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前回の記事は、こちらから。
ジフンの‘アンチモンが死因となった可能性は低い’という証言で、チャン社長は不起訴となってしまいました。
ほくそ笑むチャン社長のムカつく事
でもね、この事件はあっけなく終末を迎えることになったんです。
死んだ社員の一人が恋人だったというチャン社長を脅していたグループの残りの一人が、チャン社長に復讐したんです。
チャン社長は、最後の一人を、アンチモンじゃなく、ふぐ毒のテトロドトキシンで殺してました。それを、使ったんです。
その人物は、チャン社長を訪ね、もう脅迫をしない・・・と告げました。
で、一緒にお酒を呑んだんですが・・・。
そのお酒に、その人がテトロドトキシンを既に混入させていたんです。
怯えながらお酒を呑む様子を、楽しげに見ていたチャン社長ですが、自分は勿論毒を入れてないから、安心してますし、呑むのに躊躇はありませんでした。
でもね、呑んだ直後、その人が告げんたんです。
「今度は私が入れました。それも、たくさん・・・。」
恋人とお腹の子供をお金の為に殺すことになってしまったその人は、チャン社長を道づれにしたんです。
直後に、ジフンとダギョンが駆けつけましたが、遅かったですね。
ジフンは、自分が偽証した為に、チャン社長が不起訴となり、この二人の命が失われる結果になった・・・とショックを受けました。
そして、辞表を提出し、姿をくらましたんです。
ジフンの行方を追うダギョン。元カノのウジンに聞いて、死んだビョンドと良く行ってたと言うある村に行き、そこでジフンを発見。
ところが、これが偶然ある事件を発見することにつながるんです。
一人の死亡した老人を別人だと偽って保険金を得ようと村人で画策してたんです。
ダギョンが偶然、その死体を発見してしまった為に、明るみにですることに。
でも、彼らは悪気があってしたわけじゃなく、老い先短い自分たちが死んだ後、残される孫たちが路頭に迷わない様、お金を貰いたかったんです。
まだその計画を実行してはいませんでした。幸いでした。ジフンは、その話を聞き、不問に付しました。
そして、彼らが工場の出す有害物資で健康を害されてる疑いがある事に気づき、国に届け、健康診断をさせる事が出来ました。と同時に、その会社から補償金も貰えるだろうということになり、お金の心配もしなくてよくなったんです。
この一件で、法医官を辞めようとしていたジフンですが、最後に、一つだけ立証してから・・・と気持ちを変えました。
それはとりもなおさず、アイドル歌手ソ・ユニョンの死亡事件です。
その頃、イハンの元に、刑務所に収監されてる事件の‘犯人’イ・スジョンから連絡が入ってました。自分は命を狙われてる、明日面会に来てほしい、全て話す・・・と。
イハンとウジンが面会に行った時、彼らより先にスジョンに面会に来ていたのが、カン・ソヨン。事件の真犯人とジフン達が睨んでいる女性です。次期大統領候補を父に持つ人です。
彼女は、スジョンに言いました
「代償を貰ったのなら、耐えなきゃ。」
結果、その事で、スジョンはイハン達に対する態度を変えました。
話す事は無い・・・と取りつく島もありません。
それが、ソヨンの所為だと知ったのは、その後になってからです。 スジョンの身が危ない・・・と再度面会に行ったイハン。
でも、遅かったんです。その時既に、スジョンは死んでました。シャワー室で。
シャワー室の前で待っていたイハンは、事件の発覚直前に出て行った一人の受刑者を確認。その女性が怪しいと思ったイハンは、出所した彼女を追いました。
でも、彼女は犯人ではなく、スジョンと仲の良い人物だったんですね。イハンは、その女性からスジョンの伝言を聞いたんです。
「ソ・ユニョンの飲みモノに青酸カリ入れてない。」
イハン、ウジン、そしてジフンとダギョンは、協力して事件を再捜査し始めました。
スジョンが青酸カリを入れてないと話していたと言う事から、ユニョンが飲んだビタミンドリンクの中に青酸カリが入ってなかったという証拠を得る事が重要と考え、その空きビンの行方を追うんですが、なにせ、事件は1年前の事。そうそうは見つかるはずがありません。
そんな時、死んだ時のイベントスタッフの一人が、その飲み物をジャンパーにこぼされたという証言をしてる事を発見。
ジャンパーが残ってると聞き、受け取りに行ったのですが、どこからかイハン達の動きを察知したチャン弁護士が手をまわし、ジャンパーを焼却処分にしたんです。
がっくりしたダギョンとイハン。
そしたら、天の助けが ジャンパーを着ていた女性スタッフから連絡があり、そのジャンパーを持ってると言うのです。騒動で返すのを忘れ、ユニョンの思い出として大切に保管してきた・・・というんです。
すぐさま会いに行った二人は、スタッフからジャンパーを受け取り、科捜研に回しました。で、青酸カリは検出されませんでした。
そして、スジョンの検死解剖をした結果、感電死だと言う事が判明。
ジフンは、直接、カン・ソヨンに会いに行きました。そこで、自分なりの考えで事件のあらましを話すんです。
それを微笑みながら、余裕のある表情で聞くソヨン。
スジョンが飲みモノに青酸カリを入れなかった事を察したソヨンは、最後に・・・とユニョンにkissをし、
「口紅が・・・。」
とか言って彼の唇を、自分の手で拭うのです。手袋をはめた手で・・・。その手袋に青酸カリが塗ってあったと、ジフンは想像したわけです。
それを聞いても、動じないソヨン。
「証拠は?」
ジフン、どうやって追い詰めるんでしょう。
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