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いやぁ…おもしろいです。視聴率が高かったのも頷けます。一度見始めたら、途中で止められませんわ。
ただ、あらすじを簡潔にまとめるのは、結構難しいです。説明しなくてはいけない要素が多くて・・・。
へヨンが貰った資料には、8番目の被害者イ・ミソンは、最初“死亡”となっていたようです。
でも、今は、“生存”。この変化に気づいているのは、へヨンだけで、他の者は、チャ刑事ですら、知りません。
最初から生存だった・・・と思っているのです。
へヨンはパニックになりそうでした。
要するに、過去が変わったのです。
無線で1989年のイ・ジェハンに、8番目の被害者の発見場所をへヨンが話してしまったために・・・。
へヨンは、この事件を調べ始めました。
当時の担当刑事に話を聞きに行きました。元刑事は、イ・ジェハンに恨みを持っていました。
ここでやっとへヨンは“イ・ジェハン”という刑事の存在を確認できました。
ジェハンのお陰でミソンは死なずにすんだけど、一方で、誤認逮捕をしてしまうと言う失態を犯してしまっていたのです。
過去の刑事だった・・・。
そして、自分にかかって来ている無線は、やはり過去からだった・・・。
当時、ジェハンは“無線が・・・”と、話していたらしい。
信じがたい事だけど、信じないと話が通じない状況でした。
2000年のジェハンは、1989年のジェハンを説得してほしいと言っていました。
その時、また無線が通じました。必ず23:23でした。
1989年のジェハンが、連続殺人犯を逮捕したと報告して来ました。
逮捕した者の名前を聞いたへヨンは愕然としました。記録では、その人物は取り調べ中に急死し、同時刻8人目の被害者が出ることになっているのです。
相手が1989年にいると仮定し、へヨンは叫びました。
「その人物は犯人じゃない8人目が殺されるあんたが1989年にいるなら、防いでみろ。」
へヨンは記録が変わるのを期待して待ちました。
でも、誤認逮捕した者が死ぬ事も、8人目の犠牲者が出る事も、変わらなかったのです。
イ・ジェハンの正体が分かったへヨンは、当時の新聞記事をチェックしました。
新聞記事は変わっていました。本来ならば、8人目の犠牲者となる筈だったミソンを、ジェハンが救ったという記事がありました。
へヨンは、ミソンの家を訪ねました。話を聞こうとしたんです。
で、行って見ると、既にチャ刑事が来ていました。
ミソンの夫は、彼女に水をかけました。
当時、警察の事情聴取にもきちんと応じていたミソン。だけど、あまりにもしつこい取り調べに、ミソンは身体を壊してしまったようで、それがもとで早死にしてしまったんだとか。
でも、ジェハンにはとても感謝していたとか。彼が助けてくれなかったら、彼女自身も、そしてお腹にいた子も助からなかっただろうから・・・と。
チャ刑事は、へヨンが来た理由を問いました。
ふと、へヨンはチャ刑事なら茶化さずに聞いてくれるかもと思ったのか、過去との無線の話をしました。勿論、事実としてじゃなく、例えば・・・ということで。
もし、無線で過去と話ができたら、どうしますか?・・・と。
「“大切な人を守って”と、頼むわ。」
と、チャ刑事は言いました。
もしそれで事態が悪化したら?・・・とへヨン。
「何もせず悔やむより、やって後悔した方がマシでしょ?」
チャ刑事は答えました。
へヨンはその言葉を聞き、決心しました。
何故、過去と通信できるのか分からないけど、過去が分かっている今だからこそできる事がある・・・とね。
これから起こる事件を防ごうと考えたのです。それで犯人を逮捕できると。
整理してみると、8件目の被害者が生存したことで、犠牲者数は減ったが、事件の数は同じのまま。
そして、9件目と10件目の被害者は同じだけど、日時が早まり、現場も変わったのです。
反抗を早めざるを得ない何かが犯人の身に起った・・・とへヨンは考えました。
チャ刑事たちの捜査を元に、犯人の行動パターンが読めて来ました。
ある一本のバスルートと被っていたのです。
ジェハンが誤認逮捕した人も、そのバスに乗ろうとしていた人でした。
9件目の被害者はそのバスの車掌。10件目の被害者は乗り合わせた人物だったのです。
ミソン殺害に失敗し、ジェハンに追われた犯人は、乗ったバスの車掌を直後に殺害したのです。そして、最後の被害者も、2日後に・・・。
つまり、目撃者・・・ですかね。
へヨンがそう主張したのを聞いたキム刑事は、当時、ジェハンも同じ事を言っていたと言う証言があることを報告しました。
ところが、バスの運転手は、そのバス停で誰も乗って来なかったと証言していたんですね。
キム刑事が再度確認に行きましたが、同じ答えを繰り返すだけでした。
被害者の車掌に最後に会った同僚にも話を聞こうとしたけど、会えなかった・・・とキム刑事は言いました。
同僚、殺されていましたよ。
連続殺人事件と同じような結び方をしたロープで結わえられていました。
発見したのは、チャ刑事とへヨン。
自分たちが再捜査し始めたから、犯人も動き出した・・・と見ました。
しかしここで、又も邪魔が。
彼ら未解決事件専門チームは、捜査から外されてしまったのです。事件現場の担当警察に任されてしまったんですね。
やっとやる気を出して来たキム刑事は、激怒。
ところが、チャ刑事は、あっさりと現場から撤収。
現場からは撤収したけど、事件捜査から手を引くつもりはありませんでした。
現在の事件は担当部署に任せ、自分たちは、過去の連続殺人事件を継続捜査する・・・と言いました。今回の犯人と過去の犯人が同一人物かどうかはまだ確定できないけど、必ずつながっている筈だから・・・と。
へヨンは、自分たちが動いたから、今回の事件が起った・・・と思っていました。
だから、何としても9番目の被害者だけは助けたいと考えました。
1989年のジェハンは、何度も何度も取り調べを受けていました。
怪しいですよね。現場近くに理由も無く非番の刑事がいて、偶然、犯行を目撃し、被害者を助けた上、犯人を追った・・・というのは。おまけに、誤認逮捕で人を死なせてしまい、その責任を負って、担当刑事が刑務所に入る事になったようですし。
担当刑事たちがジェハンを目の敵にするのは当たり前です。
ジェハンも、無線がどうとか全く意味不明な事を言うだけで、彼が言う“パク・へヨン”という警察官も存在しないわけですから。
で、とうとう共犯の疑いをかけられ、留置所に入れられてしまったのです。
そんな時、へヨンからの無線が
でも、ジェハンは、持ち物を全て取り上げられている状態。
無線に出る事が出来ません。
返答がないけれど、へヨンは必死にジェハンに語りかけました。
「僕がいるのは2015年です。」
そんな事言われても、ジェハンには理解できません。信じる事が出来ません。
「今も犯人は捕まっていない。でもチャンスはある。被害者はもう一人いる。犯人を捕まえれば、現在も変わる。被害者はキム・ウォンギョン。町役場の職員。11月7日の夜9時半、路地で・・・。」
名前を聞いて、ジェハンは愕然としました。恐怖に襲われたような表情です。
ウォンギョン・・・その女性は、ジェハンが真剣に想う相手でした。
危険だからと、都合の付く日は必ず家まで警護していた相手だったのです。ウォンギョンは、とっくにジェハンの気持ちに気付いています。決して嫌な感情は持っていない様子。
そして、最近、ジェハンは、彼女にスタンガンを渡しました。もしもの時のために・・・と。
なのに、その人が犠牲者・・・。
「つながる理由はわかりません。でも、通信することで事態を変えられる。犯人を捕まえ、被害者を救えます。」
必死に語りかけるへヨン。
何を馬鹿な事を・・・とジェハンは怒りの形相で聞いていました。
でも、あまりにも具体的です。
そしてこれまで、へヨンの言葉通りに事件は起って来た事を考えると、もう不安に駆られてしまいました。
で、体調を崩したフリをして、留置所から逃走したんです。
必死にウォンギョンの家に駆けて行きました。
ところが、残業すると言う連絡を受けたと家人が言いまして、まだ帰宅していなかったのです。
頼む・・・頼む・・・必死にウォンギョンの姿を探すジェハンです。
へヨンは、ホワイトボードの記録が変わる事を願いながら捜査を続けていました。
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