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前回の記事は、こちらから。
酔っ払ったテソンをマンションの部屋に送ったジェイン。その時、うっかり服にジュースをこぼしてしまい、着替えが無いので、テソンのワイシャツを借りました。
テソンは、ジェインに対して冷たい態度をとります。自分が誰も守ることが出来ない・・・と、継母シン女史に言われましたからね。結構、その言葉が堪えていたんですね。で、成り行きで部屋からジェインを追い出しちゃったんですよ。
そんな恰好のまま追い出されたジェインは、困り果て、ゴヌクを呼び出し、助けてもらいました。
本当に困った時、頼るのはやっぱりゴヌクだったんですね。
そのお礼のつもりだったのかな?ジェインは、ゴヌクの家を訪ねて行きました。でも、その家、以前ゴヌクがジェインを呼んだアクション監督のアパートでしてね。勿論、ジェインはそこがゴヌクの家だと思ってたんですよ。
ゴヌクが自分に秘密を持っていたって事を知ったジェインは、ゴヌクをちょっとした嘘で呼び出し、本当の家を探り出しました。いきなり、部屋に入って行ったジェイン。ゴヌクは驚きましたよ。後をつけられてるのを、知ってるのかと思いましたよ、私は。
「家のほかに隠してることは?」
そうジェインは聞きました。でも、ゴヌクは冷たく突き放しました。売り言葉に買い言葉・・・で、一旦は喧嘩別れのように部屋を出て行ったジェイン。
でも、すぐ、戻って来て、食事の支度を始めたんです。
一人のゴヌクの姿が、とっても寂しそうで、孤独を感じたからなんでしょう。
嬉しそうでしたね、ゴヌク。こんな無邪気な表情するんだ・・・と思うくらい子供っぽい表情でした。
俺を信じるか?…と聞くゴヌクに、こんなウソツキをどうして信じるの?・・・と返したジェイン。
そうだ、信じるな、俺みたいな男・・・とゴヌク。でもね、ジェインはすぐに言いました。
「信じる。あんたを信じるわ。」
本当に嬉しそうでした、ゴヌク。歩き方まで幼い子供のようでした。姉に指示されてるような・・・。
しかし、ここで重要な事が
ゴヌクの背中に大きな傷跡があるのをジェインが見ちゃったんです。この時は、あの事故の時の相手の事を思い出さなかったようです。
ただ、その大きさゆえ、傷を負った時は、どんなに痛かっただろうかと一層ゴヌクを思いやる気持ちになったようです。
その時、テソンから呼び出しの電話が。
ジェインは、ゴヌクに嘘を突いて部屋を出て行くんです。自分の作った食事を本当に美味しそうに食べるゴヌクの姿は、ジェインの心を痛めたようですね。ゴヌクも、ジェインが嘘を付いてるって事が分かってたと思います。
テソンと二人で豪華な食事をする間も、ジェインの心には一人で食事するゴヌクの姿がありました。
ゴヌクとの事を、一瞬の間違いだったと言うテラ。それを、妹のモネに聞かれてしまうんです。
モネは、ショックで家出してしまいました。…と言っても、行き先は別荘。まぁ、家出なんぞと慌てたのは周りの者たちだけですけどね。
モネは、別荘にいるとゴヌクに連絡してきました。だから、ゴヌクはそれをテラに連絡した上で、別荘に向かいました。
テラも、別荘に。
最初に着いたのは、秘書か何かの男性。この人が、酔いつぶれてるモネを連れ帰ったのです。
そのあと、ゴヌクとテラが到着。
この時、テラは風邪気味でして、帰ろうとした時、都合よく(・・・いえいえ、たまたま?)倒れてしまいましてね、ゴヌクが夜を徹して看病しましたよ。でも、この事は、ちゃぁんとシン女史に報告されてました。別荘の管理人から。
翌日、テラを送ったゴヌク。途中で、ふと車を路上に停めました。何か話すつもりだったのか、それとも、テラが話したそうに見えたからなのか・・・。
テラは認めましたよ、ゴヌクに惹かれてること。
「あの時、少なくともあの瞬間は過ちじゃなかった。」
ゴヌクの、してやったりの表情が何とも言えなかったですね。ゴヌクの表情を見てると、これらが全て復讐のための台詞なのかどーなのか、分からなくなります。どれも真実に見えるんですもん。ま、モネに対する言動は薄っぺらいですけどね。
ゴヌクは、徹夜した所為で、会社でちょいとうたた寝してましたら、そこに通りかかったジェインが、肩を貸してくれました。ジェインが言いました。
「昨日はごめん。今度は一緒に食べよう。」
ほんの一瞬、ゴヌクが幸せそうでした。
ところで、例の窃盗犯が、ゴヌクの後ろ姿がソニョンの事件当日、ソニョンと言い争っていた人物と似てる…と証言したようです。だから、クァク班長がゴヌクに会いに来たんですね。ミリャンでも、ゴヌクを見かけた事もありましたし。
で、事件当日のアリバイを聞くんですが、ゴヌクは、アクション監督たちと韓日戦を見たと証言。それともうひとつ、傷跡が無いか?・・・ということも。これに対しても、ゴヌクは、無い・・・と言いました。
ゴヌクは、長男テギュンの所業も公にしました。まず、株価操作をしてる・・・という噂をマスコミに流しました。
そして、それに携わってる例の投資顧問の人物に、それとな~くテギュンが信用できないって事を吹き込むんです。
その顧問は、テギュンとの関係を終わらせようと失踪。
テギュンの所業は、父のホン会長の耳にも入りました。会長は激怒し、検察に捕まる前に、出国しろと命令しました。
なんかね、ちょっと復讐が小さいな 物足りない気がするのは私だけ?
テソンは、ジェインに会おうと行ったギャラリーで、ジェインの同僚の話を聞いちゃいます。相手がまた例のジェインを振った元恋人ですから、ろくな内容じゃありませんよね。
同僚が、言うんですよ。ジェインがどんなに努力してテソンを引っ掛けたか・・・ってね。
ジェインだけは…と信じて来たテソンは、その言葉に大ショック
ジェインをホテルのスウィートに連れて行き、お金と身体とを交換すれば良い…と言いだしたのです。
ジェイン、テソンがいきなりそんな行動に出たのをいぶかしみますが、その裏側にある彼の気持ちには気づかなかったんですね。
自棄になって付いて行ったのですが、妹のウォニンからの電話で正気に戻りました。
テソンを残して、部屋を出て行ったのです。
その時、クァク班長から連絡が入りました。事件の容疑者を捕まえたので、傷跡を確認してほしい・・・と。
ゴヌクです。
クァク班長は、アクションスクールのメンバーをしつこく問い詰め、アリバイを崩したようなんですよ。
そして、傷跡をジェインに見せました。
最初、後ろ姿で、顔も隠していたのでジェインは見たまんま
「多分、あの人だと思う。」
なんて証言をしました。でも、次の瞬間、ゴヌクの傷跡を思い出したんですね。ゴヌクも、何かを感じて、取調室の中で、こちらが話を向いたんです。ジェインと顔を合わせるかたちになりました。勿論、ジェインの姿は見えないんですけどね。
ゴヌクの顔を見て、ジェインは凍りつきました。
そして、証言を翻しました。
「暗くてよく覚えてません。彼ではありません。一瞬見えただけだし・・・。」
明らかに嘘をついてる雰囲気です。班長は、ジェインの様子に戸惑いました。
班長は、ゴヌクの素性を完璧に調べてました。
もう一人のホン・テソンだと言う事も、ソニョンと同じ施設で育ち、姉と慕っていた事も。
ゴヌクは、取調室で真っ向から否定します。そして言うんです。
「そんな姉の様な人が死んだら、ホン・テソンには何が残りますか?実の両親は死に、養父母には犬のように捨てられた。愛してくれたのは、姉だけで、唯一の家族だったのに。」
「そんな人を殺すんですか?」
「俺が万が一その男だったら、何があっても助けようとしたはずだ。家族だから。」
そうなんです。
ゴヌクは、自殺しようとしたソニョンを助けようとしたんですよ。でも、ソニョンが手を放して、落ちて行ったのです。
疲れきって帰って来たゴヌクを、ジェインが待っていました。
ジェインは、警察で、ソニョンとテソンとの関係を聞いていました。テソンが以前口にしていた女性が、そのソニョンだと知ったんですね。そして、ゴヌクが、その女性と関係がある、殺したかもしれない・・・と疑われてる事も知ったんです。
それをゴヌクに問いただしました。
事件の日、事故の相手の運転者が自分だった事も話しました。
ゴヌクは、自分がソニョンを殺したも同然だと思ってるんですね。ジェインにも、自分が殺した…と言いました。
ショックを受けたジェインは、ゴヌクの部屋を出て行きました。でも、戻って来ました。
そして、ゴヌクをそっと抱きしめたんです。
ゴヌクも、子供のように泣いていました。
なんかねぇ、ゴヌク、復讐と言うより、自分自身を苦しめてるだけのように思えるんですけど・・・
ひたすら、ゴヌクだけが悲しいと思えてきます。
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