まったり まぎぃ

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『善徳女王』50話まで

2013-02-16 22:49:22 | 韓国ドラマのエトセトラ
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ポニーキャニオン

前回の記事は、こちらから。

 

トンマンは、ピダムに聞きました。ミシルとの関係は?・・・と。

でも、ピダムは、何の関係も無いと答えたのです。トンマンは、ピダムの言葉を怪しんだようですが、特にそれ以上は聞きませんでした。

 

ピダムがチュクパンの言葉にヒントを得て、大耶城を攻める方法を思いつきました。

城に流れ込む川の上流にトンマンたちは位置してるわけで。上流から川に毒を流せば、短い時間で倒す事が出来るというものなんです。

でも、その案にユシンは反対しました。毒を流せば、その後長い時間その土地は使い物にならないからです。

トンマンは、ピダムの案をそのまま実行に移すのではなく、それを風評として流す事を思いつきました。

城の井戸に毒が流れ込むぞと脅せば、脱落者や寝返る者が出て来て、動揺させることが出来る・・・と見たんですね。風評被害ですな。

 

また、トンマンはピダムを通してミシルに二人だけの会談の場を設けようとしました。

最初ミシルは会う気はさらさら無かったようです。でも、味方の兵が噂に惑わされ、続々と去って行くのを聞き、また、ピダムから“恐れてないのなら、会うべきじゃ?”・・・と言われ、気持ちを変えました。

 

トンマンとミシルは、二人だけで会談を持ちました。

トンマンはミシルに合従をし和解を・・・と言いました。このまま勝つ見込みの無い戦いをしては、人材が勿体無いと言ったのです。それはミシルの事でした。

ミシル、またもやトンマンに驚かされました。

 

ミシルは、自分はこの新羅の主にはなれない・・・と気付いています。それでも、真興王の時から共に他国と戦い続けて来たミシルは誰よりも新羅を愛しているのです。だからこそ、自分のモノにしたかった・・・と言いました。

そのような気持でいる国を、トンマンと分かち合うなんて事は・・・いえ、誰ともそんな事は出来ないのだと言いました。

そして、去って行きました。

ピダムが、その後を追いました。

例の真興王の書を見せ、それを公表されたくなかったら、トンマンと合従しろ・・・と言ったのです。

トンマンにはその書が無かったと言ったピダム。ミシルにそうしたわけを聞かれ

「あまりにも残酷なことだから。オモニ、あなたにとって。」

と答えたピダム。

流石に、“オモニ”と言われた瞬間、ミシルの表情が歪みました。

それでもミシルは去って行きました。

 

国境に居る軍がミシルに加勢しようと出立したと言う知らせが入りました。

ハジョンなんぞは大喜びです。これでミシルに協力する軍勢がトンマンたちより多くなり、優勢になることが分かったからです。

でも、ミシルはこれまでも、国境警備を手薄にする事は考えて居ませんでした。自分が真興王と共に他国と戦って勝ちとって来た土地です。それを内戦で失うなんて、耐えられないのです。

現に、手薄になった国境から百済軍が攻め込んで来ました。

この時、ミシルは心を決めたようです。

国境の兵に引き返すよう命令書を届けさせました。これまで通り、国境を守る様命令したのです。

 

「終わりにしましょう。」

そう言って、ミシルは皆のところから出て行き、一人になりました。

ソルォンだけがミシルの元に行き、これからの事を指示されたようです。

「戦える日は戦えば良い。戦えない日は守れば良い。守れない日は後退すれば良い。後退出来ない日は降伏すれば良い。降伏出来ない日は死ねば良い。今日が、その日です。」

 

その頃、トンマン達も、国境の兵がミシル側につき、こちらに攻めて来ていると聞き、形勢不利と動揺しました。

でも、トンマンにはその軍勢が引き返すことになるかもしれないという予感がしたようです。

ミシルの新羅を愛する気持ちを知っていたからです。

「ほんの一瞬だが、ミシルの中に王が見えた。」

そうトンマンは言いました。

 

ピダムは、大耶城に白旗が掲げられたのを見て、ミシルの元に駆けつけました。

既に、ミシルは毒を飲んだ後でした。

それでも、毅然とした態度で玉座に座るミシル。威厳があります。

「母と呼ばれる気も、謝る気も無い。」

と、ミシルは言いました。そして、我が子ピダムに言ったのです。

「恋心、大義、新羅、そのどれも分かち合う事は出来ない。わかったか?トンマンを愛するなら、容赦なく奪い取りなさい。それが愛だ。」

トンマンは人であり神国そのものだとピダムは言いました。

自分がそうさせる・・・と。

その言葉を聞いて、ミシルは少し満足げでした。ピダムに夢を託そうと思ったのかしら?

 

「トンマンはまだ来ないのか。」

それがミシルの最期の言葉でした。

 

トンマンがソルォンに導かれて、やっと到着しました。

ピダムがミシルの傍に居るのを見て、驚きました。

ミシルは、既に息絶えてました。

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