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いくらでも怒っていい、だが、会わないなんて言うな・・・とチンソン大君。
「そなたなしでは生きて行けぬから帰って来たのだ。」
それでも、チェギョンは黙って家に入って行きました。
燕山君がチンソン大君に声をかけました。
そして、そのままシン・スグンの屋敷に入って行きました。
チンソン大君とチェギョンを前にして王命を出しました。婚姻しろ・・・と。
チンソン大君の願いを聞き入れただけだと。
こうなったら、もう命令に従うしかありません。
シン・スグンと妻は、頭を悩ませました。チェギョンも・・・です。
そのくらい当時予言と言うモノは重いものだったということですね。
その話を、チンソン大君は聞いてしまいました。
チェギョンが自分を想っていることは確信していたでしょう。なのに、何故婚姻を拒否するのか、これで納得できました。
予言を信じるのですか・・・とチンソン大君は、シン・スグンに言いました。
当たり前です・・・とシン・スグンは言いました。
「私にとっては娘の安危にかかわり、娘にとっては自分と愛する人の運命にかかわります。」
確かに・・・とチンソン大君は思ったでしょう。でも、チェギョンには自分への想いを優先してほしかったのです。
その頃、燕山君は、チェギョンへの想いを痛いほど実感していました。
チェギョンとチンソン大君が、お互いを想い合ってる事に気が付いたのと同時に、自分の胸の中にも、チェギョンへの想いが育っていたことに、ようやく気付いたのです。
なのに、自棄になったように、二人の婚姻を許してしまったわけで・・・。
今になって、自分のその王命の重さ、そして嫉妬心に苛まれていたのです。
パニックになった燕山君は、思わず傍にいたチャン・ノクスの首を絞めてしまいました。チェギョンと混乱したのです。
自分の傍におけないのなら、殺してでも傍に置きたい衝動に駆られてしまったのです。
寸でのところで正気に戻った燕山君。
涙が頬をつたっている事に、気付きました。
「婚礼だけです。その後、間者になさいませ。身体はチンソン大君の傍にあっても、王様の命令のもとで王様の味方となり、生きる筈です。」
チャン・ノクスはそう言いました。
この世で最も地獄の様な婚姻をさせてやる・・・と燕山君は呟きました。
悲しいねぇ、ほんと。
愛情を素直に伝える事が出来ないのですね、燕山君は。
燕山君は遺言によって自分を疑い、チェギョンも予言によって自分を遠ざけようとする・・・とチンソン大君は悩みました。
その様子をみたソノは、チンソン大君も幼い頃、周囲の人の言葉によって燕山君を怖がっていたではないかと、言いました。
「そんな兄貴を諭して勇気をくれたのは、チェギョン様です。今度は兄貴が、他人の言葉より大切なことがあると教えてください。婚姻をするなら、信頼を与えないと。」
その言葉に、勇気をもらったチンソン大君でした。
燕山君は、シン・スグンとチャスン大妃を呼び、正式にチンソン大君とチェギョンの婚姻を言い渡しました。
王命です。誰も断れません。
シン・スグンはチャスン大妃が心から喜んでいるとは思っていません。予言の事だけでなく、チャスン大妃やチンソン大君と燕山君の勢力争いに否応なしに巻き込まれてしまうことになる娘の行く末がもっと心配になりました。
実際、燕山君は、もしチンソン大君が謀反を起こしたら、どちらの味方をする?・・・とシン・スグンに問うてきました。
勿論、そんな事はある筈無いとスグンは答えました。
そして、万が一そんな事があったとしても、自分は燕山君を守ると言いました。
燕山君は、幼い頃から、父に距離を置かれていました。チンソン大君との関係にも、線を引かれていました。
家族としてふれあいたいと思っても、そう簡単に出来る事ではありませんでした。
寂しい思いをしている燕山君を慰めてくれたのは、シン・スグンただ一人でした。だから、燕山君にとって、この宮中で信じられる者は、彼だけだったのです。
ソノに会いたいとチェギョンはチンソン大君に伝えてありました。
それを聞いたソノは大喜びでした。やっとチェギョンに自分だと名乗る事が出来るわけですから。
ワクワクしながら会いに行ったソノ。勿論、チンソン大君も一緒です。
久しぶりに友達として顔を合わす事ができたソノとチェギョン。
この時初めて、チェギョンは自分に気を使ってくれた兵がソノだったと知ったのです。
自分より予言の方が大切なのか?・・・とチンソン大君はチェギョンに聞きました。
「予言の方が大事なのではなく、大君様が大切過ぎるから予言が怖いのです。」
と、チェギョンは答えました。これまで、会うたびにチンソン大君に危険が及びました。死にそうな目にも遭いましたからね。
でも、チンソン大君は諦められません。
危険に陥ったのは真実だけど、自分が今こうやって生きて帰ってこられたのは、チェギョンへの想いがあったからだと思うからです。
「その予言がそなたの運命なら、私の運命はそなたなのだ。」
ソノやチンソン大君の友人たちと思いっきり遊んだチェギョンは、悶々とした気持ちが吹っ切れたようです。
予言より、心を取ろうと決心したのです。
勇気を出していいのですか?後悔しない自信はありますか?私の予言が怖くないですか?
私が大君の人生を台なしにしてしまうかもしれません・・・とチェギョン。
「どうせそなたがいなければ、私はダメになる。」
と、チンソン大君は言いました。
落ちていた木の枝をチンソン大君に渡し、髪を結いあげ、簪代わりに刺してもらいました。
それって、婚姻した女性の髪形にすると言う事ですよね?プロポーズを受け入れるという意志表示ですね。
シン・スグンと妻も、辛い苦しい決断を下していました。
もう、悲劇を食い止める覚悟で婚姻させるしかありませんでした。
チンソン大君から、チェギョンがプロポーズを受け入れたと聞いた燕山君。
思わず顔がゆがみました。
自分のモノを奪ったチンソン大君への憎しみが募りました。
そして、チンソン大君は、これが始まりだと思っていました。燕山君に奪われたものを一つ一つ取り戻すことです。その最初がチェギョンだったのです。
ミョンへは、必死に悲しみをこらえていました。
これは自分たちの計画の一歩に過ぎないと思おうとしていました。
計画が成功した暁には、王座についたチンソン大君の妃として傍にいるのは自分だと固く誓っています。
パク・ウォンジョンがチンソン大君に相談せずに勝手に行動を起こしました。
イム・サホンがチンソン大君の仕業に見せかけるために起こした重臣たちの屋敷の窃盗事件。
その時に奪った宝物を隠している倉庫に、仲間を忍び込ませ、奪い返したのです。
何の相談もなく、仲間を危険な目に遭わせるなんて・・・とチンソン大君は抗議しました。
まぁ、無事に仲間が帰って来たし、宝物を持ち帰ったので、ほっとはしたのですが・・・。今後も考え方の違いで混乱が起きそうな予感。
ところが、それをイム・サホンの部下に見られちゃって。後を付けられて、アジトまで知られちゃった。
イム・サホンはすぐに乗り込んで来ました。
その時、チンソン大君も、アジトの隠し部屋にいたので、緊張マックス
隠し部屋までばれそうになった時、チェギョンがやって来ました。
チェギョンも、チンソン大君に会おうとアジトに向かってる時、イム・サホン一行の姿を見かけ、ついて来たのです。
チェギョンの機転でどーにかその場はしのぐ事が出来ました。
でもねぇ、イム・サホンはすぐにこの事を燕山君にちくったのですよ。勿論、自分が窃盗事件を仕組んだなんてことは言わず、チンソン大君の仲間が集まってるアジトのような場所を見つけた・・・ってことだけです。
こうやって、チャン・ノクスと二人してチンソン大君と燕山君の仲を裂こうとしてるんですよ。
その直後に、チェギョンが燕山君の元にやって来ました。
チンソン大君への疑いを消すことは出来ないかと言うチェギョン。
「もう私の夫になる人ですから。私が守りたいのです。」
チェギョンのその言葉を聞いた瞬間、燕山君の忍耐が切れました。
何故自分の前で、チンソン大君の話ばかりするのだ・・・と。
「私は王だ。手に入れられぬものがあってはならぬ。ゆえに、そなたも手に入れる」
そう言った途端、燕山君はチェギョンを抱きしめ、kissしたのです
そしてそれを、チンソン大君が見てしまったのです。
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