むやみに切なく DVD-SET2 | |
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遅々としてストーリーが動かないと、少々じれったく思い始めていました。
今話でようやく進みました。
ジテから話を聞いたとジョンウンから言われても、驚く様子が見られなかったのには、理由がありました。
既にジテからジュニョンに報告が入っていたのです。復讐のために意図的に近付いたことをばらしたぞ・・・って。
流石に驚いたジュニョンでしたが、ジテの次の言葉に表情が落ち着きました。
「食事はしたか?薬は飲んでるか?」
罪悪感ゆえの問いかけだったかもしれません。
一旦切った電話に、すぐ折り返しジュニョンから電話が入りました。
ジョンウンに自白させるつもりだと言いました。ジテはこの時初めてジュニョンが事件の真犯人を知っていると分かったのです。
もし、自分の作戦が失敗したら、後はジテに任せたいとジュニョンは言いました。
以前、ジテが、ジュニョンとウルの復讐は自分がする・・・と言いましたからね。
ジョンウンが自白したら、ジテの両親はおしまいです。そうなると知ってて、ジテがジュニョンの頼みを聞くと思うのかとジテが問いました。
「他に思い浮かばなかった。とても辛い俺の気持ちを打ち明けられるのはあんただけだ。どう考えてもあんたしかいなかった。」
邪魔しても構わないとジュニョンは言いました。そうしたら、この世に失望して、未練なく死ねるから・・・と。
ジョンウンにプロポーズするシーンをウルに撮らせたのも、その日、真実を知らしめるためだったのです。
録画されたテープには、ウルが席を外した時のジュニョンとジョンウンの会話が入っていました。
ジュニョンの父親がヒョンジュンだとこの時点でウルは知りました。
そして、その後の監視カメラからの映像を、ジュニョンに渡されたPCで見たノ・ウル。
父の事件の真犯人がジョンウンだということを、カメラの前でジョンウン本人に突きつけたジュニョン。
そして、卑劣な父親を庇おうと愛するウルからUSBを奪った自分・・・。
ウルはPCの前で凍りつきました。
勿論、最初、ジョンウンは認めませんでした。
でも、ジュニョンの上手い誘導によって、カメラの前で自白してしまったのです。
証拠も証人も消されてしまってるけど、その瞬間、証拠ができたのです。
「これが最初で最後の願い事リストだ。」
ジュニョンがウルに言いました。
激怒してパニックになるジョンウン。
でも、どうすればこの危機を回避できるのか、分かりません。
ところが、その時、警察が。
ジュニョンを麻薬使用の疑いで逮捕しに来たのです。
証人も準備されていました。証拠もねつ造されていて、もう言い逃れは出来ない状況でした。
あまりにも揃った状況に、取り調べを受けながらも、ジュニョンは笑い出してしまいました。
この時は、ジョンウンの父ユン議員の仕業だと思っていたようです。
ジテは、これが母では無く父ヒョンジュンの仕業だと知り、愕然としました。
まさか、実の息子をこんなに酷い方法で切り捨てるなんて・・・。
ジョンウンが泣きついて来ましたが、電話を途中で切りました。救いの手を差し伸べるつもりはさらさらない気分でした。
ヒョンジュンは、妻に言いました。
自分がヨンオクを捨てた。妊娠も知った上で、自分が捨てた。君を選ぶために・・・。
全て妻がした事だと知ってて、自分が責任を負うという意志表示をしたのです。ジテ母は、罪悪感を感じながらも、感謝の思いの方が強いように見えました。
真っ直ぐで正義感の強かったヒョンジュンはどこに行ってしまったのでしょう。
そうやって犠牲を払って手に入れたモノを、今更捨てたくは無いと思っただけなのか。或いは、自分の所為で妻はヨンオクを切り捨て、自分がユン議員に逆らえなかったことが現在の混乱の原因だと、全て自分に原因があると考え、責任を背負う決心をしたのか・・・。
ウルは真実を知り、大きなショックを受けました。涙も出ません。
今はもう、そうまでしたジュニョンの気持ちを考える余裕もありません。ただ、何も考えたくない・・・、そんな感じでした。
ウルの前にジテが現れました。
きちんと状況を話しました。
今回の麻薬の件も説明しました。
「僕みたいに目をつむって知らないフリして生きたらいいのに。皆そうしてるのに。好きな女?良心と罪悪感が何だ。余命わずかなのになぜ戦う必要がある?卑怯な僕は恥ずかしくて立場がない。僕を憎んでも良いが、シン・ジュニョンは許せ。お願いだ。」
「嫌よ。」
そう言って、ウルはジテに背中を向けました。
ウルの弟ジクが全ての事情を知りました。ナリが話したのです。
ジクが付き合い出したハルがヒョンジュンの娘だと知り、黙ってはいられなくなったのです。
ジクは、ウルを責めました。何故黙っていたのかと。何故一人で苦しんでいたのかと。
「あんたが苦しむから。知った時点であんたの人生が終わる。毎日地獄のような苦しみを味わう。心から笑えないし、生きた心地がしない。たまに幸せを感じても、父さんは無念の死を遂げたのに幸せでいいのか、美味しいモノを食べていいのか、安らかに寝ていいのか、自分を責めて生きるのよ!私だけで充分。」
姉さん・・・。
もう話さなくていい・・・とジクは姉を抱きしめました。どれほど姉が苦しみ続けてきたかを初めて知りました。そして自分への愛情の深さも。
ジクは、ハルと別れました。
たくさんのマスコミ関係者が警察署の前で張り込んでいました。
既に、匿名の芸能人はジュニョンだと知れ渡っています。でも、事務所の代表は否定し続けていました。
ジュニョンにヒョンジュンが会いに来ました。
ヒョンジュンの仕業だと聞いたジュニョン。流石にこれは予想していなかったようです。
引退してヨンオクと海外に行け・・・とヒョンジュンは言いました。
「権力を得るために、母も捨てた?」
と、ジュニョンが言いました。驚いた表情を見せたヒョンジュン。父親が自分だとジュニョンは知らないと思ってたのかしら?
でも、何も答えませんでした。
「父さん・・・。今日だけだ。二度と呼ばない。あなたの息子だなんて、屈辱的で恥に思う。死ぬまで忘れないよ。」
そう言って出て行こうとしたジュニョン。
倒れちゃったーっ
これで、ジュニョンの病気が一気に公になってしまいました。
余命がもうあまり残されていない事まで・・・。
ジョンウンがウルを呼び出しました。
今度は堂々と会いに行ったウル。
ひき逃げ犯の顔を思い出した・・・とウルは言いました。
「今まで幸せに暮らしていましたか?」
と、ウル。
ジョンウンはお金の入った封筒を差し出しました。慰労金だと言いました。認めたわけじゃない・・・と。
封筒を受け取ったウルを見て、ジョンウンは蔑んだ表情を見せました。やっぱりお金につられた・・・と思ったのでしょう。
「映像は一切編集せずに放送局に渡します。このお金は証拠として警察に提出します。」
一瞬、怯んだジョンウンですが、ウルのような力の無いフリーのPDなんかに、何ができる?・・・と言いました。
「やってみます。力のある者が勝つとは限りませんから。」
ジュニョンssiもただじゃ済まないわよ・・・と脅すようにジョンウンが言いましたが、
「罪は償わないと。誰であろうと。」
と、ウルは平然と言いました。
そして、テーブルクロスを引っ張って、料理をジョンウンにぶちまけました。以前、彼女がされた様に。
ジテは、マスコミを集めて両親の不正を公表すると言いました。
そしてその会場に向かおうとしたのですが。
追っ手を振り切ったと思った瞬間、トラックがジテの車に突っ込んだーっ
どのくらい時間が経ったのか・・・。
ジュニョンが元気な様子でウルの前に現れました。
‘せん妄と言って幻覚症状が起ることも。一時的に過去と現在を混同します。驚かず温かく見守ってください’
と言う医師のセリフが。
ウルの膝に頭を乗せて眠るジュニョン。人生で一番懐かしく戻りたかった学生時代のジュニョンです。
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