レビュー一覧は、こちらから。
たまに・・・ですが、イ・ジェフンssiがオム・テウンssiと被る私 ヘアースタイルの所為でしょうか。お顔は全く似てないのにね。
ジェハンは、必死にウォンギョンを探しました。
悲鳴が聞こえて、慌ててその方向に駆け付けたものの、既にウォンギョンは殺されてしまっていたのです。
キム刑事は、今回の殺人事件の現場付近の防犯カメラの映像をチェックしていました。
そしたら、写っていた人物がイ・チョング運転手。
最後の事件で犯人が乗り込んだと思われたバスの運転手だった人です。誰もバス停からは乗って来なかったと証言した・・・。
そして、被害者の遺体の下から見つかったガラス片に残っていた指紋も、彼のモノだと判明。
犯人だ・・・皆、色めき立ちました。
そして、イ運転手の元に急行したのです。
その時、チャ刑事は、イ運転手が怪しいと睨んで、既に彼がいると言う療養病院に向っていました。
キム刑事から連絡を受け、病室に行ったチャ刑事。
実は、イ運転手は患者ではなく、入院している患者の保護者なんですね。患者と言うのは、息子でした。
その頃、へヨンはバス会社で情報を掴んでいました。
当時、イ運転手は息子をバスによく乗せていた・・・と。歳格好が、犯人としてプロファイルされていた人物像と完璧に被ったんです。
これでへヨンには分かりました。
イ運転手が偽証した・・・と。息子を庇うために。
へヨンとキム刑事が駆け付けた時、チャ刑事がイ運転手の息子に羽交い締めにされていました。
でも、必死に抵抗し、逮捕したんですが・・・。
その時、ニュースで、26年前の連続殺人事件の犯人が自首したと流れたのです。
イ運転手でした。
今回の同僚殺害も自供していました。
息子の罪も全て被るつもりなんです。
チャ刑事たち、専門チーム員は、呆然としました。
自白していないイ運転手の息子では、犯人とする事が出来ません。確実な証拠が無ければ・・・。
その夜、また23:23に無線がつながりました。
キム・ウォンギョンがどーなったかと聞いたへヨン。
「犯人は逮捕されましたか?2015年なんですよね?」
その言葉で、へヨンは防げなかった事が分かりました。
へヨンは何も言えませんでした。イ運転手の息子を逮捕出来ていませんからね。
「イ運転手ですよね?」
ジェハンは言いました。ウォンギョンを探している時、イ運転手と出会っていたんです。
違います・・・とへヨンが答えた時、ジェハンが叫びました。
「だったら誰なんだ?俺が殺してやるから教えろ」
その怒りに驚いたへヨンは、理由を聞こうとしました。
へヨンにとっては、被害者の写真や資料で事件を把握しているだけだけど、ジェハンにとっては違うんですよね。
数日前まで生きていて、自分を慰めてくれ笑顔が可愛くて、優しくて、ただ一生懸命に生きていた一人の愛する女性なんです。
冷静ではいられませんよね。
自分の手で殺してやる・・・と、ジェハン。
へヨンが必死に止めようとしましたが、既にジェハンは無線機を置いて出て行っていました。
イ運転手の元に。
家に押しかけた時、もう一人の人物を見たのです。
あの夜、自分が追いかけた男にそっくりでした。その瞬間、その男、イ運転手の息子が犯人だと、ジェハンは分かったのです。
追いました。
で、ビルの屋上に追い詰めたんですが、後から追って来たイ運転手に邪魔されて、自首させる事が出来なかったのです。
逃げようとした息子は、屋上から転落しそうになりました。
それを、一旦は腕を掴んで助けようとしたジェハンなんですが、息子が笑ったんですよ。
自分を殺すと言いながら、いざとなったら、こうやって助けてしまう警官という性。それを笑ったのかもしれません。
その顔を見て、ジェハンの心が・・・。
手を離したのです。
息子は転落し、下半身不随に。
だから、連続殺人事件も、そこで止まったんです。
この一件を、イ運転手は事故だとして、ジェハンを訴えるようなことはしませんでした。
ジェハンは自分が全て話すから・・・と自首を勧めたのですが、イ運転手は頑として聞き入れませんでした。
結局、ジェハンもそのままにしてしまいました。
ただ、警察は辞めようと考えていたようです。
辞めなかったのは、ウォンギョンが自分をとても好いていたと聞いたからでしょうか。馬鹿が付くほどに融通が利かない生真面目な警官のジェハンが好きだと・・・。
「あなたは不愛想で口下手だけど、誰に対しても態度を変えず正義を貫く人だと、だから大好きなんだとウォンギョンが言っていました。」
ウォンギョンの叔母が、後に語ってくれたのです。
へヨンは、イ運転手の息子を犯人とするための証拠を見つけようと必死でした。
その時、ふいにひらめいたのです。
今回殺された同僚は、もしかしたら、ずっとイ運転手を脅してきていたんじゃないかと。
きっと、何か決定的な証拠を持っているに違いないと。
それはまだ発見されていません。イ運転手も、それを探すために同僚を殺したんじゃないかとね。
それには、最近、凶悪犯罪では時効が廃止された事と関係があると思えました。
時効が来た時、もう脅す事が出来ないと思っていたのに、時効が廃止された事で、またネタとして使えると考えたのでしょう。
被害者の足取りを追ったチャ刑事とへヨンは、とうとう見つけました。
それは、ウォンギョンの持っていたスタンガンでした。
ジェハンがプレゼントした・・・。
襲われた時、ウォンギョンはそれを犯人に押しあてたのです。犯人の身体には、その痕が残っていました。
実は、その同僚、偽証したイ運転手を怪しいと思い、つけていたようです。
そして、息子の犯行を目撃したんですよ。で、現場に落ちていたスタンガンを持ち帰って脅迫のネタとしたんですね。
スタンガンから、犯人とウォンギョンのDNAが検出されました。
動かせない証拠です。
キム局長は、長年未解決だった京畿南部連続殺人事件が解決したということで、意気揚々と捜査報告をしようとしていました。
良いとこ取りです。
イ運転手で犯人は間違いないと担当部署も思っていました。
報告会見が始まってすぐ、チャ刑事が資料を持って現れました。
そして、キム局長に提出したのです。すぐさま、事態を察したキム局長は、発表をチャ刑事に任せました。
苦々しい表情ではありますが、致し方ありません。
この状況でもイ運転手は息子に罪は無いと言い張りました。
早くに母親を亡くし、可哀相な子なんだ・・・と。
へヨンは被害者の無念、被害者家族の苦しみを訴えました。でも、納得しません。
こんなに時間が経ったのに、何故今になって再捜査をするんだ・・・とも。
「もしあなたの息子がイ刑事に殺されていたら、あなたは忘れられましたか?何事も無かったかのように幸せに暮らせますか?家族だけじゃありません。冷たい地面で恐怖に震えながら被害者は亡くなったのです。絶対に忘れてはいけません。」
やっと、イ運転手はうつむきました。
チャ刑事が、へヨンを慰めました。
殺人事件の現場は何度見ても慣れないから・・・と。自分なりの克服法を見つけなさい・・・とね。
でも、へヨンは初めてじゃ無かったのです、遺体を見るのは。
実は、彼の兄の自殺体を発見したのは、彼だったのです。
へヨン兄、女子高生集団暴行事件にかかわっていたの
ここにも何か謎がありそうです。
チャ刑事も実はそうだったのです。
そんな彼女を慰めてくれたのが、イ・ジェハン刑事だったのです。
へヨンは、ウォンギョンの遺族を訪ねました。
ジェハンの想いを知ったからでしょう。
ウォンギョンの叔母は、ウォンギョンのスタンガンのお陰で事件が解決したと聞くと、ジェハンとウォンギョンの事を話してくれました。
スタンガンは、初めてジェハンがプレゼントしてくれたもので、とてもウォンギョンが喜んでいたのだ・・・と。
へヨンはジェハンに無線で伝えました。
「犯人をつかまえました。」
どうやって?・・・とジェハンが聞きました。
詳細は話せなかったんでしょうね、へヨン。過去を変えたくなかったのかもしれませんが・・・。
「その時代では無理です。もし発見していても、当時の鑑識技術では犯人を逮捕出来ません。でも、イ刑事のおかげです。あなたが証拠を残してくれた。いくら技術が発達しても証拠がなければ逮捕はできませんでした。あなたが捕まえたんです。やっと逮捕できました。感謝しています。」
ジェハンの顔に、やっと満足そうな表情が浮かびました。
関わったたくさんの人が、やっと心安らかになれました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます