ブレイン 愛と野望 DVD-BOX 2 | |
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前回の記事は、こちらから。
ジヘは、ガンフンの言葉を聞いて、ショックを受け、そのまま帰って行きました。自分への言動全てがジュンソクを傷つけるための作戦だった・・・なんて、ショックですよね。
ジュンソクは、すぐジヘの後を追い
「大丈夫か?」
と聞きました。でも、ジヘは、“何が?”・・・としらばっくれました。聞いてないフリですね。傷ついてないフリ・・・ですね。
ガンフンも、ジヘに電話しようとしたんですが、やっぱり手が止まってしまいました。後を追ったんですけど、会えませんでした。
翌日、ジヘは体調不良と言う事で勤務を休みました。で、キム教授はガンフンを回診に連れて行くんです。自分の命令には無条件に従う事が雇う条件でもありましたからね。
ハラボジの散歩に付き合わせたり、ハルモニの話し相手をさせたり、それまでのガンフンじゃ考えられない作業です。コ科長をはじめとした医者たちも、看護師たちも驚きの目で見てます。
ガンフンが変わるには良い切っ掛けかもしれません。今のところは、まだ面倒がってますけどね。
キム教授の研究は、彼の意向として企業からの支援は受けないでやっています。でも、それにも限界がありまして。
資金が足りないのです。それで、院長や副院長が少し柔軟な考え方でやってはどうかと言うのですが、やっぱり、教授は受け付けません。まぁ、支援を受ける事で企業の意向に沿わないといけない事が出てきたり、融通をきかさなきゃけない事が出てきたりして、自由な研究が出来なくなる恐れがある・・・そういうことですかね。
でも、資金が無い事には変わりが無いんで・・・。
研究にも問題が出て来て、一層資金が必要になってきたところなんです。それが出来ないと、ますます進度に遅れが出て来てしまうとか。ガンフンは、焦ってます。
そんな時、ユジンが寄付を申し入れて来たんです。
タイミングを見計らってたんですね、ユジンとすると。父親からはガンフンへの援助を少し前にとりつけてましたが、その時は、まだ時期が悪いと先延ばししていたんです。そして、今がその時と、寄付を申し入れて来たってわけです。
流石の頑固なキム教授も、大喜びです。それも、ユジンが、ガンフンの名前を出したようで。一応それなりの口実はつけてましたが、ガンフンには、それが言い訳だとちゃんとわかってましたね。
ジヘは、またもユジンに対して嫉妬しましたね。ユジンの資金に対して・・・です。
ユジンは、ガンフンに何かお礼を・・・と要求。ガンフンも、今回ばかりはユジンの頼みを聞き入れました。
そして、食事に行ったんですが、その帰りをジヘが目撃。
それで、研究室に戻って来たガンフンに皮肉っぽく言いました。
「デートですか?良いなぁ、ワンボングループの娘。」
そしたら、ガンフンが言いました。
「この間の、ソ先生との会話、あれは本心じゃない。今日も、デートじゃなくて、支援のお礼だ。」
珍しく、言い訳ですよ、ガンフン。ちょっと嬉しくなったジヘは、ガンフンに一枚の写真を渡しました。
例の、ジヘの脳の写真です。ガンフンを考えると、感情を司る部分が赤く輝いているもの。その赤い中心部分に、“イ・ガンフン”と書いてあるんです。
「私の気持ちです。断るなら、ゴミ箱に、同じ気持ちならポケットに入れてください。」
どうするのかと思ったら、ガンフン、写真を乱暴に半分に折って、ゴミ箱に投げ入れる恰好をするんですよ。でも、実際に入れたのは、ポケットでした
ジヘ、嬉しさを隠す事が出来ません。あまりにも嬉しくて、飛び跳ねながら研究室を出て行きました。
ガンフンも、その後ろ姿を見て、改めて写真を取り出し、見詰めた後、きちんと丁寧に折りたたんでポケットに入れ直しました。
このシーン、二人の表情がとても良いです。お初のほのぼのシーンです。ガンフン、微笑むと素敵
一旦退院したガンフン母は、定期的な検査に通っています。
今回の検査の結果、再発が認められました。母も、状態が悪いのをガンフンには見せないようにしています。でも、医者ですからね、それも自分が専門に研究している分野ですからね。ガンフンは、充分過ぎるくらいに分かってます。
一人になって、苦しむガンフンです。自分のそれまでの母への仕打ちが悔やまれてならない感じです。だからこそ、一日も早く薬を完成させて、母に使いたいんです。
ガンフンは、臨床検査中の薬を母親に使いたいとキム教授に言いました。
ところが、母はB型肝炎の保菌者でもあることが分かった今、その薬を使う事は難しいそうで。
安全確認試験で肝毒性も発見されてるそうなので、使った事がばれたら、教授の研究は中止、病院にも何らかのペナルティーが科せられることになるんですね。それでも、ガンフンは、要求しました。
勿論、キム教授は反対です。
ガンフンの性格を知ってる教授は、薬の保管庫の暗証番号を変える様ジュンソクに指示。それによって、ガンフンは勝手に薬をと取り出して使う事が出来なくなりました。
何度も何度も暗証番号を入力してみるガンフン。それでも無理でした。
で、いっそのこと・・・と、扉のガラスを破ってしまおうとハンマーを振り上げた時、ドアが開いたんです。
誰かがロックを外していたみたい・・・誰
中から数本の薬を取り出した時、ジヘが・・・。
何も言わずに、見つめていました。ジヘじゃないよね?
でも、結局ジヘは、ガンフンが母親に投薬してる間、担当医の目を逸らすように協力しました。
翌日、薬が無くなっているのをジュンソクが発見。もち、ガンフンに聞きました。
暗証番号を知ってるのは、キム教授と自分だけなのに・・・と。
ガンフンはしらばっくれました。そこに、キム教授が現れ、自分が持ちだしたと言ったんです。
え教授がドアのロックを解除したのかしら
ジュンソクは、教授とガンフン、そしてジヘまでもが自分に内緒で何かを企んでると察したような表情でした。
でも、投薬しても、症状は改善せず、悪化したようです。
母は、感じていたのか、ガンフンに言いました。
「死ぬ時は、無理に引きとめないで。そのまま安らかに逝かせてちょうだい。」
そして、ガンフンの服の襟を正すんです。“ちゃんとアイロンをかけて着なきゃ”…と言って。
されるがままになっていたガンフンです。
「心の準備をしておきなさい。」
と、キム教授からも言われてました。ガンフンの涙が初めてぽろっと落ちました。
そんなある日、母の姿が病院から消えました。妹のハヨンやジヘと一緒に必死に探しまわるガンフン。
母は家に一旦戻っていたのです。でも、すぐに帰って来ました。
そして、そのまま倒れて亡くなってしまったのです。
意識が無くなった時、ガンフンは教授に手術をしてくれと泣いて頼みました。でも、教授は母を苦しめるだけだと大反対。
その最中に亡くなってしまったわけですが、ハヨンも、初めて兄の泣く姿を見たんでしょう。母への愛情を初めて知った表情でした。
必死になって母を助けようとするガンフン。無駄だと皆分かってる手術を必死に懇願するガンフン。
でもね、母の言葉を思い出したんです。そのまま無理に引き留めないで、逝かせてほしい…と言う。
泣けた~っ
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