先月の29日から4日間、熊本・高千穂へ。
熊本は高校生の修学旅行以来。
まず夏目漱石の小説・草枕の舞台となった小天(おあま)温泉へ。
熊本から峠を二つ越えたところまで車で。
漱石は明治30年の大晦日に歩いて・・・
それが草枕の冒頭に。
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
車は、あっという間に過ぎて坂を越え、蜜柑畑の中へ。
小高い丘の出ると、眼の前は有明海。普賢岳がくっきりと。
漱石の句碑がありました。
降りやんで蜜柑まだらに雪の舟
丘をおりると漱石の泊まった温泉宿。
この地の有力者・前田案山子の別邸でした。
前田案山子は肥後藩の槍の指南役。
維新後は自由民権運動に身を投じました。
小説のヒロイン・那美のモデルは案山子の三女・ツナ。
彼女が深夜、漱石がいるとも知らずに湯船に。
このハプニングが小説の核となっているとのこと。
湯船と漱石の宿泊した離れは今も残っていました。
ツワブキの花が今を盛りと咲きそろっていました。
この前田ツナの妹・ツチと結婚したのが宮崎滔天。
二人の子・龍介が「アンと花子」に登場した
花子の腹心の友・柳川白蓮の夫だそうです。
九州は中国大陸に近いと改めて感じました。
熊本は高校生の修学旅行以来。
まず夏目漱石の小説・草枕の舞台となった小天(おあま)温泉へ。
熊本から峠を二つ越えたところまで車で。
漱石は明治30年の大晦日に歩いて・・・
それが草枕の冒頭に。
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
車は、あっという間に過ぎて坂を越え、蜜柑畑の中へ。
小高い丘の出ると、眼の前は有明海。普賢岳がくっきりと。
漱石の句碑がありました。
降りやんで蜜柑まだらに雪の舟
丘をおりると漱石の泊まった温泉宿。
この地の有力者・前田案山子の別邸でした。
前田案山子は肥後藩の槍の指南役。
維新後は自由民権運動に身を投じました。
小説のヒロイン・那美のモデルは案山子の三女・ツナ。
彼女が深夜、漱石がいるとも知らずに湯船に。
このハプニングが小説の核となっているとのこと。
湯船と漱石の宿泊した離れは今も残っていました。
ツワブキの花が今を盛りと咲きそろっていました。
この前田ツナの妹・ツチと結婚したのが宮崎滔天。
二人の子・龍介が「アンと花子」に登場した
花子の腹心の友・柳川白蓮の夫だそうです。
九州は中国大陸に近いと改めて感じました。