むやみに切なく DVD-SET1 | |
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「ただの一度もお前を利用した事はない。」
ジュニョンは言いました。俺だけを信じろ・・・と。
ノ・ウルは背を向けて行こうとしました。
「行くな、ウル。」
涙をためてジュニョンは言いました。
でも、ノ・ウルは家を出て行ったのです。
ノ・ウルはぼんやりと歩いていました。何を信じれば良いのか、自分の心はどこにあるのか・・・。
その後を、ジテが見守るようについて行っていました。
世間はジュニョンとキム・ユナの交際宣言の話で持ち切りでした。
TVのインタビュー番組に出たキム・ユナは、その噂を肯定しました。
ノ・ウルも全て承知していたと言うしかありませんでした。
これでノ・ウルがファンから攻撃されることはなくなりました。
事務所の代表は、ジュニョンが全く抗議してこない事が却って不安でした。
不安は的中しました。
ジュニョンはノ・ウルとの仲を身近なところから周知させようとしていたのです。
まずはジクから。
ジクの学校の教職員と全校生徒に昼ごはんを準備したのです。
スターのジュニョンが直接学校に来て、ジクをよろしく・・・ってやったもんだから、先生たちも大興奮ですわ。
でもね、こんな事で認めるジクではありません。
いくらジュニョンがノ・ウルを本当に好きだと言っても、認める事は出来ませんでした。その気持ちを疑っているわけじゃないのですが・・・。
姉が心配ですからね。
ノ・ウルの家でジュニョンとジテが鉢合わせしました。
2人が張り合うので、ノ・ウルはそれでなくても参っているのに顔を突き合わせているのが嫌で、家を出て行ってしまいました。
ジュニョンはジテに言いました。
「この間の資格云々だが・・・。好きなら好き、ただそれだけだ。」
それを聞いて、ジテもふっきれたようです。
「男が女を愛するのに資格は必要ない。好きなら好き。迷っていたけど、お陰で気持ちの整理がついた。ありがとう。」
あんた、何者だ・・・とジュニョンが聞きました。
安物の服を着てるけど、時計はかなり高価なモノだと気付いたのです。
その時、ジテにハルから連絡が入りました。
母が倒れたと言うのです。
元々、腎臓が悪く、夫のヒョンジュンから移殖を受けていました。その状態があまり良く無いと医者は言いました。
が、実はそれは嘘。
ジテ母は、医師に容体があまり良くないと嘘をつかせているのです。特に夫のヒョンジュンに・・・。
つなぎ止めておきたいんでしょうね。
ヨンオクだけじゃなく、ジュニョンまで近づいて来ているのが不安なんでしょう。意図しているわけではないけど、切っても切れない絆で結ばれているような気がするんでしょうね。
ここで一つ明らかになった事実があります。
ジテはヒョンジュンの実子じゃないのです。
ジテ母は、別の人と別れた後、ヒョンジュンと再婚したので、ジテは前夫の子なんです。
前夫には捨てられたと言っています。
ジテ母の傍についていたのジョンウン。
ジテは縁談を白紙に戻すつもりだったのかもしれませんが、体調を崩した母を見ると、切りだす事は出来ませんでした。
ジョンウンは母に気に入られていて、既に結婚式の日取りも決めようとしていました。
ヒョンジュン夫婦の結婚記念日が1カ月後にありました。その同じ日に・・・とジョンウンは言いました。
ウルへの想いを諦めないと決心したばかりなのに・・・。無理みたいです。
ノ・ウルは食堂にいました。
ジュニョンは、外で待ちました。
ウルは時間を稼ごうと、何杯もご飯を食べちゃって・・・。食べ過ぎで胸やけする始末。
消化不良を治す名医を知ってる・・・とジュニョンがノ・ウルを連れて行ったのは、母ヨンオクのところでした。
ウルは、突然の事に驚き怒りましたが、一応、自己紹介をし、世間で言われているように、自分は利用されただけで悪人ではないと言いました。
ジュニョンとは何の関係も無いので、心配しなくても良いです・・・と。
でも、ジュニョンははっきりと言いました。
俺の好きな人だ・・・と。
「なんだか気になる・・・と思い始めて9年。彼女を愛しているんだなと確信して半月。」
と、ジュニョン。嬉しそうです。無邪気な笑顔を見せていました。
ヨンオクはいつものように冷たく無視しようとしました。
ノ・ウルは誤解されていると思いました。
「私は身の程をわきまえています。息子さんに言い寄られても逃げます。お母様のご心配には及びません。大丈夫です。」
ヨンオクはウルに好感を持ったようです。
受け入れるつもりは無いけど、憎いとは思っていません。身の程をわきまえているから・・・。
ジュニョンはヨンオクに言いました。
「ウルは俺が守る。母さんのように身を引かせたりしない。ウルは離さない。絶対に諦めない。死んでもウルを離さないよ。これから好きなように生きる。」
ジュニョンは初めてウルに母親のこと、自分の事を話しました。
未婚の母で22歳で俺を産んだ。最初から父親はいない。高校生の時、塾代を稼ごうと飲み屋で働いてた。貧乏だった・・・等々。
「これでも俺は別世界の人か?」
出張から帰って来たその足でヒョンジュンは妻の病室に来ました。
医師から病状を聞かされ(・・・嘘ですが)気落ちしました。
ジテが代わると言うのを押しとどめ、自分が病室に泊まりました。
これまで家族のことを考えて来なかったと反省しました。・・・そんな事無いと思うけどね。
「これからもっと頑張るよ。」
と、ジテに電話しました。そして、今回はジョンウンに世話になった、感謝してもしきれない・・・と。
ジテ母が望んだのは、これだったんでしょうね。
ジテは、父のそんな言葉を聞いたらノ・ウルのところには行けませんでした。
ウルから、ククスでもどうですか?・・・というメールが来て、出かけようとしていた時だったのです。
ノ・ウルはジテに自分の想いを止めてほしかったようです。
ジュニョンに向かう想いを・・・。
ジテに話せば、止めてくれると、良い解決法を考えてくれると思ったのでしょう。
なのに・・・。
ジテが来なかったことで、ノ・ウルは気持ちを解き放とうと決心しました。
ジュニョンに電話しました。
電話で話そうとしたようですが、ジュニョンは直接会って聞く・・・と家を飛び出しました。
漢江のほとりでウルは待っていました。
近づこうとした時、ジュニョンは目眩に襲われました。必死にノ・ウルの姿を目指してふらつきながらも近づいて行きました。
神様・・・、残念でしたね。この程度で俺が屈して諦めて引き下がるとでも?大間違いです。
ウルを抱きしめました。
どうぞお好きに。俺は決して絶望も失望も降参もしません・・・。
ジュニョンはそう思いました。
ジュニョンの子供の様な笑顔が多く見られるようになってきました。
それが余計に切ないです。
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