神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

夜の散歩

2016年05月23日 02時50分48秒 | 日記
最近、また夜の散歩を復活した。

これは健康のためとかいう殊勝なものではなくて、クーラーをまだ入れない今の時期、夜になると外のほうが涼しいから外に出たくなるという、それだけのことだ。

夫は夕食が終わると、テレビを付けたまま、すぐに食堂のソファで眠ってしまう。

私は、それを見計らって、そっと外に出るのだ。

昨夜は満月だった。

満月を見ながら自宅のある一角を歩いて、その後、駅のほうに行って飲み屋街を歩いてきた。

阪急の川西能勢口駅を出て東に5、6分歩くと、チロリン村と呼ばれている飲み屋街がある。

どの店も年季が入っていて、ノスタルジーをそそる一角だ。

駅の西のほうに向かうときもある。

昼間は人の往来の激しいショッピングセンターのあたりも、夜になると、まばらになって寂しくなる。

そんなところを一人で黙々と歩いてくるのだ。

幸い、膝は歩き始めるときには、まだ少し痛いが、何とか歩けるようになった。

ところで、老年にさしかかった私は、何をするにも気ままになった。

食べるものもそうだが、こうした散歩なども、ずいぶん気ままにする。

一昨日来た、大阪のマンション時代の知人夫妻の奥さんが言っていた。「人生七十代が一番いい年代なんですって」と。

現代は、70代になって、やっと世の中のしがらみから解放されるのだそうだ。

私は、あと2年で70歳になる。

70歳と聞いても、いったいどちらのお年寄りのこと?と一瞬思いそうになるが、それが自分の年齢になるのだ。ああ。

  満月に誘われ夜の街に出る七十歳とはどなたの齢?  biko

  まだ母もいませば己は娘なり娘のわれに七十歳(ななじふ)が来る  biko

目が覚めたからブログを書いたが、また眠くなったから寝よう。

  年寄りは気ままなるべしブログ書き眠くなりせばまた寝る気まま  biko

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
年を重ねる (ハイジ)
2016-05-23 12:38:40
今年66歳のハイジも四捨五入すれば70ですか。

70代と言うより 年々元気で好きなことができる人と 逆な人の格差が大きくなるのでは。

病気 介護 など。
老後の格差社会。

老後くらい 格差なくして 豊かな日本であって欲しい。
老々介護でなく 幸せな老後を。

希望することができる人生 人に迷惑かけず したいことが出来るまま 人生終了 願ってます。

上手く 思いどうり にいくといいのですが。

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ハイジさんへ (biko)
2016-05-23 13:37:15
私もまったく同じ気持ちです。

宮沢賢治の詩のように、人に迷惑をかけずに、特に褒められもせず、ひっそりと亡くなりたいです。

格差社会が云々されていますが、せめて老後は皆安らかにと念じています。
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Unknown (私には私の生き方がある)
2016-05-23 17:15:22
60代になって、気がつくと、もう1週間経ったのか、というような、あわただしい時の過ぎ方になりました。

70代の自分は、まだ全然想像がつかないのですが、できれば、ゆっくりと一日をかみしめ味わうような生活がしたいと思います。

多分、性分で、そうはならないようにも思うのですが(苦笑)




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私には私の生き方がある、さんへ (biko)
2016-05-23 18:44:54
私には私の生き方がある、さんは、まだ60代の初めでいらっしゃるんですね。

60代も、前半は、まだ元気にしていられるのですが、私のように後半に差し掛かりますと、疲れやすくもなり、あっという間に一日が終わってしまいます。

それなのに、私は、未だに、あれもしたい、これもしたいと欲張るもので、余計一日が短く感じられます。

でも、長い一日を持て余すよりいいかも。

私には私の生き方がある、さんは、まだお若いのですから、頑張ってくださいませ。(^^)
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