まったり まぎぃ

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『THE K2~キミだけを守りたい~』6話まで

2017-07-12 22:01:01 | 韓国ドラマのエトセトラ
THE K2 ~キミだけを守りたい~ DVD-BOX1
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

レビュー一覧は、こちらから。

 

クラウドナインは、ユジンが認めた人物だけが出入りできる、音声認識人工知能に完全にコントロールされた場所でした。

現在は、キム室長とクク代表、チュ室長だけなのかな?

それに、入社したてのジェハが加わるというのだから、やはりミランだけじゃなく、皆が注目しますよね。

そのAIは、ユジンの声だけに反応するようになっていました。JSSの頭脳とも言えるモノです。

あらゆるデータを集積し、ユジンの質問に的確に答えてくれるソフトウェアでもありました。

 

ユジンは、ジェハの過去を知りたいと思ったのです。

何故、パク・グァンスに復讐したいと思っているのか。一人で敵地に乗り込み自分を救った男、傘まで差してくれ、ハンカチも持ち歩く男がどんな人生を歩んで来たのか、知りたくなったのです。

そして、ジェハがJSSに入ったのは、何か目的があるからだと、疑問を持っているからだとユジンは感じていたのです。

 

ジェハは、ユジンに話しました。

グァンスが何かをしようとして、その通訳だった恋人を殺した・・・と。

そして自分はその濡れ衣を着せられ捕まったが、逃走した・・・とね。

復讐するには充分な理由ね・・・とユジンは言いました。

 

こうやって話している間も、ジェハは決して敬語を使いません。対等にユジンと話をするのです。

他の誰とでもそうなんですが・・・。

それがユジンには案外心地よいみたいです。そして、ジェハがユジンの奴隷ではなく、友だと言った時にも、決して不快な思いはしませんでした。

自分を不快な目に遭わせた者たちへの復讐を指示している時、そこまで?・・・とキム室長やチュ室長が怯むほどに一欠けらの情も見せないのに。

 

その頃、アンナは、軟禁状態から抜け出そうと考えていました。

父が自分に会いに来ないのは、全てユジンが禁止している所為だと思っていました。父は自分に会いたいと思っているのに、ユジンが邪魔しているに違いないと。

だから、会いに行こうとしたのです。

監視しているミランのいい加減なところは既に分かっていました。

ミランが食事をしている間に、彼女の部屋に忍び込み、身分証やカード、スーツ等を盗み出しました。

ミランのフリをして、家を出たのです。正門から。

 

まず、アンナは、昔母と住んでいた家に行ってみました。

母との思い出が甦って来ました。

家の近所の写真店には、まだ自分と母ヘリンの写真が飾ってありました。

写真店の店主は、アンナの事を憶えていました。

で、一緒に写っている家政婦の事を教えてくれたのです。

 

アンナは家政婦が入っている療養施設に行きました。

ところが、家政婦は既に認知症の症状を示していて、アンナの事が分かりません。母のヘリンだと勘違いしました。

でもね、ユジンがヘリンやアンナの命を狙う・・・と恐怖の叫び声をあげたのです。

アンナは、やっぱり・・・と思いました。

母や自分を苦しめたのはユジンであって、父では無い・・・と。

 

アンナが居なくなった事に気付いたのは、ジェハが帰宅した時でした。ミラン、大失態です。

でも、彼女のカードの使用履歴が通知されて来たので、アンナの動きが分かりました。

で、施設にたどり着いたのですが。

アンナは無線機も持ち出していまして、彼ら警護官の通話を聞いていました。流石です。脱走の常習犯だっただけありますよね。

シスターの恰好をして、その場を逃げ出す事に成功しました。

 

その日、セジュンとユジン、そしてパク・グァンスはある聖堂の追悼ミサに参加する予定になっていました。

アンナは、シスター姿で、聖堂に入り込みました。

ジェハたち警護官も、聖堂に詰めました。必ずここに現れるだろうと踏んだのです。でも、シスターは盲点だったようです。

 

セジュンは、目の前のたくさんのシスターの一人がアンナだと言う事に気付きました。

アンナは真っ直ぐに父を見つめていましたから。

まさか・・・ですよ、セジュンとユジンは。

アンナが、何か喋ったら、おしまいです。

 

警護官たちもシスターに近づこうとしましたが、神父様に制止されました。

事を荒立てたくは無いので、ぎりぎりまで見守る事に。

 

歌を終えたシスターたちが下がり始めました。

が、アンナ一人だけが残っています。

セジュンやユジン、ジェハたち皆が緊張する中、アンナが歌い始めました。アメイジンググレースです。

涙がこぼれ落ちました。

セジュンは固く目を閉じ、ユジンの目にも涙が。

アンナの澄んだ歌声は、参列している人々にも沁み入りました。

 

結局、アンナは何も言わずにその場を去りました。

そして、また行方が分からなくなったのです。ただ、一人のシスターにセジュンへの手紙を託していました。

『お父さん。私迷子になったみたい。迎えに来て。場所は分かるよね?』

幼い頃、母ヘリンと父と3人で言った遊園地でした。

今は公園になっていましたが・・・。

 

もし迷子になったら、はぐれた場所で待っているように・・・とその時セジュンは幼いアンナに言ったのです。

パパが迎えに行くから・・・と。

でも、セジュンはその約束を忘れてしまっていました。だから、アンナが待っていると言う場所が分からないのです。

流石にユジンもアンナが哀れになりました。

セジュンは、アンナを守っていると思っていたけど、本当は野望の邪魔になる事を恐れていただけだと思いました。

そんな父親を待ち続けているアンナが可哀相に思えたのです。

 

アンナの居場所が偶然分かりました。

SNSにアップされた写真に、偶然写り込んでいたのです。

 

ジェハがその場所に向かいました。

人の目があるところに、セジュンが行くわけにはいきませんから。

お父さんに頼まれた・・・とジェハは言いました。そしていちごのアイスクリームを差し出したのです。

それもお父さんからだと聞いたアンナ。

決心したようにそれを食べました。

でも、直後に発作を起こしてしまったのです。いちごアレルギーだったのです。

きっとセジュンも知っている筈だったのでしょう。なのに、敢えていちごのアイスクリームを持たせた・・・。

父が完全に自分の事を忘れてしまっているとアンナには感じられたのでしょうね。

 

突然倒れたアンナに、ジェハは流石に慌てました。

課長がアレルギーを知らせました。

ジェハは必死に人工呼吸しました。

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