まったり まぎぃ

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『七日の王妃』6話まで

2018-01-11 13:21:02 | イ・ドンゴン関連

                               

レビュー一覧は、こちらから。

 

その日、チェギョンはもとより、チンソン大君も眠れない夜を過ごしました。

チェギョンの事を忘れたと思い込もうとしていたようですね、大君は。

kissしたのも、多分想いの発露だったのでしょうが、本人はそうと分かっていないようです。ただ、酷い仕打ちを敢えてした・・・と考えているのでしょう。

 

チェギョンは誤魔化されてしまった結果になったけど、やっぱり確かめたいと思いました。

で、懲りずに大君の店を訪ねたのです。

「大君様ですよね?」

と詰め寄るチェギョン。違うなら、全力で私を説得して・・・と。

そしたら、大君は、言いました。

「女が男に答えを求める時はどうすべきか。あなたこそ全力でしろ。」

妓女を見ての言葉だと気付いたチェギョンは、素直に妓女から学ぼうとしました。

 

燕山君がせっかく善政を施そうと思ったのに、重臣たちは水害の地域だけに施しをすれば、干ばつで苦しんでる民と公平じゃない・・・とかなんとか、反対意見を並べ立てました。

燕山君は、気分を害しました。

で、憂さ晴らしにまた宮中から外にお忍びで出かけたのです。

で、妓房に行って見ると、男装をしたチェギョンがいるじゃありませんか。

毎回会うたびに驚かされるチェギョンです。またそれが燕山君には心地よい驚きだったようです。チェギョンに対してだけは素の表情を見せます。

 

イム・サホンは、王への進上物資を密かにくすねているようですね。

その船が、以前、海賊に襲われ、荷を奪われてしまいました。取り戻そうとしてはいますが、公に捜査出来ないため、遅々として進んでいません。

ただ、気になる事がありました。

海賊の似顔絵を見て、チンソン大君に似た男がいたからです。

チンソン大君の遺体は、崖から落ちたとかで、顔が判別できないくらいに傷んでいたそうです。だから、もしかしたら生きているのかもしれないと推察しました。

それは、自分たちの命が無いということです。

一刻も早く、その男を殺してしまわないと・・・とチャン・ノクスと画策し始めました。

 

チェギョンは妓女の恰好をして大君のところに現れました。

流石に恥ずかしいし、プライドを捨てなきゃそんな事出来ないってんで、お酒まで飲んでましたよ。

大君と一緒に行くところがある・・・と言いました。

言って聞くような相手じゃ無いと分かってる大君は、仕方なく恰好を整えてチェギョンと出かけました。

ぱりっとした両班の恰好をした大君は、流石に素敵で、道行く人たちは皆、大君とチェギョンのカップルに見惚れました。

 

チェギョンは、5年前、大君と過ごした場所に行きました。

記憶を失っているのなら、取り戻せるかもしれないと考えたのです。

勿論、大君はその意図を分かっています。

渋々・・・と言う表情を浮かべてはいますが、心の中では、なつかしんでいました。

大君だと認めたりはしないけど、チェギョンに優しくしました。手を取って歩いたり・・・。

チェギョンはそれだけで天にも昇る心地だったでしょう。

 

次は自分が連れて行く・・・と言って、チェギョンを案内したのは、チンソン大君のお墓。

罪人の扱いの所為か、王族とは思えないような小さなお墓でした。チェギョンはお墓の場所を知らなかったようです。

流石に怯んだチェギョン。

大君の死が現実として突きつけられた気分でした。

そして、今自分の手を取っているのは、大君ではない別の人だと思い知らされたのです。

お前は会いたいのかもしれないが、大君はどうかな?死者を口実に他の男に近づくのはやめておけ。死者が可哀相だ。

そう言われたら、ショックでチェギョンは座り込んでしまいました。

 

酷い言葉を言い放ったチンソン大君もまた混乱していました。決して気持ちが晴れたわけじゃありません。

チェギョンの事をどうするのかとミョンへに聞かれ、

「腹が立った。」

と言いました。自分が地獄をはいずり回っている間に、兄と親しくなっていた事が悔しかった・・・と。だから苦しめたかった・・・と。

突然、ミョンへがkissしました。

チェギョンとの記憶を全て消し去りたかったのです。

それを、チェギョンが見ちゃった。

貸してくれていた上着を返しに来たところだったのです。

 

物音に気付いた大君が外に出てみると、上着が置いてありました。

チェギョンだ・・・。

すぐに後を追った大君。

チェギョンの後ろ姿が見えました。でも、駆けよる事は出来ませんでした。

 

自分は大君でもないし、女もいる・・・と言っていた言葉が、甦りました。

さらにショックを受けたチェギョンは、ふらふらと雨の中を歩きました。

その姿を燕山君が見つけました。

 

燕山君は、チェギョンに自分が描いた絵を渡そうと来ていたのです。

実は、何枚も水墨画を描き、それを重臣に買い取ってもらい、それを民の救済に充てようと考えたのです。

その1枚でした。

一番気に入った絵をチェギョンにプレゼントしようと考えていたのです。

 

いつもと違うチェギョンの様子に驚き、駆けよると、チェギョンはふらっと倒れかかりました。

思わず抱きとめた燕山君。

その様子を遠くから大君が見ちゃってたよ・・・。心配で後をついて来ていたのね。

 

その時、海賊を追っていたイム・サホンの手下が現れたーっ

ソノが来てくれたおかげで、どーにか逃げ切る事ができました。

 

事情を聞かれ、チェギョンは正直に答えました。

「大君に似た人に会いました。」

ふっと燕山君は呆れたように息を吐きました。忘れられないでいるチェギョンが哀れだし、自分の想いが報われないと感じたからでしょうか。

燕山君、チェギョンを妹じゃなく、女性として見ているよね?

楽天と言う名前でした。この間、王様も見た人です・・・。大君ではありませんでした。

泣きながら話すチェギョンでした。

 

チンソン大君が宮殿に忍び込みました。

燕山君の妃シン氏と出くわしましたが、知らせを聞いたチャスン大妃が現れ、上手く誤魔化す事が出来ました。

チャスン大妃と大君は、5年ぶりの再会でした。

でも、宮殿に忍び込むなんてことは本当に危険な事です。大妃が諌めたのですが、大君は言いました。

「時機を待っていて母上は息子を失いました。私は私らしい道を探します。逃げ隠れしないのが、私らしさだと確認する道です。」

 

燕山君は、酒屋で会った男の似顔絵を描きました。

上手いのよ、これが。暗かったし、斜めに向いていたから顔は見えて無かったのかと思ったけど、ちゃんと見たようですね。

ま、その辺はスルーしましょう

その似顔絵をイム・サホンに渡しました。

楽天と言う男だ・・・と告げ、自分の目の前に連れて来いと命じました。どんな手を使っても・・・と。

 

大君たちは、イム・サホンの船から奪った品物を困っている民に分け与えようとしていました。

目印はタニシ。

将来、それが大君が王位に就く時民の声として反映するだろうと考えてのことです。

なんか、ちょいと下心って感じがしますわ、私には。民の事を思って・・・と言うより、将来の自分の為に餌を撒いておくって感じに思えてしまって

ところが、ある家から塀を乗り越えて出てこようとした時、たまたま外を歩いて来たのがチェギョンだったんで、事は厄介に。

どー見ても、賊ですもんね、恰好が。

 

チェギョンはチンソン大君のお墓に行った帰りでした。

イム・サホンの手下が彼女の後を付けててね。

チェギョンを張ってれば、“楽天”が現れるとイム・サホンは踏んだのです。既にチェギョンが男と会っていたと燕山君から聞きましたから。

チェギョンも、尾行に気づいて、必死に逃げようとしていた時、塀を越えて怪しげな男が出て来たもんだから、叫び声を上げて逃げ出しちゃった。

助けてくれたのは大君。

ま、助けたと言うよりは、自分たちの計画を邪魔されないように大人しくさせたって事の方が正解かも。

「まだ懲りてないのか?」

大君が言いました。

まだ・・・ということは、これが初めてじゃないって意味です。

気付いたチェギョンは、5年前、二人でやはり賊から逃げている時の言葉を敢えて繰り返しました。

「何故逃げるんですか?私たちは何も悪く無いのに。」

反射的に大君が答えました。

「何もしてなくても・・・。」

後をチェギョンが継ぎました。

「死ぬことがあるから?」

大君も思い出しました。

思わずチェギョンを振り返った大君。上手く言い逃れることは出来ませんでした。

そのまま立ち去ろうとした大君を、後ろからチェギョンが抱きしめました。

 

「やっぱり、そうじゃない。何故嘘をつくの?何故違うと言うの?」

泣きながら縋るチェギョンを、大君も振りほどく事が出来ず、立ち尽くしてしまいました。

 

そしてその姿をミョンへが見てるのよ・・・。

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