575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

古九谷の皿に散りたる釉の花   等

2017年05月14日 | Weblog
自由題の一句。金沢の焼き物・九谷焼を詠んだもの。

作者のコメントです。
 石川県立美術館に古九谷の大皿がありました。
 濃緑を背景ににピンクの小さい花が散っている見事な作品でした。
 ただ色々な芸術作品がある金沢にしては陳列作品が貧弱で、
 絵や彫刻などは一つもなく、残念でした。

         

釉の花は季語ではありません。
しかし、この句からは春が感じられると思います。
厳密にいえば無季ですが、読む人の多くは
春を読み取ることと思います。
また釉の花のように、本物の花が散っているとも
読めます、と亜子さん。

             遅足





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