575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

7月句会の最終結果です。    遅足

2015年07月17日 | Weblog
8人の出席。ひとしさんがトップ賞です。

題詠「噴水」
①噴水の止まるとき水崩れけり(ひとし)鳥野・遅足・亜子・すみ・静荷・郁子・麗子・能登
②噴水が青き空やや押し上げる(麗子)狗子・晴代・すみ・立雄
③噴水のしぶきいとわぬ逢瀬かな(立雄)結宇・鳥野
④噴水の止むとき心すぼみゆく(静荷)佐保子・亜子・郁子
⑤噴水の水の炎や刻(とき)燃えて(亜子)ひとし・遅足
⑥噴水の似合ふ街角石造り(佐保子)ひとし・晴代・静荷
⑦ちぎってはちぎっては水のからくり師(遅足)鳥野・狗子・亜子・すみ・麗子・立雄
⑧噴水のレースの向こうに君がいた(能登)ひとし・麗子・立雄
⑨おむつがえ噴水小僧ビデオぶれ(智恵)結宇・能登
⑩噴水の想い遅れて届く音(郁子)佐保子・遅足
⑪噴水の夕闇女ひきよせる(晴代)狗子
⑫噴水に顔寄せて聞く二人きり(結宇)郁子
⑬噴水に声かき消され一人ぼっち(すみ)能登
⑭待ち人や大噴水の乱れ打ち(狗子)結宇・佐保子・晴代・静荷

自由題  
①御来光大自然の中生かさるる(能登)
②腕支え華燭の父娘空梅雨ロード(智恵)郁子
③子燕の上を飛行す訓練機(郁子)結宇・鳥野・ひとし・狗子・静荷
④雨止み間ふれんばかりに夏つばめ(晴代)遅足・能登
⑤母からの日日草の便りかな(遅足)結宇・ひとし・亜子・静荷・麗子・立雄
⑥梅雨空のサラサーテ聴くランチ時(佐保子)鳥野・狗子・晴代
⑦梅雨晴れ間なでしこめざす声黄色(立雄)
⑧石垣の上まで行く気大蛞蝓(なめくじ)(静荷)鳥野・遅足・亜子・すみ・麗子
⑨梅雨寒や白木の箱に石ひとつ(亜子)結宇・佐保子・郁子・能登
⑩梅雨寒や別れの際の暖かさ(麗子)すみ
⑪ゴーギャンの女咥へしさくらんぼ(ひとし)佐保子・狗子
⑫国何処へバッジの軽き夏本陣(結宇)亜子・麗子・能登・立雄
⑬曲がっても胡瓜は胡瓜母笑う(すみ)佐保子・ひとし・遅足・晴代・静荷・郁子・立雄
⑭今日もまた安保国会梅雨深し(狗子)晴代


次回は8月19日(水)午後1時  東鮨
題詠は「片陰」です。  
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鉾建てや稚児の襟足端麗に      遅足

2015年07月17日 | Weblog
京都の祇園祭は17日。
台風の接近でどうなるのか?と心配に。
警報が出ていないので、命綱をつけて決行とのこと。

祭の準備は何日も前からに。鉾建てもその一つ。
私が見物に行った日は、四条通りに面した一車線は通行止め。
この日は町衆が、長刀鉾を山車に装着していました。
NHKのサラメシのスタッフが汗の中の作業を撮影。
見守る観光客も汗びっしょり。
立てると25米もの高さに。

  汗の中長刀鉾の建ちにけり

見物客のなかに少年が数人。
見ると襟足が綺麗に整えられています。
祭に参加する稚児さんのようです。
美しい襟足でした。今日は雨の中大変です。
(写真は長刀鉾の鉾建てです。)

四国や和歌山など被害が出ているとの報道。
心よりお見舞い申し上げます。

         

応答の一日一句

  ワイン酌む句会のあとの暑気払い  孝

  喉元を過ぎれば渇くビールかな   亜子




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