もっと知りたい! 韓国TVドラマvol.82 | |
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「これで私がトッケビの花嫁だと証明できたよね?」
ウンタクは言いました。
うん・・・とシンは頷きました。
あまり嬉しそうな表情じゃないのが、ウンタクには気になりました。
聞くと、シンは、嬉しいと答えました。
ウンタクは、ほっとするのと同時に、喜びが込み上げて来ました。運命なんだと思った時、その“運命”という言葉に酔いました。
ところで、シンが起こした大事故は、ドクファに始末を任せました。任されたドクファは大変です。
資金力にモノを言わせ、秘書なんぞも総動員して片付けました。
車の持ち主への補償は、死神の力を借りました。彼の力で有無を言わさず示談で収め、おまけに様々な記憶を消してしまいました。なーんて都合のよい力なんでしょ。本来の業務以外に死神の力を使っちゃって良いのかねぇ。
シンはやはりウンタクが本モノの花嫁だと改めて分かった事に、少なからず動揺しました。
で、いつものように薬を飲んだら、突然床に倒れてそのまま眠ってしまったのです。
ウンタクは、ろうそくを灯し、毛布をかけてあげ、自分も傍に横になりました。
シンに突き飛ばされたウンタクは、身体のあちこちが痛みました。
で、湿布を貼っていたので、その臭いでシンが目覚めました。
「初恋とは痛いものだな。」
と、シンは言いました。
ウンタクは、シンの初恋が自分だとは思っていません。900年も生きて来たんだから、初恋は高麗時代とか朝鮮時代に済ませてるだろうと思いますわな。
だから、今そんな事を言うのは、まだ初恋の人が忘れられないんだ・・・と思ったわけです。
シンも、ウンタクの事だとは言いません。敢えて誤解させたままにしてるのです。楽しんでいるのかもしれません。
「いつも、とても、可愛い。」
ウンタクは、こうなったら、ドクファに聞くしかないと思いました。
で、シンが書いた詩のようなモノを見せて、解読してもらおうと思いました。
いい加減な御曹司に見えて、ドクファ、ちゃんと漢字を読みこなす事が出来ました。それが恋文だと分かったのです。
『そして100年後のある日、適度な天気のある日・・・初恋だったと君に告げたい』
ウンタクは、それ以上聞きたくありませんでした。シンの初恋の人への手紙なんぞ。
二人はシンについての情報交換をしました。
ドクファは、シンの胸の剣の事を知りませんでしたし、シンと言う名前も知りませんでした。現世ではユ・シンジェという名前なんだそうです。
ドクファから、死神が絵を見て泣いたと聞いたシン。
死神を問い詰めると、死神自身にも涙の理由はまだ分かっていませんでした。
ただ、見覚えがある・・・と言いました。
担当した死者だったかも・・・と死神。
そんな時、死神の後輩から、ある話を聞きました。ある死神が、担当した死者が妻の生まれ変わりだと気が付き、“処理漏れ”にして、二人で逃げたとか。
処理漏れとは、そのまま死なさず、生き返らせるってことです。ウンタクの母も、その時お腹にいたウンタク自身も、処理漏れとなっていました。
前世で大罪を犯すと、死神なると言われていました。
皆、前世の記憶が無いのは、神の配慮だと死神たちは考えていました。
ある日、ウンタクは、街で急ぎ足で歩くシンを見つけ、後を追いました。
シンは一軒の家に行き、男を呼び出し、ドアを開けさせました。そして部屋の奥にぶら下がってるロープの輪を燃やしました。
男は首をつろうとしていたのです。
あっけにとられる男にサンドイッチを渡しました。必要になるから・・・と。
直後に男の元に幼い娘がやって来ました。男は娘にサンドイッチを渡し、抱きしめました。救われた一瞬でした。奇跡だと思ったでしょう。
ウンタクは、シンをカッコ良いと思いました。
確かに、一仕事終えて歩きだしたシンは、とてもカッコ良かったです。
ウンタクと死神がサニーの店で顔を合わせました。
これで、死神とサニーのつながりが明らかになりました。
ウンタクは試験最後の面接の日になりました。
シンは、ウンタクが忘れていたマフラーを持って見送りに行きました。
そこでウンタクが乗ったバス。
それが直後に大事故に巻き込まれて、多数の死者が出る事がシンに見えました。
ただ、そのシーンにウンタクの姿はありません。なのに、ウンタクがそのバスに乗り込んだのです。
慌ててそれを防いだシン。
事故現場には、大勢の死神たちが待っていました。皆、自分があの世につれて行く者の名前を書いたカードを持っていました。
ところが、事故を起こす筈のバスが、何事も無く通過してしまったじゃありませんか
死神は、ウンタクが乗っているのを見ました。ウンタクも死神に手を振りました。
バスの死者の数が、名簿と合わない事を知った死神たち。
何故?・・・と死神たちは騒ぎました。
これが処理漏れなんだな・・・と口々に言い合いました。
シンの所為だと死神は察しました。通りの向こう側にシンが立っていたのです。
死神は、シンに抗議しました。
シンはただただウンタクを死なせたく無かったのです。
そして、前もってみた未来図に、ウンタクの姿は無かったのに、ウンタクがバスに乗り合わせたことが気になると言いました。
事故は彼女の運命ではないのだろう・・・と死神は言いました。
シンは、ウンタクが剣をつかめたことを死神に打ち明けました。
本当の意味を教えたらどうか・・・と死神は言いました。
でも、シンは出来るならば80年くらいは隠しておきたいと思っているのです。ウンタクに死期が迫った時、初めて教えたいと思うのでしょう。そしたら、一緒に死ぬ事が出来るかもしれませんからね。
ある時、シンはさら~っとウンタクに告白しました。
「本当に気に入らない。君に恋をして私は愚か者になった。」
あまりにもさりげない言い方だったので、ウンタクもすぐには意味が分かりませんでした。でも、じわじわと喜びが湧きあがって来ました。
シンは毎年この時期になると、風灯を飛ばしました。
“ワン・ヨ”と言う名前と“キム・ソン”という名前を書いて。王と王妃の名前ですね。
その昔、側近の讒言によってシンに疑いを抱いた王は、剣を与え、遠い戦場で勇ましく戦って死ねと告げました。ただただ王のに忠誠を誓い、その命令に従ってきたシンに・・・です。
そして、その王によって妹や家族を殺されたわけで・・・。
だけど、二人の名前を記すんですね。
シンの胸の剣についてドクファは祖父に意味を尋ねました。
「あの剣は、旦那さまへの褒美であり罰だ。旦那様の存在理由であり、滅びるための糸口なのだ。」
ドクファの祖父は、そう言いました。
王の名前を書いた時、死神の胸に激痛が走りました。
丁度、サニーとデート中だったのですが、サニーの記憶を消して、戻って来ました。
明らかに今までに無かった痛みでした。
きっかけは、あの絵だ・・・と死神は思いました。
シンは神に許しを請おうとしました。
ウンタクが、剣の意味を後100年知らないでほしい・・・と。
でも、神の意思は違いました。
ある時は老婆、ある時は若い女性の姿で現れる子供を授ける神は、一刻も早く剣を抜くよう言ったのです。
シンが無に帰さないと、ウンタクが死ぬから・・・と。
ウンタクはいわば“処理漏れ”で生きている存在です。だから、これまでも死にそうな目に何度も遭って来ました。そのたびに、シンが助けて来たのです。今後、死の危機はますます増え、より残酷になる・・・と神は言いました。
現に、シン自身がつい先日、ウンタクを殺してしまいそうになったばかりです。
その頃、ウンタクは、死神から本当の意味を聞いていました。
剣を抜いたら、シンがどうなるか・・・を。
泣けるわぁ・・・
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