まったり まぎぃ

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『奇皇后』37話まで

2014-06-08 08:44:38 | 韓国ドラマのエトセトラ
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タファンは、自分の剣をとってヨンチョル一族と戦う事を決意していました。

殆ど自分の兵を持たないタファン。側近の宦官や護衛兵だけではとても太刀打ちできませんからね。

「皆、死ぬなと誓え。これから皇命を下す。死んで私を悲しませてはならぬ。生きてヨンチョルを成敗しその栄光を分かち合おう。」

臣下は、皆感動して、死ぬ気で戦うことを誓いました。

このセリフ、「太王四神紀」でのぺ様のと似てるよね?ふと思い出しました。

 

スンニャンは、他の宦官たちや皇太后、側室たちと共に、彼女たちの館を守る準備を始めました。門を簡単に打ち破れないよう俵を積んだり、火事の対応として水を汲み置いたり・・・。

 

タファンは、ヨンチョルの求めに応じて共にお酒を飲みました。

これまでタファンが無事に居られたのは、自分が守ってやったからだ・・・とヨンチョル。

今、親政を求めるなんて・・・と至極穏やかに話しました。タンギセがぺガンを捕らえたとの知らせを信じてるから、余裕です。

 

その頃、都を取り囲む門では死闘が繰り広げられていました。

ヨンチョルに情勢を知られる前に入城し、宮中をおさめなくてはいけませんからね。

 

ところが、ヨンチョルの元に、タンギセの密書が届いたんです。鷹に付けて飛ばせたみたいです。これは防げないよね。

行省長たちがタファンと手を組み、裏切ったと記してありました。

この時点で、まだワン・ユも裏切ったことは知らなかったヨンチョル。都の守備隊を預かるワン・ユに、タンギセが戻るまで持ちこたえろと指示を出しました。

そして、宮中に残るタファンたちを皆殺しにせよとの命令をタプジャへに下したのです。

 

タナシルリは、のんきに構えていました。

父が全てを取り仕切っていて、間もなく憎いスンニャンも殺され、タファンも殺され、自分たちだけの平穏で楽しい世が始まるとタカをくくっていたのです。

 

タプジャへの軍がタファンやスンニャンたちが立て籠る屋敷に攻めて来ました。

護衛宦官たちは勇敢に戦いました。でも、やっぱり腕も数も足りません。

攻め込まれ、にらみ合いとなりました。

「剣を捨てろ。」

タファンはタプジャへの兵に言いました。自分はこの国の皇帝だ・・・と。

そして、誰が私を殺すのだ?・・・と。

その言葉に、流石に兵たちは怯みました。やっぱり皇帝は皇帝です。

タプジャへが殺した者には報奨金を与える・・・と言いましたら、じりっと兵はタファンに迫りましたよ。

その時、ぺガンが到着

一気に形勢逆転です。

剣を捨てろのタファンの声に、兵たちは次々に刀を捨てたのです。

 

逆上したタプジャへ。結局、ぺガンに切られてしまいました。

 

ヨンチョルは、都の中を逃げ回っていました。

そして、やっとのことで自分の屋敷に戻ったら、そこにはワン・ユたちが。

それを見て、ほっとし歓喜の表情のヨンチョル。まだ信じていたんです。

護衛兵が全て殺され、事態を理解しました。

この期に及んでも、ヨンチョルはワン・ユを懐柔しようとしました。

でも、生きて復活したら、スンニャンを八つ裂きに・・・と言った時、ワン・ユの表情が動きました。

結局、ヨンチョル縛り上げられました。

 

そして、タナシルリのところにも、この知らせが。

スンニャンが直接乗り込んで行きました。願ってやまなかったタナシルリへの復讐です。スンニャンの表情が、怖いです。今までで一番怖い表情です。

タナシルリは、一切反省をせず、自分の置かれた状況も納得出来ていませんでした。

「私の命が尽きるまでこの戦いは決して終わらせぬ。」

と、タナシルリ。そしたら、スンニャンが一歩タナシルリに近づいて言いました。

「その言葉、私には殺してくれと聞こえる。望み通りにしてやる。心配するな。」

それを見て、皇太后は、初めてスンニャンを恐ろしいと感じたようです。

 

タンギセは城門の外で歯ぎしりをしていました。父や弟や妹が城内でどのような状況になっているかが分からないのと、手勢が少なく、無謀な戦いでしかないと分かっているからです。

それでも、タンギセは攻めました。その後、命からがら逃げ出したようです。

行き先は、ビョンスがいる鉱山でした。

 

牢に入れられたヨンチョル。

スンニャンに憎々しげに言いました。

「お前は私に死にも勝る屈辱を与えた。どうやって皇帝を手なずけたのだ。」

「陛下を変えたのは、あなたです。」

と、スンニャン。ヨンチョルの残酷な仕打ちが恐れを怒りに変えたのです・・・と。

そして、千年の大計が・・・と言うヨンチョルに対してとどめの一撃を与えました。それは、孫で世継ぎだと思っているマハが、実はタナシルリの実子ではないということです。

自分が死んでも血筋は残る・・・と思っていたヨンチョル。それまでもが消えてしまったのです。

 

そして、君臨してきたヨンチョルは、タファンや皇太后、スンニャン、そして行省長たち臣下が見つめる中でぺガンの手によって処刑されました。

元帝国の先祖から続く伝統通り、血を流さない方法、縄で首を絞めるやり方でした。

 

死ぬ前、ヨンチョルは大きな言葉を残して行きました。残された者たちの、特に皇太后やぺガンの心に刺さる言葉でした。

スンニャンは高麗人であり、彼女を皇后に据えることは、元に高麗の血を入れる事だ・・・。

そんな事をしたら、側近は高麗出身の者たちに占められる。偉大な元帝国が高麗の女に牛耳られると思うと、悔しくて死んでも死にきれない・・・とね。

スンニャンを、お前の手で殺せ・・・とヨンチョルはぺガンに言いました。

影響力の大きい言葉でしたね。スンニャンの将来が、まだまだ多難だと予想されます。

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