韓流ラブストーリー完全ガイド 情愛号 (COSMIC MOOK) | |
クリエーター情報なし | |
コスミック出版 |
レビュー一覧は、こちらから。
リジン、必死にヨソプの居場所を突き止めようとしました。
まず、アン室長に連絡をとろうとしたんですが、電話に出てくれません。実はその時、アン室長はソ会長と一緒だったんです。
ソ会長は、ドヒョンがアメリカから帰ろうとしなかった理由、アメリカに行こうとする理由を聞きました。
アン室長、ソ会長がどこまで知っているのか、はたまた何か秘密があるという事だけを感じてて、何も知らないのか、そのあたりを判断しかねていました。
でもね、彼は本当に口が堅い人物です。
そして、ドヒョンに忠実でした。結局、彼の口から、ドヒョンの秘密は引き出せませんでした。
ソ会長、ドヒョンの秘密が何なのか知りたいのではなさそうです。ただ、ヨンピョに弱みを握られるような事をしてほしくないだけ。
おそらく、秘密の内容も知ってるんじゃないでしょうかね。
居場所を掴むヒントがまるで分からないリジンは、スコフィールド医師に連絡しました。
そして、一瞬の勘が働き、あるビルの屋上にいるヨソプの前に駆け付ける事ができたのです。でも、タイムリミットを2分過ぎてしまっていました。
約束だから・・・と飛び降りようとしたヨソプの足に必死にしがみついたのです。
争った時、頭に怪我をしたリジン。血を流しながら、ドヒョンの名を呼びました。
「チャ・ドヒョン起きてしっかりしなさい」
この声、意識の底で眠っている状態だったドヒョンの耳に届きました。リジンの声で、ドヒョンが戻って来たのです。
ドヒョンは、スコフィールド医師から、リジンの海外留学の話しを聞きました。スコフィールド医師は、リジンが傷つくのが怖かったのです。医師と言えど、患者のために命まで危険になるなんてこと、あってはならないと考えたんでしょうね。
リジンの声で自分が戻った・・・と話すドヒョン。
「これからも意識と身体を奪われた時は誰かに名前を読んでほしい。欲張りでしょうか。我儘ですか?これからも怪物のまま生きるしかないですか?」
静かにそう話すドヒョン。涙がこぼれ落ちました。
スコフィールド医師も、彼の気持ちが分かるだけに、リジンとの間で板挟みです。
ドヒョンは、秘密の主治医の提案を撤回しました。
「あなたにお金を払えば、自分の心を開かずに傍に置けると思いました。でも、自信がなくなりました。」
「僕の秘密を口外しなければ、お金持ちになれます。憐れみも捨ててください。僕は魔法がとけたら王子に戻る野獣ではない。ただの・・・怪物です。」
リジンは、あまりにも悲しい言葉に、言葉が出ませんでした。でも、気持ちは固まったようです。
ドヒョンはソ会長が決めた見合いに行きました。相手はミョンソン財閥の次女ジソン。
まるで気が無い雰囲気のドヒョン。でもそれをジソンは、‘純粋’だなんて、言いましたよ。
そしたらいきなりその場に現れたのが、チェヨン。
彼女はギジュンの両親と食事に来ていたのです。ところが、ギジュンが仕事を優先しちゃって、来ないと言うので、かなり頭に来てたチェヨン。この見合いの話を聞いて、割り込んで来たって感じ。
ドヒョンには医師の恋人がいるとか、初恋の人を冷たく捨てたとか言いたい放題。ジソンにも恋人がいると言っちゃうし。
ジソンの為だと言いながら、その実は、この見合いを潰したいのが見え見え。
この時、ギジュンが仕事だと行ったのは、スコフィールド医師に会いに行く事でした。
勿論、ドヒョンの事を聞くためです。一応、医療監修の依頼をするというのを口実としていましたけどね。
スコフィールド医師、ばらすわけありません。
この時、スコフィールド医師に出発前の挨拶に来ていたリジンとすれ違いましたが、彼女がドヒョンの“恋人”だというのを知ったのは、その後。
リジンからドヒョンの事を聞き出すことは出来ませんでした。
リジンを主治医にすることを諦めたドヒョン。
仕方が無いと思いながらも、やはり手放したくないと思う気持ちは消せなくて。
ヨソプが飛び降りようとしていたビルの屋上に行ってみました。
リジンが自分を呼びもどしてくれた場所。
ヨソプが描いた自分と他の人格たちの似顔絵。そして、‘KILL ME’と言う文字。
そこに、一つの雪だるまがありました。リジンが作ったモノでした。ドヒョンにはすぐに分かりました。
そして、もう一つリジンが残したモノが。
‘KILL’の文字の上に、‘HEAL’が。つまり、癒して・・・と。
この文字を見て、ドヒョンは一つため息をつきました。失ったリジンの存在の大きさを改めて感じたようです。
リジンは、家族に見送られて、出発しました。
でも、現れたのは、ドヒョンの家。
アン室長には連絡してあったようです。が、ドヒョンは、寝耳に水。
「条件があります。」
と、リジン。
一つに、自分には力不足の分野があるから、別人格を消してという頼みは聞けません。代わりに、セギの暴走を止めてみます。
二つ目、チャ君とシン君にとって公平な仲介役を務めます。
三つ目、全ての人格と平和に暮らせるよう別人格と交渉してみます。
リジンには家族があります。
どんな弱点や過ちがあっても、包み込んでくれる家族が。
でも、ドヒョンには誰もいません。
そして、リジンには辛い時に支えとなるいい思い出があるけど、ドヒョンにはそれすらありません。時々、時間や記憶を失いつつ生きているから・・・。
愛する人がいても引き留められないドヒョン。
だから、力になりたい、支えてあげたいと思ったのです。
友達になりたければ、手を差し伸べ、差し伸べられた手を握っても大丈夫だと教えてあげたいと思ったのです。
立て板に水の勢いで話すリジンに、ドヒョンはあっけにとられ開いた口がふさがらない状況です。
でもじわじわと嬉しさがこみ上げて来た、そんな表情になりました。
リジンがドヒョンに手を差し伸べました。
でも、すぐにはその手をとれないドヒョン。
「交渉決裂ですね。」
と、踵を返そうとしたリジンの腕を、ドヒョンが掴み引き留めました。
「僕の手をとったら、引き返せませんよ。それでもいいですか?」
あっさりとその手をとったリジン。
そして、ぎゅぅ~っと力を込めて握りました。早く決断してよ・・・ってな感じ
勿論、これは家族には秘密でした。皆アメリカに行ったと思い込んでいます。
リジンが居なくなった事に慣れない家族。
でも、その寂しさを我慢しながら、帰りを待とうとしていました。
リオン、やっぱりリジンに対して妹以上の気持ちを持っているようです。
両親の前では、強がって寂しさを見せてはいませんが、本当は寂しくて仕方がないようです。そして、彼もリジンへの想いがこれほど深いモノだったと改めて感じているのではないでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます