むやみに切なく DVD-SET2 | |
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ジュニョンは、ノ・ウルを病院に担ぎ込みました。
ウルの携帯を預かったジュニョンは、中におさめられていたウルの動画を見ました。ジュニョンには見せないけど、ジュニョンの体調を死ぬほど心配し、悲しんでいることを知りました。
ウルは急性腸炎で、大事には至りませんでした。
帰り道で、一人ふてくされたように先に歩くウル。
ジュニョンはマフラーを巻いてあげたり、コートを着せかけたりして優しくしますが、ウルの気分は最悪のまま。
その時、ジュニョンが海に向かって叫びました。
ウルの本音を知ったジュニョンは、自分も本心をぶちまけたのです。
助けてください!
死にたく無い、助けてください!
俺が死んだら、母さんはどうなる?
今まで親孝行出来なかった。母さんを傷つけてばかりだった。母さんにたくさん親孝行したいのに。死ぬなんて・・・。
俺は生きたい。死にたく無い。生きたい。
愛する人たちは皆ここにいるのに、ウルとやっと幸せになれるのに俺だけ死ぬなんて。
死にたく無い。生きたいです。助けてください。
怖いんです。すごく怖い。
泣きながら叫ぶジュニョン。
ウルは駆け戻り、ジュニョンを抱きしめました。
「私が悪かった。ごめんなさい。」
ジュニョンの方が、もっともっと苦しんでる・・・。ウルは痛いほど分かりました。
ジョンウンの告白テープが公開されました。ヒョンジュンです。
ヒョンジュンは出頭し、真実を述べました。一切、隠すことなく、これまであった事実を全て供述したのです。
取り調べに当たった刑事が頭を抱えるほど大きな、検察を巻き込んだ事件が発覚しました。
ジョンウンは海外に逃げようとしたところを逮捕されました。
ウル父の事件はこれで落着です。
これが私が信じてる世の中よ・・・とウルはジュニョンに言いました。
ジュニョンにヒョンジュンからメールが届きました。
『シン・ジュニョンの父親だったことを、死ぬまで誇りに思い幸せな記憶として大切にする』
ジテ母は必死に夫を救い出そうとしました。
でも、ヒョンジュンはそれを一切拒否しました。
ジテ母は激怒し、家から出て行ってと叫びました。
そのヒステリックで罪悪感が一切感じられない姿を見て、ジテはショックを受けました。まるで反省が見られないからです。
おまけに、夫を守るために実の息子まで事故に遭わせたと知り、もう言葉も出ませんでした。
以前、絶対に母から離れないでくれとヒョンジュンに約束させたジテですが、もう、その約束を守らなくて良いとヒョンジュンに言いました。捨てられても仕方が無い母の醜態だと思ったのです。
ヒョンジュンは罪を自覚し、怪物にならないよう努力してるけど、母はそれすら分かっていない怪物だ・・・と。
でも、ヒョンジュンはジテ母を捨てたりしないと言いました。傍にいると。
ジテ・・・泣きました。
やはり、尊敬に値する父だと思いました。
ジテがジュニョンに会いに来ました。
初めて、記憶障害が進んでいる事を知りました。既にウルのことも分からない時があるのです。ジテを初対面の人のように見ました。
ジュニョンの散歩について行ったジテ。
もしかしたら、俺の事知ってる?・・・とジュニョンが聞きました。
俺はどんな人間?・・・とジュニョン。
「とてもうぬぼれてて、生意気で口は悪いし、人を傷つけて自分だけ正しいと思ってる。でも的を得てる。しなくていい余計な行動をして僕みたいな卑怯者は凄く惨めな思いにさせられる。」
褒めてるのか?・・・褒めてる。
俺たち親しかったみたいですね・・・とジュニョン。
いいや、凄く嫌いだった・・・とジテ。
「だから、また会おう。その時は優しくする。実の兄の様に可愛がる。愛してやる。」
何なんだ・・・とジュニョン。
ジテは泣きました。
ここに至っても、ヨンオクは、ジュニョンに会いに行っていませんでした。
ジョンシクがヨンオクの指に指輪をはめました。それをしてジュニョンに会いに行って来いと言いました。
ジュニョンから母を頼むと言われたから・・・と。
ヨンオクは、息子が死のうとしている今、自分の幸せなど、考えられません。激怒しました。
でもね、ジュニョンの願いを聞いたのです。自分亡きあと、幸せにしてくれとジョンシクに頼んだことを。
ヨンオクが、ジュニョンの元を訪ねました。
でも、ジュニョンは母だと分かりません。
一瞬凍りついたヨンオクですが、すぐにウルの知り合いだと言い、家に入りました。ウルは出かけていたのです。
直後に帰宅したウルですが、二人の姿を見て、そっと家を離れました。二人だけの時間を持たせてあげたかったのです。
ヨンオクは、料理を作りました。
食べたジュニョンは感動しました。
「美味しい。最高。」
そして、思い出したのです。母の味だと。目の前の人が母だと・・・。
顔を上げられませんでした。泣いていました。
「母さん。ごめん、忘れてて。」
二人はやっと正直な気持ちで向きあう事が出来ました。これまで口に出来なかった事、したくても意地が邪魔して話せなかった思いを話しました。
俺は親不幸だった、胸が痛む・・・あなたも親孝行したわ。幼い頃、とても私を幸せにしてくれた。
「母さん、最善を尽くさなかったと思わないでほしい。俺は懸命に生きた。これ以上頑張れる自信はない。でも母さんに謝りたい。ごめん。本当にごめん。」
うんうん・・・とヨンオクは頷きました。分かってる・・・と。
「ドアを開けておくから。母さんに会いたくなったらいつでも来なさい。花が咲いても、あなたが来たと思う。風が吹いてもあなたを感じる。雨が降ってもあなたの気配を感じる。雪が降ってもあなたが来たと思う。ありがとう、ジュニョン。私の息子に生まれてくれて。」
「俺も。母さんが俺の母さんで本当に良かった。」
号泣ですわ
収監されているジョンウンに、ジテが面会に行きました。
そういう状態にあっても、ジョンウンは恨みつらみをジテにぶつけました。出所したら、復讐してやる!・・・と。
でもそこで、ジテから意外な言葉を聞いたのです。
昔、初めて会った時、ジテはジョンウンに好意を持ったってことです。
決してジョンウンを嫌ってはいなかったのです。罪を犯す前までは・・・。
卑怯な姿を知った時、気持ちが冷めたのでしょう。
でも、ジョンウンだけが卑怯と言うのではなく、自分も同じ面があることを、知ったジテ。嫌な面も含めてジョンウンだと言う事に気付いたのです。人は誰でもいろんな面を持っているのだから。
散々悪態をつくジョンウンに、静かに言いました。
「君に惹かれていたというの、信じる?」
そして、続けました。
「君がもってる力を使えば、ここを出られるだろう。だが、罪を償って出るんだ。待ってる。また話し合おう。君が永遠に再起不能か、それでもわずかな希望があるのか、希望があるのなら、僕が傍にいるから。」
ジテは、会社の様々な不正や経営悪化に関して、母と自分の責任を公表しました。
そして、母も自分も責任をとって経営から退くと発表しました。
ノ・ウルとジュニョンは二人で静かな時間を過ごしました。
そして、ジュニョンは疲れた・・・と言ってウルの肩に寄りかかり、そのまま息を引き取ったのです。
残されたウルや他の皆は、ジュニョンの思い出を大切にしながら、自分の人生を生きています。
やっぱり、現実のキム・ウビンssiと姿がかぶってしまって、余計に泣けました。
とにかく、一刻も早い回復を祈っています
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