まったり まぎぃ

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『華政』39話まで

2017-03-30 18:12:14 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 第三章
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

レビュー一覧は、こちらから。

 

インモク大妃と共に、公主は王宮に戻りました。9年ぶりのことでした。

嬉しい筈なのに、大妃はイマイチ不安でした。

ヌンヤン君・・・いえ今は仁祖を信頼できないからです。公主との確執も気になっていました。

 

仁祖は、光海君の残党を一掃しようとしていました。

そして、火器都監も潰してしまおうと考えていたのです。

 

火器都監の提調であるホン・ヨン、そしてジュウォン、職人たち全員が後金への内通を疑われ、捕えられてしまいました。

キム・ジャジョムは、光海君に、火器都監もまた内通していたと証言するよう迫っていました。さもないとジュウォンとホン提調を拷問する・・・と。

でも、光海君はそんなこと絶対に言いません。

拷問を加えられたジュウォンたちも、決して嘘の自白をしませんでした。

 

公主は、火器都監の職人の姿になり、宮殿の門の前に座り込みました。

席藁待罪・・・ですな。

いくら訴えても、火器都監の皆を釈放してくれないので、最後の手段に出たってところです。

民は、その姿を見て、驚きました。常々、公主は尊敬の的だったからです。

「火器都監の提調、校理、そして職人は無実です。皆、国の為に戦地で命をかけただけです。それでも処罰すると言うのなら、公主である私も罰してください。私も職人たちと共に戦地にいました。無実を訴えても疑うのでしたら、どうか私も死罪に。」

 

その姿は民の同情を集めました。新国王が公主を苦しめていると言う声も上がり始めました。

民の数は増すばかり。

仁祖は苛立ちました。

またもや公主が自分の邪魔をする・・・と。

公主を捕えろと命令しましたが、重臣も従いません。民の目の前でそんな暴挙に出るなんて、民の反感を買うだけです。

ヒステリックに叫ぶ仁祖に、行動を共にした重臣たちも、呆れ顔です。やはり王の資質は無いですな。

 

兵たちの話で、ジュウォンや職人たちも公主の行動を知りました。

自分たちを助けるために、公主がそこまでしてくれている・・・と感動し、気持ちを奮い立たせたのです。

それは、光海君も同じでした。

 

キム・ジャジョムが仁祖に言いました。

聞き入れましょう・・・と。

相手は公主。このままでは、民に対して、反乱の説得力が薄れてしまうからと。

 

雨が降っても座り続ける公主。

民は心配で傍を離れず、見守っていました。

ジャギョンも駆けよりたい思いを我慢して、見守り続けていました。

 

とうとう公主の身体がふらつき、倒れかかってしまいました。

駆け寄ったジャギョンが抱き起こしました。

意識を失いかけても、公主は訴え続けようとしました。

その姿に、もう民も黙ってはいられませんでした。

「王様、どうか公主様をお助け下さい。」

「お助けください。王様。公主様には何の罪もありません。火器都監の者たちを放免に。」

口々に叫びながら跪き始めたのです。

その場にいた民の全員が叫び始めました。

 

その声は、宮殿の中にまで届きました。光海君も、牢のジュウォンや職人たちにも聞こえました。

 

何故民は私の名では無く公主の名を呼ぶのだ・・・と仁祖は怒りました。

イヌは、仁祖に言いました、先を見据えるべきでは・・・と。

いつか自分が火器都監の門を開けて仁祖に捧げます・・・と。

 

仁祖はこうなったら、もう火器都監の者たちを釈放するしかありませんでした。

光海君は、ほっとしました。

 

仁祖は光海君だけは処刑しようと考えていました。

でも、キム・ジャジョムはそれを止めました。

「仮にも先王です。燕山君ですら死罪は免れました。今は流刑にとどめるべきです。」

歯ぎしりをしながら、仁祖はその意見に従いました。

 

でも、ゲシやイ・イチョムたち、光海君の最側近たちは、斬首となりました。

刑場に行くゲシの前に、公主が。

ゲシは感謝し、そして謝りました。

一つだけお願いが・・・と言いました。

「王様のご意志のことです。どうか公主様が引き継いでください。それだけで、王様はご満足なさるでしょう。」

ゲシは自分の人生に満足し、静かに刑に処せられました。

 

光海君が流刑地に送られることになりました。

公主とジュウォンは見送りに行きました。

職人たちも同じです。

 

光海君の脳裏には、公主との思い出、即位した日の高揚した思い、夢が浮かびました。

江華島に追放され、最後は済州島にうつされ、そこで一生を終えたようです。

世子はこの動乱の中、死亡したようです。

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