575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初句会の最終結果です。  遅足

2017年01月21日 | Weblog
ちょっとサミシイ7人の出席。
「おめでとうございます」と新年の挨拶で開会。
お雑煮談義、鰤談義・・・食べ物の話題になると炎上。
楽しいひと時でした。結果はご覧の通りです。

課題詠「酉」
①酷寒の一花や鶴の息白く(遅足)等・能登・智恵・佐保子・結宇・静荷・立雄
②新暦酉という文字見当たらず(静荷)等・能登・佐保子・遅足
③孫と子の酌にふらつく三が日(立雄)智恵・亜子・すみ・麗子・郁子
④押し合へる足の踏み場や酉の市(亜子)結宇
⑤百八つ醒めるに任す燗の酒(結宇)亜子・晴代・静荷
⑥受験生心配募る雪の夜(すみ)等・麗子
⑦味醂酒醤油按配よし雑煮(晴代)智恵・静荷・郁子・立雄
⑧酉の市美登利初店島田結ひ(佐保子)
⑨ほろ酔ひは猪口に三杯小雪かな(等)結宇・すみ・郁子・立雄
⑩鰤煮付けふるさとを賞ですする酒(能登)佐保子
⑪神杉に芳醇な風初参り(郁子)能登・遅足・晴代・麗子・亜子
⑫初空や酸素の粒の多かりき(麗子)晴代・遅足・すみ

自由題
①初富士は液晶の中そびえ立つ(麗子)佐保子・静荷・立雄
②神籤咲く熱田の杜の寒椿(立雄)等・能登・結宇・遅足・麗子
③冬晴れや考生れし街鳥瞰す(晴代)佐保子・遅足
④皆尻を見せ浮かびをる柚子湯かな(佐保子)等・能登・智恵・亜子・晴代・すみ・静荷・郁子・立雄
⑤さっきからサザンカの手がのびてくる(遅足)
⑥あら鍋や湯気の向こふの共白髪(結宇)智恵・すみ・郁子
⑦眼の端をかすめて落ちる椿かな(能登)智恵・佐保子・遅足・静荷
⑧年の瀬や星降る夜のベートーヴェン(亜子)結宇・晴代・麗子
⑨山茶花のやたらに咲きて色こぼす(静荷)等・能登・晴代・すみ・立雄
⑩眦(まなじり)を決し冬鳥雲海へ(郁子)結宇
⑪乗客はマスクし目つむる闇の中(等)麗子・郁子・亜子
⑫ミニ氷柱等間隔のきらめきや(すみ)亜子

次回は2月15日(水)午後1時20分  
愛知芸文センター12階・催事室Ⅾ(アートスペースⅮ)です。

課題詠は「耳」です。
耳、聞、取、恥など耳の含まれる文字を詠み込んだ冬の句を。

コメント
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