神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

花を活けたら気づいてほしいし、おいしい料理を作ったら喜んでほしい

2018年03月18日 05時45分40秒 | 私の意見
それがないと虚しいですよね、主婦は。

お掃除が行き届かないことは申し訳ないですけれども、

でも、お花を活けても気づかない、

おいしい料理を作っても黙々と食べるだけ

って。

え、忙しいから、そんなこと言う間もないって?

そのわりには、よくお出かけになります。

もう少し私の心配りに気づいてほしいと思うのは、私のわがままでしょうか?

私が自分の楽しみをもつことはわがままでしょうか?

私は、ブログを書いたり、ブログを読んだりするのが楽しみなのです。

あなたが、外に出て、同級生たちと交流するのと同じです。

私は、自分の人生を楽しんではいけないのでしょうか?

私は、あなたのように元気でないから、家事を完璧にすることができません。

それでも、楽しみはもちたいのです。

私も耳に障害がなければ、おしゃれして外に出て、人と交流したいです。

あなたのお母様がなさっておられたように。

こんな私でも、若い頃はちやほやされたこともありました。

別にちやほやされたいなど、いまさら思いもしませんが、
しかし、私の存在を認めてもらいたいと思うときもあります。

bikoという人間を認めてほしいときもあります。

それが、私の場合はブログなのかもしれません。

多忙なあなたには認めてもらえないから?

お花を活けても気づいてもらえないし、おいしい料理を作っても黙々と食べるだけだから?

いえ、それでもかまわないです。

怒鳴られなければ。

怒鳴られることが、どれだけ私の気持ちを暗くするか気づいてほしいです。

*

・結婚をする前までは実家にて溺愛されてこしわれなりき

・嫁ぎきて突然受けし陰湿ないぢめあなたの母、妹(いもと)より

・年上の義妹嫁がず家にゐし家に嫁ぎてきし嫁なりき

・母親に言はれるままの君なりき義母の権力つよかりし日々

・ハイカラな人でありにし姑はだういふわけか嫁に古風で

・里帰りするなら手をつき頭下げ挨拶してから帰れと言はれ

・神戸から年子の子供前後ろ抱いて負ぶつて挨拶に行き

・「帰らせていただきます」と川西に挨拶に来てのちに帰省を

・挨拶をしてから帰省するわれは挨拶だけですでに疲れて

・はろばろと帰省をしても墓参り強制されて楽しめざりき

・義母のせぬ義母の実家と嫁ぎこし家の墓参を義務付けられて

・幼き子つれて墓参は辛かりき誰も来ぬ墓草生い茂り

・一か所に半日かかり二か所なり墓掃除だけで帰省は終はり

・友人に会ふ自由などあらざりし帰省でありしを今おもひ出す

許婚(いいなずけ)やお見合いは日本人の生活の知恵だったかも

2018年03月07日 02時50分00秒 | 私の意見
眞子さま騒動で思うのだが、
過去の日本でよくあった許婚(いいなずけ)やお見合いも悪いばかりでもなかったと思う。

もちろんお互いに自然に知り合って結婚するのが理想だと思うが、
結婚は現実であるので、ただ好き、嫌いだけではうまくいかなくなるケースもある。

家制度は過去の遺物ではあるが、
しかし、現代でもそれなりの家格を保たなければならない家は
恋愛結婚より許婚(いいなずけ)やお見合いのほうが向いているのではないだろうか。

家格を保たなければならないお家の筆頭が皇室ということになると思うが、
これはその存在意義からして仕方ないところがあると思う。

そのご存在自体が「国民のために」であるから、
ご自分達の好き嫌いだけでは事を推し進めてはいけないと一国民の私は思う。

それじゃ窮屈で可哀想という向きもあるかもしれないが、
しかし、そのための特権階級だと思う。

庶民には、そういう不自由はないが、しかし、衣食住を自ら獲得しなければ生きていけない。

その庶民でも、昔は、格式のある家は、ただ感情の赴くままの結婚は許されなかったと思う。

そのために編み出された生活の知恵が、許婚(いいなずけ)やお見合いでなかっただろうか。

こういう制度は一見堅苦しそうだが、
しかし、
家格が連れ合っていると結婚後問題が起こりにくい。

そして肝心の夫婦仲であるが、これも、好きだの嫌いだのといった感情のみで結婚した夫婦より
自制心が働いてうまくいくというケースが多いのではなかろうか。

この家格のある家というのは、
社会的に影響力のある家と説明したほうが誤解されにくいだろうか。

ところで、

何かで読んだのだが、熱烈な恋愛結婚した夫婦ほど案外離婚も多いとか。

これは、好きになった熱情が、今度嫌いになったときに逆に作用して、離婚に至りやすいのでは?

そういうことをいろいろ考え合わせると、昔の許婚(いいなずけ)もお見合いも
昔の人たちの生活の叡智だったような気もする。

眞子様も、
もっと早い段階で許婚(いいなずけ)のような男性を決められておかれたらと思わずにはいられない。

悠仁さまにも、
もう今から許婚(いいなずけ)を決めておかれることを進言させていただきたい。

皇室のために、日本のために。

真面目こそ怖い

2018年03月02日 18時32分25秒 | 私の意見
夫は明日早朝からまた帰省する。

今度は義母の実家の墓参りである。

多忙であるが、義母の姪が実家のお墓の場所がわからないというので、
一緒について行ってあげるのだ。

義母の姪(夫の従妹)は、今までも行くときはいつも私の夫に頼ってくる。

お墓の場所を覚えていないと。

私は内心、もう何回か行っているんだから、いい加減に覚えてよと
思っているが、言わない。

なぜなら、彼女は、私の夫に同行してもらいたいからの口実だと知っているから。

彼女の息子さん夫婦がお墓参りに行きたがっているから
案内してと言ってくるときもある。

まあ、彼女も嫁いでいるから義母の実家のお墓に対して責任がないといえばそうだが、
しかし、わが家も義母の実家のお墓の責任まではもてない。

ほかにお墓参りする人がいないから、ずっとしてきたけれども・・・。

義母存命中は強制的にさせられてきた。

義母は女学校のクラス会などに帰省することはあっても、自分はお墓参りをしなかった。

それでいて私達には、お墓の掃除をしてくれている人にお礼をもって挨拶をしてきなさい
と命令をされるのが堪えがたいときもあった。

若かった私は、それをわれわれに要求するのなら、まず義母が行くべきだし、
お墓の掃除をしてくれている人へのお礼は義母がするべきだと思ったのだ。

義父のお姉さんは、いつも私に、「あなたは行く必要ない」と言っていた。

が、夫は、義母のお父さん(夫の祖父)に可愛がられた記憶があるから、
私のような違和感はなかったようだった。

私も、義母がお墓参りするのなら従ったと思うが、自分は全く行かないのに、
私達に強制するのが嫌だったのだ。

今また、夫の従妹が夫に、「お墓参りに連れて行って」というのに違和感を覚える
私は心が狭いのだろうか?

私は悩む。

*

・姑の実家の墓に墓参りせよとぞ言はれ続けてきしよ

・姑(はは)がせぬその墓参り嫁にきしわれに押し付けをりしを怒る

・嫁ぎこし家の墓参はしてゐしが義母の実家の墓参までなぜ?

・強かりし姑(はは)に反抗できざれば憤りつつせし墓参り

・いま姑(はは)の姪はわが夫たよりにし案内してと甘えくるなり

・神様であらぬ私は忘れざりわれに墓守り押し付けし姑(はは)

・誰も来ぬ墓は藪蚊のたまり場で行けばたちまち蚊に血を吸はる

・みたりゐし息子ふたりは戦死して残る一人は雲隠れす

・雲隠れしし長男が姑の長兄なればお家断絶

・帝大を出でしインテリなりしかど女に狂ひ屋敷無くせり

・くそ真面目こそ恐ろしきことを知る殊に女に狂ひしときに

・離婚せし夫婦二人の二人子のその後は哀れ哀れすぎるよ

日本の皇室には未婚の皇女をささげる斎王制度があったらしい

2018年02月23日 03時13分52秒 | 私の意見
斎王というのは、ウィキペディアによると

斎王(さいおう)または斎皇女(いつきのみこ)は、伊勢神宮または賀茂神社に巫女として奉仕した未婚の内親王(親王宣下を受けた天皇の皇女)または女王(親王宣下を受けていない天皇の皇女、あるいは親王の王女)[1][2]。厳密には内親王の場合は「斎内親王」[3]、女王の場合は「斎女王」といったが、両者を総称して「斎王」と呼んでいる。

というものであったらしい。

現代人もよく知っている歴史的斎王に、式子内親王がいる。

なぜ彼女が有名かというと、その歌が百人一首に収められているからである。

有名な

玉の緒よ 絶えなば絶えぬ ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
(私の命よ、絶えるならば絶えてしまえ。
生きながらえていると、この恋をこらえて胸に秘めておく力が弱まり、
人目に現れてしまうかもしれないから)

という歌である。

この歌は、当時の斎王は結婚できなかったにも関わらず、恋をしてしまった式子内親王の苦悩を詠った歌と言われている。

なぜ結婚できなかったかというと、斎王というのは、穢れのない身体で時の天皇を祈りでお守りする役目を担わされていたからである。

だいたい天皇という存在そのものが国の安寧を祈るお立場なので、その天皇の御代を祈る斎王の役目も大きかったと推察する。

現代は、天皇も、その娘である皇女も、一般人と変わらない生活をなさっておられるが、

もともとは特別な存在であられたのである。

だからこその特別待遇であるということは、現代の天皇陛下ならびに皇族の方々には心していただかなければならないと思う。

国民の皇室に対する尊崇には、こうした厳しい生活を送られる皇族の方々への尊敬の気持ちがあったからである。

*

時代は移ったとはいっても、現代でも、皇族の方々には、基本的な皇室の伝統は守っていただく必要はあると思う。

特に最高位におかれる天皇、皇后、両陛下には厳しく臨んでいただきたい。

私は自分がまがりなりにも歌を作る人間なので、毎年の歌会始を楽しみにしている。

が、この歌会にご出席されない、できない?皇族の方を残念に思っている。

まして、これが次期皇后となられる方であった場合は、国民の立場から皇后と仰ぎたくない。

皇后になられるご意向をお持ちなら、無理をしてでもこうした行事には出ていただきたいし、

もしできない場合は、皇后になることをご辞退していただきたいとまで思う。

皇室が、現代でも皇室として存在するのは、
こうした伝統行事を守っているということが挙げられる。

だから、
こういう行事に参加されない皇族というのは、もう皇族と呼べないのではないかとさえ思う。

国民の税金で存在する皇室であるからには、こういう国民の気持ちには応える義務がある。

でなければ、ただの税金泥棒である。

祭祀もしない、こうした伝統行事にも出ないという皇室になれば、
早晩解体の憂き目にあうかもしれない。

*

・巫女は皇女(みこ)なりし時代の式子内親王賀茂の斎王なりき

・祈ることのみが存在理由にて祈らぬ今の皇室要らぬ


(註)
厳密にいえば、上の歌は斎王を引いてからの歌であるらしいが、
斎王をひかれた皇女は一生結婚なさらないことが多かったから、
上記のように説明しても全くの間違いではないと思う。

だけでなく、昔の皇女様方はあまり結婚なさらなかったのでは
ないか。

尼さんになられた皇女が多かったと思うが、ここら辺のことは
どなたかに教えてほしい。


皇族の方々のご自覚も必要ですが、お護りもさせていただかないといけないと思います

2018年02月22日 10時56分47秒 | 私の意見
いささか旧聞に属する話題ですが、

眞子さまのご婚約延期のニュースについて、
さまざまなことが言われているようです。

が、

私は、

皇族の方々は、その方々のご自覚も大事ですが、
しかし、国民がお守りする必要も思います。


今回の眞子さまの件に関しましても、
深窓にお育ちになられた宮様のご婚約は、
もっと宮内庁が気をつけて差し上げなければならなかったと思います。

もちろん、ご両親の秋篠宮ご夫妻もですが、
しかし、ご夫妻も、
われわれ庶民のように自由に詮議したりできるお立場ではありませんから、
そのために宮内庁があると、私は思っています。

宮内庁の方々は何をなさっておられたのですか?

われわれ庶民でも、大事な娘を嫁がせるときは、さまざまな観点から調べます。

まして眞子様は日本の宝です。

眞子様だけじゃなく、佳子様も、

悠仁様は言うに及ばず。

宮内庁は、日本の宝である、お姫様のご婚約にあたって、
何の調べもされなかったのでしょうか?

お付き合いを始めた段階で調べるのが普通ではありませんか?

ご本人の意思にお任せすると言いましても、

国の象徴としてご存在するご一家の姫君を怪しいお家に嫁がせることになりかけたことは
宮内庁の怠慢だと思います。

なんのために宮内庁は存在しているのですか?

日本の皇室は、言い方は悪いかもしれませんが、日本のメンツです。

日本の国が、諸外国から尊敬されるかどうかというメンツにかかわってくるのです。

その皇室を貶めてしまう縁組には心していただきたいと

一国民として、強く申し上げたく存じます。

人生終わってみないとわからない

2017年12月31日 10時30分48秒 | 私の意見
さきほど同じ団塊の世代村に属している”団塊の世代のひとりごと”ブログの記事
老後の生き方に正解はない」を読ませていただいた。

それに触発されて書いているのだが、私は「人生は終わってみないとわからない」ということも思う。

それは、死期の近づいている自分の母の最近を見ていて思うことがあるからだ。

母は、子供の頃から器量よしで、才色兼備で甲斐性もあった。

その娘の私は、何をしても母にはかなわなかった。

母の妹であった叔母もそうだった。

母は自分でも言っていた。

私ほどすべてのそろった人は珍しいと。

が、いま死を目前にして、必ずしも理想的な状態ではない。

歳をとるにつれて明晰だった判断力も衰えてきて、それより何より、自慢だった美貌が失せた。

まあ年取れば誰でも容色は衰えてくるが、母の場合は、最近の心がけの悪さ?で醜い。

それに対して母の妹の叔母は信仰をしていたせいもあったと思うが、死に際は見事であった。

以前も書いたが、死の前日に、叔父さんが親族、友人に知らせたため、叔母の病室にはあふれんばかりの見舞客が集まった。

そのとき、叔母の発した言葉、

「皆さん、今日はわざわざありがとうございます。が、うるさくてたまらないので、部屋を出ていただけますか?」と堂々と挨拶したのだ。

その後意識不明となって、翌日亡くなったのだが、私には、叔母は従容と死を受け入れて死んでいったようにみえた。

それに対して母は、いまだにその天職だった生け花にしがみついている。

だから死ねないのだ。

28日の強制外出も、正月花のお稽古が気になってのことだった。

師匠としての責任感といえば聞こえがいいが、要するに生け花の師匠職を失いたくないのだ。

文字通り死守したいのだ。

もうここまでくれば見苦しい。

その一生を家族に捧げて死んでいった叔母のほうがよほど綺麗な晩年だったと思う。

叔母は、いまだに叔父さんにはもちろん、そのお嫁さん以外の家族に惜しまれている。

あの信仰心の篤かった叔母でも、嫁姑の仲だけは例外で、従弟の奥さんはけっこう意地悪されたらしいけれども・・・。

ま、そういう例外はあったけれども、総じて叔母は惜しまれて亡くなった。

が、母は、どうなるだろう。

あれだけ権力を奮っていたから恩恵を受けた人たちには感謝されているかもしれないが、身近な家族は、現在のところは早く死んでほしいというのが本心のようだ。

母も14年前、脳梗塞で倒れたときに即死していたら、たぶん大勢の人に惜しまれただろう。

母自身も幸せなまま死ねたと思う。

が、神様は、そうはなさらなかった。

それには、やはり神様の思惑があるのだろう。

*

・死ぬときを選べぬわれら死も生も神にゆだねて今生きるのみ

・天職のありし幸せありしかど死ぬまで幸せとは限らざり

・天職のあらざるままに死にし叔母されど今でも家族は感謝す

ところで、私は早朝、15年間在籍させてもらったインターネットに退会の挨拶をしてきた。

その母体の「塔」短歌会には18年間在籍させていただいた。

残念無念は書きつくせぬが、しかし、これも神様の采配であろう。

自分で自分をあきらめなければ、また道は開けると思いたい。

よしんば、道が開かれなかったとしても、それはそれで、叔母のように従容と受け入れて死んでいけたらと思う。

・歌うたふことは止めしにあらざれど辞めたり短歌会「塔」を今日

・十五年参加しつづけゐしインターネット歌会も同時に辞める

・縁あらばまた御目文字もあるならむ同じ短歌をたしなむ同士

・老年になりたるわれに正解はなくてただ前を向いていくのみ

・人生は終わつてみないとわからないわれにも未だある可能性


眞子さまにも申し上げます

2017年12月23日 21時14分13秒 | 私の意見
明仁天皇の生前譲位は、国民の心配した通りの様相を呈してきていますが、もう後戻りできない段階に入っています。

そこで、まだ後戻りする余地のありそうな、眞子さまのご縁談について、一国民から今一度申し上げます。

国から生活の面倒をみてもらっているわけではない、われわれ庶民の結婚は自由でございますが、皇族のご結婚は必ずしも自由ではないと存じます。

なぜなら、国民に崇められる特別なご存在であられるからです。

皇族の方々は国民の誇りであり、範でなければなりません。

そのため、国民は自分たちの働いた貴重なお金を皇室の方々の生活に差し出しているのです。

ですから、ご結婚にあたって、たとえ嫁がれる場合でも、それ相応の方とご結婚する義務があると存じます。

なにしろ未来の天皇陛下のご親戚になられるわけでございますから。

で、すでにご婚約はなされましたが、われわれ国民は、今一度、ご自分のお立場の重さを認識されて、慎重の上にも慎重になっていただきたいと切望しております。

私どもが何を言いたいかは、賢明な眞子さまなら、ご説明の要はございませんね。

散る前にもっとも鮮やかになる

2017年11月16日 18時10分36秒 | 私の意見
紅葉のシーズンである。

遠出しなくても、落葉樹のあるところには紅葉、黄葉が見られる。

紅葉した街路樹のあるところを通ると、その美しさにしばらく言葉を失う。

が、この鮮やかな葉は、やがて落ちる。

落ちて枯れ葉になる。

枯れ葉は枯れ葉で味わいのあるものであるが、しかし、その前に見せる紅葉、黄葉の鮮やかさは人生の終わりに差し掛かった私達への応援歌のようにも思える。

早春の芽吹きもよい。

初夏の若葉もよい。

真夏の͡濃い緑もよい。

が、晩秋から初冬の紅葉に勝るものではない。

私達は、ひょっとすると、いま人生で一番うつくしいのかもしれない。

私は8月の白髪染めを最後に、髪の毛染めをやめた。

現在、頭頂に雪をかぶっている。

この頭頂の雪がだんだん麓まで降りてきたら、私の頭は総白髪になる。

そうなれば、今まで着られなかった派手な色の服も着られるようになるだろう。

それは、たぶん来年の春ごろ。

来年の春頃は、岡本かの子さんの歌のように、

  年々に我が悲しみは深くして いよよ華やぐ命なりけり

とならむ。

華やぐためには悲しみも必要なのだ。さて!




  悲しみは華やぐための触媒であるらしいよよ華やぐための悲しみ

  モノクロで一生終える黄色の人種であれば一気に白く

  最初から毛の色うすき白人(しらひと)の白髪と違ふわれらの白髪

  黒色を被る頭頂とし取りて白色となり華やぎてくる

  白色の頭とならば紅葉の、黄葉の色の服をこそ着む

雑談の効用

2017年10月31日 01時35分43秒 | 私の意見
昨日、今月のインターネット歌会は終わったのであるが、歌会は、だいたい3セクションに分けてディスカッションがなされる。

30首から40首くらいの歌を1セクション10首ほどずつ分けて、1セクション4日間くらいずつかけて進行していくのだが、ときに発言が途絶えてシーンとしてしまうときもある。

現在、歌会では雑談禁止ということになっているのだが、私は、こういうときは少し雑談を入れたほうが活性化すると思うので、今月の歌会で、各セクションごとのディスカッションを終えたあと、そのことを書いてみたが、誰も反応しなかった。

歌会は歌の批評だけしていればいいという大半の人たちの考えによるものだろうが、

また過去、雑談で歌会が乱れたということはあったが、しかし、ただ出された歌の批評だけで進行するというのは、正直おもしろくない。

歌の内容から発展した雑談とか、最近の文学的な話題の雑談が入ることは、歌会の邪魔になる弊害は少なく、むしろ歌会を活性化すると私は思うのだが、短歌をやっている人たちは真面目な人が多いから、そういう柔軟性は乏しいようだ。

今回は、おおまかなディスカッションが終わったころに、ある人が今年ノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の映画がWOWOWであることを教えてくれたのだったが、それに便乗して私が雑談したことがまずかったようで、その発言をした人は、歌会の後で雑談のお詫びを言った。

ということは、その雑談に便乗した私の発言を咎めたことにもなる。

私は、なぜこんなことをいちいち謝ったりしないといけないかと思う。

短歌が文芸というのなら、文学の雑談をして悪かろうはずがない。

しかも歌会はもう終わったような段階であったのだから。

それをいちいち咎めだてする人が存在するから、その人も謝ったのだろうが、私は雑談は必要悪という考えを持っているから、その人のお詫びに釈然としなかった。

そのことをまた歌会で発言をしようと思ったが、しかしこんなことで揉めるのは私の本意とするところでないので、しなかった。

真面目なのは悪いことではないが、杓子定規というのは、いいことではない、と私は思う。

以前は、歌会を運営している人たちも、積極的に雑談をしていた。

歌の内容から発展した雑談である。

たとえば一人の選者先生は、地学が得意なので、歌に地学的なことが出てきたら、歌の内容から地学に関係した蘊蓄を傾けてくれたりした。

そういう無駄があったから、歌会には活気があった。

雑談のいっさい入らない最近の歌会は、お行儀はよいかもしれないが、以前の活気が消えたことは確かだ。

私は、広義には、歌そのものが人生の余禄のようなものと考えているから、その余禄の中で何をそれほどしゃちこばらなければならないのかと思うのだが、私の考えは間違っているのだろうか?

 *


  短歌とはもともと人の生業の余禄であれば余談するべし

  生真面目な人ばかりでもあらざるに生真面目さうにせねばならぬも

  余談する喜びのなき歌会に喜びあらず発言も消ゆ

  雑談をただ悪として批判する人の批評はおもしろくなし

  雑談を交えて批評する人の批評は楽し人よろこばせ

  雑談が固き批評を和らげる緩衝剤と知らぬ人馬鹿

  うましかの詠へる歌のつまらなさ雑談いとふ人と重なる

  醸成のあらぬ酒など飲みたくはなし雑談は酒の醸成

  醗酵を助ける麹はいらざる歌会である雑談なきは


*

思い出せば、今年亡くなった大学名誉教授の友人も雑談が大好きで、彼女がこのインターネット歌会に参加していたころは、彼女と私の雑談に怒っている人がたくさんいた。

迷惑にもなったかもしれないが、しかし、陰では喜んでいる人がいたことも事実だった。

歯に衣着せぬ彼女の雑談はシビアで面白かった。

彼女と私が親友になれたのは、このインターネット歌会であったし、その雑談が二人を強く結びつけた。

だから、彼女がこのインターネット歌会を去ってからも、私達は親友であり続けたのだった。

亡くなった彼女のことを

「あの媚びへつらいのない人が京都大学文学部の教授になれたということは、彼女にいかに力があったかということを証明している」

と言った人がいた。

私も、そう思う。


定年退職後のシニアこそゲストハウス利用を&京都と東京

2017年10月26日 14時25分34秒 | 私の意見
24日の記事に、23日に初めて泊まったゲストハウスのことを書いた。

このゲストハウスに泊まることを教えてくれたのは、23日にその四十九日を迎えた友だった。

彼女は、京都大学の名誉教授という栄えある肩書をもっていたが、しかし、国立大学の教授は、国家公務員なので、それほど潤沢に収入があるわけでもなかったようだ。

ことに彼女は、アメリカの大学院を卒業していて、アメリカに友人がいっぱいいたから、渡米も多かった。

勢い、日常は、締めるところは締めないといけなかったのだろう。

今年5月に、私の実家の母に会いに、高知まで来てくれたときも、愛媛県の松山での連歌の会の帰りだったが、松山では、松山にあるゲストハウスに泊まったと言っていた。

彼女は、卒業大学が東京だったから、しばしば上京もしていた。

講演などで上京するときは、主催者側が宿の提供もしてくれていたのだろうが、個人的な用事で上京するときは、やはり、こういうゲストハウスを利用していたのかもしれない。

何しろ、しょっちゅう上京していたから。

私が、「そんなにしょっちゅう上京するのなら、東京で暮らせばいいのに」と言うと、「いや、東京はうるさすぎる」と。

彼女は、京都の静けさを愛していたのだろう。

明治時代に首都が東京に移ってから京都はさびれる一方だが、しかし静けさを手に入れることができた。

物事は、どんなことにも表裏があって、

にぎやかになることはよいことだが、喧噪は避けたい。

現代の日本は東京一極集中で、東京圏は栄えに栄えているが、大切な静けさは失ってしまった。

今回、彼女の四十九日に京都に行って、ゲストハウスの初体験をするとともに、京都と東京の違いに思いを致したことだった。

              *

  東京の大学出でしわが友は遠き京都で命を終えき

  わが友の友は東京在住が多かりしかど京都好みて

  アメリカの大学院を出でしかば同窓会もアメリカに行く

  沖縄に行く日伊丹に向かはずに関空に行きそこで泣きしと

  アメリカに行くこと多くありければ間違へ関空行きのバスに

  関空で涙ながして泣きしとふ人は老いてもお嬢さんなりき

  お嬢さんそのままお婆さんになりあつといふまにあの世に逝きし

  アメリカンフィールドサービス交換の留学生でありし日ありしと

  アメリカのハイスクールに留学をしてゐしころはハイソプラノで

  アメリカのワシントン市の教会でハイソプラノで歌ひゐしとふ

  もう二度と会へぬあなたに会ひたしと二十三日京都に行きき

  思ほへずあなたの部屋に入られて初めてあなたの汚部屋拝見

  汚部屋なのいつも言ひゐし君が部屋生きゐるときは見せてもらへず

  恋人ができても招じ入れること叶わぬ部屋と言ひゐしあなた

  でも今は君の教え子はいり込み君が汚部屋と言ひゐし部屋を

  男なら奥さんもらひ掃除などしてもらへしに君は女で

  仕事もつ女は男より多く仕事してのち認められると

  わたくしの母も仕事をする人であればあなたと同じ汚部屋に

  だうしてか私の母とあなたとは気が合ひ最期まで文通を

  あつけなく逝きしあなたを惜しみつつ生きねばならぬ老い母とわれ

個人的なことばかり書くのもなんですから、選挙!(笑)

2017年10月19日 14時51分52秒 | 私の意見
いよいよ選挙も近づいてきました。

私は、今度の選挙の重要なポイントは、これ以上、反日の国々に毒されないことだと思っています。

日本が今どれだけ反日の国々に毒されているかは、テレビのニュースを見ているだけではつかめません。

ネットにアンテナを広げて自らつかむしかないのです。

今のまま反日の国々に毒されていくと、今に大変なことになります。

日本人の心のよりどころである皇室ですら、反日の国々に毒されている状態らしいですから。

反日の国々を問題にすることと平行して、昭和20年の敗戦後から今に続いているアメリカはじめ戦勝した国々の日本骨抜き作戦も、この選挙でなくす方向にもっていかなければなりません。

私たちは、アメリカは同盟国と好意を抱いていますし、それも一面の真理ではありますが、しかし、敗戦後の日本弱体化の主犯もアメリカであることは忘れてはなりません。

私は、すでに投票する人も政党も決めていますので、迷いはありません。

その上で、少し。

小池百合子さん、および小池さんの率いる「希望の党」。

この方は最初、「この厚塗りの女性」という印象でした。

が、「意外とやってくれるかな」と期待した時期もありました。

そして今、「やっぱり最初のイメージ通りだった」です。

「希望の党」のうさん臭さは、もう隠しようもなくなっていますね。

それはやはり、厚塗りの女性のうさん臭さに通じると思うのです。

「希望の党」にすり寄った前原「民進党」ですが、

私は、前原さんも枝野さんも野田さんも嫌いじゃありません。

むしろ好きかも。

が、政党としては賛同できません。

東北大震災のときの対応はあまりにもひどすぎましたから。

残るは共産党と自民党。

共産党は極端なので困ります。

インテリの証として、赤くなることが格好いいように思われていた時代もありましたが、現在は、あまりにも現実離れしすぎた党という印象が否めません。

あと残るは自民党ですが、この党も細かいところではいろいろ問題はあるようですが、しかし、これまでの実績からして、一番お任せできると思うのです。

ので、自民党に入れようと思っていますが、しかし公明党のくっついている自民党は正直いやですね。

宗教団体の主宰する政党というのは、公明党に限らず問題があると思っています。

                *

  インテリの証しとしての赤旗も過去にはありき今も一部に

  連立はしないでほしい自民党創価学会母体の党と

  前原氏枝野氏野田氏も嫌いではないが民進党は嫌いだ

泥棒猫・・・人間の品性って?

2017年10月18日 05時09分51秒 | 私の意見
朝起きて、昨日の記事「七十歳近くなれば未亡人も多くなる」を読み返しました。

それで、こういう人達のことを確か「泥棒猫」と言うんだったと気づきました。

いくらいいところの奥様だった人でも、こういうことをなさるのは泥棒猫ですね。

ご本人が意識しているかしていないかは別として。

一方、苦労して生きておられていても、こういうことは絶対なさらない方はたくさんいらっしゃいます。

人間としての品性はどうだろうと考えてみますと、こういう泥棒猫は、見た目上品そうでも、品性は劣りますね。

一方、見た目は、言葉遣い、その他が上品でなくても、こういうことを絶対なさらない方は、品性が優れていると言えるでしょう。

人の品性って何だろうって考えさせられますね。

私もいっとき一流会社に勤めたことがありまして、そのとき、高級バーに連れて行ってもらったことがありました。

そういう高級バーのママさん達は、美人であるだけでなく、知性もあり、いわゆる一級の女性です。

が、本当の一級女性かと聞かれたら、イエスとは言い難いですね。

なぜなら、しょせんは、男をたぶらかして、甘い汁を吸っている人たちであるわけですから。

こういう人たちの品性は、どうなんだろうなと思いますね。

極端な例を挙げますと、やくざさんの奥さんでも、高級幹部の奥様になると、才色兼備で、とてもやくざさんの奥さんには見えないそうです。

が、なにかことが起こったときに、その本領は発揮されるのだそうです。

それはどういうことかと言いますと、啖呵がすごいそうなのです。

高級やくざさんの奥様方の啖呵は、素人の奥さん方には、とても真似のできない迫力があるのだそうです。

これは、上品とか下品とかの尺度で測る問題ではないかもしれませんが、しかし、くだんの女性のことを考えていて、そんなことにまで思いをいたしてしまいました。

                 *

  妻のゐる人を誘ひて連れ出せる人は泥棒おつと泥棒

  ぴつたりの日本語ありて昔より泥棒猫と呼ばるる人ら

  借りるなら貸していただきますといふ挨拶が要る無くば泥棒

  上品な言葉遣ひをしてゐても泥棒猫である下品さよ

日本が中国の属国になっていいと思っている国民はいないと思うけれども

2017年10月12日 11時38分18秒 | 私の意見
今の憲法を改正しなければ、そういうことも起こりえる可能性がありますね。

現在、日本は、手足をもぎ取られたまま、反日の国に取り囲まれています。

韓国、北朝鮮は、反日激しくても、日本を属国にするほどの力はないでしょう。

しかし、中国は?

ですね。

ロシアも、ひょっとすると?

ですね。

北朝鮮が核を持つことを、中国、ロシアは、それほど問題にしていません。

というより、裏から糸を引いているかもしれません。

そんな国々に囲まれて、こちらからは攻撃することができない自衛隊しか持てない国って?

アメリカが守ってくれるから大丈夫って?

トランプ大統領になって、自国ファーストになっているアメリカが?

私達国民は、もっと危機意識を持つ必要がありませんか?

日本は、先の大戦で、手足をもぎ取られたままの状態でいるのです。

憲法を改正しないと、周辺の国が攻めてきても、されるがままになるしかないのです。

中国の属国になってしまう恐れも杞憂ではないということを、どれだけの国民が認識しているでしょうか?

私は絶対中国の属国民にはなりたくありません。

そのためには、国民一人一人がもっと自覚する必要があると思うのです。

今度の選挙は、その分かれ道になるかもしれないと思います。

                    *

  中国の属国民になりたくはなけれどなるかもしれぬ知らぬ間に

  能天気いよよ極まるこの国の憲法改正反対論者

  気が付けば奴隷になりてゐるわれら後悔先には立たぬ理(ことはり)

増税はしてほしくないけれども

2017年10月10日 12時52分04秒 | 私の意見
我が国にとって、必要とあらば、せざるを得ないでしょう。

増税しないことをスローガンにして票集めを目論んでいる「希望の党」のいかがわしさは、

「希望の党」って口当たりのよい党名ですが

に書きました。

増税しないで、どうして国民一人当たり5万から10万のベーシックインカムが実現できるか、

これは誰が考えてもおかしいです。

よって、その公約は、選挙目当ての実現不可能な公約ということになりますが、

しかし、それなら増税を認めるかと、それは、また別問題です。

今でさえ節約を重ねている庶民の暮らしに、これ以上の増税の負担を強いてほしくありません。

庶民に増税するのなら、まず、昨年問題になった、大企業、大金持ちの脱税の抜け道になっている、パナマ文書の問題を詰めてほしいし、

在日の人たちへの無駄な国税投資の現実にも目を向けてほしいと思います。

さらに、言いにくいことですが、皇族らしいお仕事をなさらない皇族方への過剰な皇族費、こちらも何とかしてほしいと思います。

私は、皇室は日本の国に必要という考えをもっておりますが、しかし、それは、皇族の方々が、それ相応のお仕事をしてくださることを前提にしています。

すなわち、しっかり祭祀をしてくださり、国の安寧を祈ってくださること。

皇室外交をしっかり勤めてくださること。

などがあります。

被災地などへのお出ましは、聞くところによりますと、被災地に有難迷惑になっているケースも多いらしいですので、この際、おやめになられたらと思います。

警護その他の経費もばかにならないと聞き及びますにつけても。

まして、外国に慰霊の旅など、これは日本の国にとって、害があって益なしではないかと。

なぜなら、慰霊の旅とは、先の大戦の謝罪に赴かれる旅であるようですから。

先の大戦は、日本だけが悪かったわけではありません。

戦争に至る理由もあったのです。

それなのに、日本の天皇、皇后両陛下が謝罪に行くと、ただでさえ反日に毒されている国々が

「それみたことか」とほくそ笑むことは火を見るより明らかなことです。

そんなことをするお元気と時間がおありなら、まず自国のために戦ってくれた日本の英霊にこそ

花の一つでも手向けてほしく存じます。

夫の母は、4人兄弟のうち、2人も先の大戦でなくしていました。

このような英霊にこそ、手を合わせていただきたいと私どもは思います。

なんだか、話が、税金から、皇室の話になってしまいましたが、一国民の日頃の思いを書かせていただきました。

                 *

  必要といふなら払ふ国税の使ひ道これ詳らかにせよ

  国のため働きくるる皇族は必要なれど働かざるは

  日本を悪しざまにいふ国々の人らに使ふ国税はなし

  国外に財産うつし納税を逃れむとせる人にこそ税を

「希望の党」って口当たりのよい党名ですが

2017年10月09日 08時07分03秒 | 私の意見
最初は小池さんに期待していましたが、

ここに及んで、

「希望の党」がいったい何を目論んでいるのか、政治音痴のおばさんにはさっぱりわかりません。

ただ単に政権をとらんとすることだけが目的のようにも見えます。

が、政権をとったからと言って、何ができるのでしょうか?

現に、都知事としての仕事はまだ何もできていません。

豊洲市場移転を阻止しただけです。

反対するだけなら誰にでもできます。

今度の総選挙にむけた公約で、

国民すべてに毎月5万から10万支給するベーシックインカムを掲げているらしいですが、その財源は?

消費税反対なら、どこからお金が入ってきますか?

選挙目当ての口当たりのいいことばかり並べても、実際政権をとって実行できないなら、それは「絵に描いた餅」でしかありません。

私達国民は、こうした、ただ口当たりのいいだけの公約に騙されてはいけません。

ムードに流されてはいけません。

小池さんも小池さんですが、その人気に便乗しようとする輩は、もっと許せません。

考えてみれば、「希望の党」なんて格好いい名前そのものがまやかしですね。

なんでもありの、なんにもなしの名前です。

             *

  絵に描いた餅そのままにベーシックインカムかかぐ小池公約

  騙す者だまされる者これの世にをりて騙すは政治家ゆりこ