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『華政』53話まで

2017-04-25 09:39:19 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 第二章
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

レビュー一覧は、こちらから。

 

清に屈することをヨシとしない重臣も、流石にこの状態での決裂は驚きました。

世子も物凄く驚き、いったい何故心が変わったのか、理解できませんでした。

必死に仁祖に問いかけました。跪いて、自分に何か粗相があったのかと問いました。それならば、自分が改めるゆえ、言葉を撤回してほしい・・・と。

そしたら、仁祖は冷たく言ったのです。

「今後は私を“王様”と呼べ。そなたに父と呼ばれる理由が無い。」

仁祖を欺いて公主と通じてきたと、激怒しているのです。

まぁ・・・その言い方も、間違ってはないけど、仁祖にとっては自分ではなく公主の意見を聞いていると言う事だけでも怒りの原因となるのです。多分それは相変わらず劣等感に根ざしているんでしょうが、本人もそれには気付いていないようです。

ただただ自分にとって公主は敵だと思いこんでいるのです。だから避けているのだと・・・。 

今後は世子の意見を聞かず、自分の意思で政治を行って行くと仁祖は言いました。世子は、公主の元に行くがよい・・・と。

 

世子は嘆きました。

自分と仁祖の関係、そして国の行く末、民の生活がこの先、どうなって行くのかと不安でたまらないのです。

 

ヨジョンはこの隙に、また自分の勢力を盛り返そうと企んでいます。

親身になっているように見せかけて、仁祖に近づき、さりげなくジャジョムの復帰を進言しました。

この時、ジャジョムは、世子の意見によって左遷されていました。都元帥として国境の警備に当たっていたのです。

ま、地方でのんびりと政局を見据え、自分がどのタイミングで都に戻るかを考えているようです。

その姿勢は、兵たちには不評で、やる気が無いように見られていました。これまたジャジョムには好都合だったようです。動きを悟られる事がないですからね。

 

ポンリム大君が父と兄の不和を心配して世子を訪ねて来ました。

やはりポンリム大君にとっては、公主は一線を画すべき相手だと思えるようです。

世子とポンリム大君は、幼い時から公主に世の中のことを教わって来たようです。だから、ポンリム大君も世子と同様、公主の民を思う気持ち、民が世の主だという考えには共感しているようです。

ただ、その方法があまりにもよくないと思っているのです。

世子と仁祖とが不仲になるのは・・・世子がその座を危うくするような事は絶対に避けたいわけです。それでは元も子もありません。

公主の動きは民の生活を何一つ変えていないじゃないか・・・と。敗北ばかりを喫しているではないかと。 

 

清との盟約が決裂したからには、いつ清が攻めてくるが分かりません。

民は以前の戦いで散々な目に遭ったことを考えると、大混乱に陥りました。

仁祖の周辺では、前回同様、江華島への避難を考えていました。前回、清が攻めて来た時、王室をはじめとした政治の中枢を江華島に移転させて難を逃れた経緯がありました。

だから、今度も・・・と言ってるのですが、清も馬鹿じゃありません。

容易にその方法を察するでしょうし、対策を考えている筈です。なのに、お馬鹿な重臣たちはその策を取ろうとしていますし、仁祖もその案を取ろうとしているのです。

 

公主やジュウォン、ミョンギルたちは、それに不安を感じていました。

で、公主は提案したのです。北に行ってはどうか・・・と。

清は朝鮮軍が北に進行するとはおそらく予想していない筈。待ち伏せするには最適な山城も築ける・・・と。

逃げるのではなく、抗戦するという意志を示せば、軍の士気も上がります。

 

イヌが息せき切って公主の元にやって来ました。

ポンリム大君がジュソンに会いに来たと言うのです。ジュソンと会うと言う事は世子をけん制するためとしか思えません。

 

まさか・・・と驚いた公主は、すぐにポンリム大君を訪ねて行きました。

大君は、公主とは考えが違うと言いました。でも、それは世子や国を思っての事だと。

ジュソンが危険な人物だと言う事は、ポンリム大君の重々承知していました。それでも彼の力が欲しかったのです。

「世子様が無事即位できるよう、国が戦乱を逃れるよう、今は本物の力が必要なのでは?しかし、公主様にそれだけの力がありますか?」

公主はこの件に関して何も反論出来ませんでした。決して私欲に駆られてのことではないのですから。

 

ただ、一言言いました。

「ジュソンはその力を世子様や民のために使うでしょうか。そんな権力は間違っています。民を思う王を立て、そして王が民を正しい道へと導く、世子様と私の志が分からぬのですか?」

そんな事、分かっていますよ、大君も。

でも、このままでは世子を失う事になってしまうと言う危惧が現実の物になりそうで怖いのです。

戦いさえ防げないのに、いつか必ず・・・という言葉を繰り返すだけでは、何の意味も無いと言いました。大君は大君なりに、兄世子を守り、世子の望みを叶えてあげたいと心から思っているのです。

 

確かに見ていて歯がゆく思うのは、この所為ですわな。

公主たちはあれこれと活動しているけど、政局に及ぼす力はほんの少々に過ぎません。

それどころか、世子の立場が悪くなる一方です。兄を慕う大君とすると、我慢できなくなっても不思議はないです。

 

ジュソンは王室に自らの資産を提供しました。

そして、さりげなくポンリム大君の事を持ち出しました。国を思う気持ち、王さまを気持ちの強さを知り、こうする事を決意した・・・なんてね。

その上で、知り合いを通じて、清と交渉してみようかと・・・なんて事も。

戦いを避ける事が出来るなら・・・と。

仁祖にしてみれば、戦いを避ける事ができるなら、それに越したことはありません。

仁祖は清の皇室に密書を送る事を決意しました。

 

ジュウォンからこの話を聞いた世子は、喜びました。

世子嬪は、それがポンリム大君の計らいだと知ると、不安を口にしました。

世子はそれを止めました。彼にとっては、誰の提案でも良いのです。戦いを避ける事が出来るのならば。

こういうところが世子の純粋なとっころですよね。世子嬪とすると、純粋過ぎて不安になるところでしょう。

 

公主はジュソンには他に何か企んでいる事があるのではと不安に思っていました。

ポンリム大君に見せた顔以外にも、おそらく何か裏があるんだろうと。

そんな感じです。

イヌも、ジュソンが領議政と密かに会ったりしてるのを知り、計画の内容を知ろうとしているのですが、慎重な動きなので、まだつかめていません。

ジュソンは、密書を送っても無駄だと分かっているのです。

彼は清に朝鮮を攻めさせようと思ってるみたいです。

 

そんな時、ジャジョムからヨジョンに手紙が届きました。

『随時処変』とだけ書かれていました。時流を見て、ただ身を任せよという意味だそうで。

ヨジョンもまだ何を意味するのか、分かっていません。

 

ジャジョムがいるところで、敵兵が国境を越えたと言う合図の狼煙が上がるのが見えました。

兵たちは、急ぎ都に知らせなくてはと言うのですが、ジャジョムはそれを止めました。

彼も清の進行を見逃そうとしているようですが・・・。

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