まったり まぎぃ

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『キルミー・ヒールミー』完観

2016-01-15 17:36:46 | 韓国ドラマのエトセトラ
キルミー、ヒールミー OST (MBC TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
Vitamin Entertainment, Korea

レビュー一覧は、こちらから。

 

新しい人格『X』の出現は、皆を戸惑わせました。

「人格を統合する過程で新たな人格が現れる事はある。新たな人格の性格次第だ。」

と、スコフィールド医師は言いました。

自己救済者の可能性もある・・・と。患者が強く治療を求める時、救済者をつくりだすと言いました。

 

『X』は、ドヒョンの前に姿を見せました。

え?ドヒョンの別人格じゃないの幻であっても姿を見せるなんて、どーいうこと

マジシャンのような仰々しい恰好なのが、敵じゃないって感じです。

 

チャ会長とソヨンの事故にドヒョン父ジュンピョが関わってる可能性が出て来ました。

事故当時の新しい運転手が、ジュンピョの紹介だと言っていたと言うのです。

その報告を受けた瞬間、ドヒョンに、まだ別人格の現れる兆候が。頭痛が始まったのです。

現れたのは、なんと、ヨナ偶然見つけたリジンとの間で、又も小競り合いが始まりました

ところが、ミスターXが誰か知ってると言うじゃありませんか。

タダじゃ教えない・・・と言うヨナ。

リジン、仕方なくて、なんと、リオンを差し出しましたよ

 

もうねぇ、ヨナ&リオンのシーンは、爆笑爆笑の連続ですよ

 

ミスターXの正体を教えて・・・と言ったリジンに、ヨナは言いました。

「笑って、とても幸せそうに。あんたが笑えば、ミスターXは消えるわ。」

どういう意味?・・・と聞いても、説明はこれだけ・・・とヨナ。

そのまま眠ろうとしました。

「あのさ、ありがとう。」

とヨナが言いました。いつもの生意気な口調のままです。

友達や妹みたいに私に接してくれてありがとう、今日望みも叶えてくれてありがとう・・・。

「あんたと喧嘩するのが楽しかった。元気でね。」

そっぽを向いて、最後まで生意気な態度は崩しませんでした。でもね、実は涙が流れていたんです。

 

ヨナは、ヨソプと一緒に消えて行きました。

ヨナと会えないのが、すっごい寂しい・・・

ちゃんと置き土産して行きましたよ。リジンのおでこに落書きして行ったんです

『性悪女』と書いて、ちゃんと証拠写真まで

 

そして、そして、ジュンピョの意識が戻りました。

知らせを受けて、ドヒョンはリジンには話さず、一人で家に戻りました。

また頭痛がひどくなりました。

 

リジンが家に戻ってみると、なんとそこには、ぬいぐるみを抱いた幼いドヒョンが・・・。勿論、リジンの幼い頃の本当のドヒョンです。

リジンは、幼い自分に、優しく話しました。

私はあなたの大人になった姿。可愛いでしょ?立派な大人になって元気に暮らしてるわ。親にも愛されて優しいお兄ちゃんと友達もたくさんいる。もう地下室にはいないわ。あふれるくらいの愛をもらってる。

あの頃、オジサンに怒られたことはあなたの責任じゃない。あなたが悪かったんじゃない。アジョッシが悪かったの。

「これから、チャ君の傍には、私がついてるわ。だから、もう去っていいのよ。できる?」

幼いドヒョンは、うん・・・と、頷きました。

でも、道が分からない・・・と。

「ミスターXを呼んで。」

 

なんと、ミスターXは、ドヒョンの・・・リジンの亡くなった父親だったのです。

 

地下室に閉じ込められていた時、幼いドヒョンは父親が来たらここから連れ出してくれるのに・・・とも願っていたのです。

もう亡くなっているのは分かっているんだけど。願わずにいられなかったのです。

だから、それを知ったジュニョンの別人格として潜在していたのです。

 

ドヒョンが目覚めた時、リジンは優しくドヒョンを抱きしめました。

「ありがとう。」

新しい別人格X、それもまた自分の所為でばらばらになったドヒョンの心の欠片だったのですから。

どれだけジュニョンが自分を思ってくれていたか、それによってどれほど苦しんだか分かります。

「チャ君は救いであり、希望だった。再会できて、本当に良かった。お礼を伝えられたから。」

 

リジンの母ソヨンを殺したのが、自分の父ジュンピョだったかもしれない・・・と密かに恐れているドヒョン。

ドヒョンの前に、ミスターXが現れました。

“恐怖の大きさは自分の想像で決まります。恐怖とは自ら作り出すもので、想像力の産物です”

つまり、一人で想像して悶々としているのではなく、直接ジュンピョに確かめろということです。

“結果の出ている過去に想像力は必要ない。想像力は未来に取っておいてください。未来の為に使うのです”

 

「リジンは僕が守ります。もっと強くなります。もう安心してください。」

と、リジンの実父であるミスターXにドヒョンは言いました。

ミスターXは納得して消えて行きました。

 

ドヒョンは、ジュンピョの病室に行きました。

ジュンピョは、大人になった息子の姿を見て、感慨深そうな表情を浮かべました。

「勘違いしないでほしい。見舞いに来たのではない。」

と、ドヒョン。

差し伸べかけたジュンピョの手が止まりました。

「21年間眠っていても、あんたは加害者だ。弱者や被害者を気取るのは止めてくれ。あんたが、ミン・ソヨン社長とチャ会長を事故に遭わせたのか?」

 

株主総会を率いる委員長にドヒョンが成る資格は無い・・・と、ギジュン&ヨンピョ父子が主張しました。

ソ会長とドヒョンを前にして、総会を優位に進めようと言う魂胆です。

でも、ドヒョンは、ギジュンの言葉を遮って、多重人格を公表しました。

それを認め、責任を取るつもりだと言いました。でも、確認したい事がある・・・と言って示したのが、ヨンピョへの疑惑のあれこれ。

まずは、チャ会長とソヨンの死亡事故について。

なんと、ジュンピョが証言したのです。ヨンピョが運転手を買収し、契約をさせないように、回り道をさせたんだとか。殺そうと思ったのではなく、軽い事故を想定したようです。でも、結果的に大事故になってしまった。

ジュンピョは会長の座が欲しくて、ヨンピョの話に乗ったんだそうです。それを自分が証言するし、証拠となる会話の録音も保管してあると言ったのです。

もう一つは、系列会社からの横領の証拠でした。

 

ヨンピョは、多重人格の件と取引して、無かった事にしようと言いだしました。

でも、ドヒョンはそれを拒否。

病気を知られても、刑務所には入らないけど、ヨンピョの場合は実刑が下るのは間違いないから・・・と。

してやりましたね、ドヒョン

 

ソ会長は、ドヒョンに治療に専念するよう言いました。

ドヒョンにスンジングループは任せる、帰って来るまで、自分が守っているから・・・と。

 

リジンがジュンピョに会いに行きました。ファランから頼まれたようです。

ジュンピョは、跪いて謝りました。

許せとは言わない、ただ、生きててくれてありがとう・・・と。

実は、ジュンピョ、ソヨンの事を密かに愛していたんですよ。全然ソヨンには受け入れてもらえませんでしたが。

写真を好きな詩集の表紙の裏に挟んでいたのを、以前ファランが見つけていました。ファランも、その想いを知っていたようです。

だから、子供を連れて、それも自分の子供だと籍まで入れてソヨンが戻って来たのを知ったら、冷静ではいられなかったのでしょうね。殺すつもりじゃなかったソヨンの死は、彼の正常な神経をゆがめてしまったのかもしれません。

そして、どうにもならない悶々とした思いが、幼いドヒョンへの虐待に変わって行ったのでしょう。

 

セギが突然入って来ました。

「許してほしいなら、いい方法があるぞ。」

突然、ジュンピョの首を絞めたセギ

ジュンピョにも、分かりました。放火して呆然と立ってる息子ジュニョンの表情が、今自分の首を絞めている狂気に満ちた男の目と同じだということが。

「やめて、シン・セギ

叫んだリジンの声で、セギは手を離しました。

 

「私たちに許しと理解を強要しないでください。もし私が許す努力をするとしても、あなたの為じゃ無い。彼の為よ。なぜなら、彼はあなたの代わりに一生私に罪悪感を抱き謝り続けて私を守ってくれたわ。だからあなたは黙って待ってて。」

リジンの言葉を、ジュンピョは黙って聞いていました。

彼にも息子の姿はショックでした。それが全て自分の所為なんですから。

 

「逃げるのよ。恐ろしい記憶から。」

リジンはそう言って、セギを引っ張って行きました。

 

バイクを飛ばしました。

「シン君、欲しいモノはない?他の人格と違ってシン君のプレゼントだけ決まらないの。」

「言ってもくれないさ。」

「何?」

「お前だ。」

泣けました・・・

 

さっきから何を考えているの?・・・とリジン聞かれたセギ。

「時間が止まればいいと。永遠にお前の傍に居られる方法は無いかと。」

・・・

「この世の中で、私の言葉が絶対的なルールだと言った人はあなたが初めてよ。」

人・・・別人格ではなく、人だとリジンが言ってくれた事が、セギには嬉しかったようです。

「人間から男に昇格するには、時間が必要だな。」

 

「呼び出してごめん。あんたを作らせてごめんね。」

リジンはそう言って、セギにkissしました。これしかプレゼントが思い付かなかったの・・・と。

「素晴らしい選択だ。最高の餞別だ。」

セギはそう言って、リジンにkissしました。もう別れの時だと彼にも分かっていたのです。

 

セギは、ただひたすらにリジンを求め、リジンを守り、彼女だけが存在する理由だったのです。

幼いジュニョンの想いのうち、一番強かった欠片がセギだったのです。

セギは、ドヒョンにリジンを託し、消えて行きました。

 

またまた号泣ですよ

 

そして・・・。1年後。

リジンは病院に復帰。

リオンは、ドヒョン&リジンのエピソードを元に新作を発表。べストセラーとなりました。

ある日、売り場で可愛い女性と偶然知りあうんですが、その女性の名前が“アン・ヨナ”だと知ると、思わず逃げ出してしまいましたよ。トラウマでしょうかね

ドヒョンは会社の一線を退き、治療してるのですが・・・。アメリカには行かず、リジンの実家でフェリー・パクとしてアルバイト中です。

アン室長は、専務に昇格。ドヒョンとは常に連絡を取り合ってて、ドヒョンの指示を仰いでいるようですね。

リジン&ドヒョンは、カップルリングをつける仲に

ハッピーエンドです

 

いやぁ~、想像以上に良い作品でした。

ヒョンビンくん、イ・スンギくんに最初はオファーされたようですが、結果的にチソンくんで成功だったと思います。

勿論、保存版といたしました

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