22日木曜日から始まった第5回、藤崎個展、
28日水曜日午後4時半、無事に終了させていただきました。
甚大な大震災から約一年半後の個展、
皆様にお会いできるか、会場にお越し頂けるかと心配致しましたが、
お元気なお姿と、にこやかな笑顔で訪れて下さり本当にホッとした個展でした。
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仙台駅から |
震災当時の話を伺うことに躊躇しながらも気になっていて、
その思いを察していただき、それぞれのご体験、その後のご生活などお話頂き、
報道されている事との違いに驚きもし、怒りさえ覚えたのも事実でした。
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空港ロビー |
何故に未だに遅々として進まない復興、
被災見舞金の不平等な支払い体制、
私達が復興を願って支援した気持ちは何処に消えたのだろうか。
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時刻表 |
復興、復興をと声高々に訴えている政治屋たち、
殆どの政治屋たちはサッと来てサッと帰ってしまったと。
すべてのお客様が話される事実に、
ただただ唖然とするばかり。
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ラウンジから |
震災後の個展と言うこともあって、
皆様からの意見は本当に厳しいものでした。
今の選挙で政治家を目指している若い人たち、
その誰もが素通りしていく、と聞いて怒りが湧いてきました。
当然のごとく、ベテランと自負している政治屋たちは全く来ない、と。
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搭乗口へ |
いまなお皆さんはお互いに助け合って生活している事実、
政治屋は別にして、一般の方々の助け合いの精神には頭が下がりました。
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エイベックス飛行機 |
いつまでも引きずってはいけないと話され、個展にお越しいただいた方々、
明日に、未来に夢と希望を持って頂きたいと願って作った作品達、
とても高く評価していただき、心より幸せに思いました。
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みなぎる力 |
個展期間中、幾度か地震があり驚きも致しましたが、
皆さんは一日も早い復興を願い、元気で生活されています。
この小さな飛行機の機体にも書いてあるように、
「 がんばろう! 東北 」です。
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機外 |
二年と一ヶ月目の個展、皆様にお会いし、お話できた事の幸せと、
個展自体も良い成績で無事締めさせていただき、本当に安堵いたしました。
心より御礼申し上げます。
次回からは今までのように二年ごとではなく、一年半ごとに個展をと言っていただき、
藤崎デパート・スタッフのお気持ちにも心から御礼を申し上げました。
私の仙台での個展はいつも秋、
次回からは春、そして次は秋にと個展を行えるようになりました。
微力ながら、私の作品で皆様のお心が和んでいただけるならば幸せ、
次の個展まで更に精進して創作に励まなければと、心あらたにしております。
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トラちゃん |
留守中、家のことも気がかりでしたが、
今朝目覚めるとトラちゃんの呼ぶ声が。
玄関の引き戸を開けると元気な姿を見せてくれました。
家を空けている間、毎日母が補助車を押してトラにご飯を与えに来てくれました。
「 トラ、トラちゃん 」と呼ぶと、何処からともなく近寄ってきて、
母が来るのを待っていたとの事。
さあ、明日から師走、
個展の整理を済ませたら、早速次の創作に掛からねば。
私に与えられた仕事、心こめてつとめようと思います。