まったり まぎぃ

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『華政』44話まで

2017-04-17 21:58:38 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版) Blu-rayBOX2 [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

レビュー一覧は、こちらから。

 

皆が罠だと、濡れ衣だと分かっているのに、誰もそれを問題にしないわけです。

それをいいことに、ヨジョンは公主や大妃という格上の人に向かって言いたい放題

何なの?これ

 

公主が罪を認めたことが知れ渡り、仁祖やジャジョム、ジュソンたちはしてやったりの表情。

ジュウォンや職人、そしてイヌたちはショックを受けました。

イヌが職人たちのした事を見逃したのは、公主が嘘を認めて罪を被ったと聞いたからでした。

 

公主は仁祖と話がしたいと大殿に行きました。

 

仁祖は、公主と上手くやっていきたかった・・・と言いました。

これは本心だと思います。そして、良い王になりたいと思っているというもの本心かと。

ただ、公主たちと物の味方が、考え方が違ったのです。明を信じていますからね。

自分の考えが正しいと思っている仁祖は、それに反対し、あれこれと注意をする公主が目ざわりでならなかったのです。挙句の果てに、公主の行いは民に支持されるのに、自分は・・・と劣等感を味わってしまいましたしね。

公主を自分の前にひざまずかせ、許してくれと自分が間違っていたと頭を下げさせる事が狙いのように思えます。そんな事の為に、人の命を脅かそうとしているのです。

公主は、そうすればオクチュたちを解放してもらえるのかと問いました。

 

公主は姿勢を正し、膝をついて言いました。

「全て私が悪かったのです。どうかあの者たちをお許しください。」

でも、仁祖は許しませんでした。まだ公主が本心を述べているとは思えませんでした。本心じゃないもん。

必死の公主の頼みも、聞き入れませんでした。

 

後は会議で公主とオクチュたちの処分を決めるだけですが。

それもほぼ決まったも同然。

光海君は、ホ・ギュンをただちに処刑しました。その前例があるから、公主に関しても、すぐに処刑できると仁祖とヨジョンは考えているのです。

 

その頃、民たちは公主が呪いをかけたのかどうかということで騒然としていました。

信じている公主がそんな事をするのかどうか、動揺していました。

特に、公主の土地で耕作している者たちは、恩のある公主を助けなければと、王様に直訴しようと言う事になりました。

その時、彼らを一団の者が襲いました。

公主は税を免除すると言う事を餌として民を扇動し、謀反を起こそうとしたとか何とか言いがかりをつけて、乱暴を働きました。

また、公主の土地でとれた米を買い上げてくれなくなってしまいましてね。

これは全てジュソンが扇動したモノでした。

彼はこうやって経済的に公主を追い詰めようと考えていたのです。彼らしい方法・・・ですな。

その混乱を見るイヌは、焦っていました。

公主の処罰が決まろうとしているのに、ジュウォンの動きがまるでつかめないからです。公主はこうやって追い詰められているというのに・・・と。 

 

ジュウォンとミョンギル、ホン提調は、手に入れたヨジョンの手紙をどう使うか考えていました。

そのまま公にしても、握りつぶされる可能性がありました。

で、思いついたのです。

朝廷の所謂新聞“朝報”を利用しようと。

重大な案件がある時、承政院は号外を発行する事がありました。

ミョンギルは、曲がりなりにも、この一件で公主を尋問する担当となっています。だから、号外を朝報所に出すよう命令することは筋が通っているということなのかな?

毎日出される朝報は、全ての役所に配布されるそうです。

急ぎ号外を出すよう、ミョンギルは朝報所の役人に命じました。

役人は、事情を察しました。勿論、罪に問われる事もあると分かったでしょう。それでも、全ての事をさし置いてその号外を優先したのです。

彼自身、おそらくこの一連の事件を知り、悶々とするものがあったのでしょう。でも勇気が出せずにいたわけで。

勿論、この号外配布について追及された時、ジュウォンたちに責任を取ってもらいたいとは言いました。ほんの少しの勇気しか出せずに済みません・・・と。

だけど、ジュウォンにはその小さな勇気に助けられたのです。

 

そして、全ての役所に号外が配布されました。

街にも貼り出されました。

『王宮の呪いの件はでっちあげだ。捕盗庁の陰謀だ。』

そう言う内容でした。民は騒然としました。

それを読んだ捕盗庁のチャン従事官。心が決まりました。

ホン提調に言いました。自分が証言すると。イ・グァルがヨジョンと会ってどんな話をしたかを。

 

会議が開かれました。

仁祖はもう決まったも同然の公主の処分を、さも不安げに心配しているように装っていました。本当は笑いだしたい心境だったに違いありません。

公主の土地での混乱も、既に重臣たちの耳にも入っていました。

話は、もう公主処刑・・・という方向に進み始めていました。

その時、領議政イ・ウォニクが入って来たのです。ミョンギルも一緒でした。

「公主様についての確かめたい事がありまして。」

 

そして、仁祖に、朝報が出されたこと、その内容の真偽を確かめなくては民も収まらない・・・と言ったのです。

つまり、この件に仁祖は関わっていないという言い方をしたというわけです。逃げ道を残しておいたということですな。

曲がりなりにも、仁祖は国の王ですから。

「君主である王様が模範をお示しください。」

ミョンギルは言いました。

 

ジャジョムは、この時になってようやくミョンギルの意図を知りました。

決して仁祖側ではなく、公主側だということも。

 

チャン従事官の証言もあって、公主、オクチュ、ウンソルはようやく釈放されました。

ぼろぼろの二人を見て、公主は心が痛みました。

そして、この一件を忘れることはできないと思いました。許してはいけないと。

 

仁祖とヨジョン、ジャジョムは善後策を考えていました。

ジャジョムはだから言わんこっちゃない・・・という態度で二人を見てます。自分の言う事を聞かずに稚拙な策を用いて先走った所為で、こんな事になったんだと言いたかったでしょう。

彼がの不運は、使う駒があまりにもお粗末だってことでしょうかね。

ヨジョンは側室にはなれず、女官のままという沙汰が下りそうです。追い出されないだけでもマシというところでしょう。

ヨジョンは不満そうに仁祖を振り返りましたが、仁祖とて、何の策もありません。手の施しようは無いって事です。

いい気味だわ。

そして、ジャジョムは、仁祖にも自らの過ちを認めろと言いました。

皆や公主の前で。

勿論、それだけはしたくない仁祖です。あれだけ公主にタンカを切った後ですからね。プライドずたずたでしょう。

「全てをイ・グァルの所為にして、自分は何も知らなかったが、それでも過ちは過ちだとお認めになってください。」

嫌がる仁祖に、きっぱりとジャジョムは言いました。

「王座を守るにはそれしかありません。民の怒りとは恐ろしいモノです。民は極限まで耐えますが、一度切れれば手がつけられません。抑圧が強ければ強いほど民の怒りも増幅します。」

ジャジョム・・・流石です。正論ですね。

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