ご精読有難うございました!