明治初期の細菌学者、野口英世の福島県の生家の石碑に「忍耐は苦しい、されどその果実は甘し」と書いてあるという。
(梅毒の研究などでノーベル生理学賞の候補に3回なっていたが51歳で亡くなる。)
忍耐という木を育てるのは、長い期間を要し、その苦労は並たいていではない。
だが、いつ実るか分からないが、必ず実るその味は格別に甘いものだと述べています。
いつ実るか分からないが、一日一日と思って生きれば何年も堪えることができるのでしょう。
私は母親のシカの手紙の言葉に心打たれています。
幕末の頃です。
シカは寺子屋で字を習い、ひらがな、カタカナで英世に手紙を出しました。
「どうか早く帰ってきてください。
おまえにおかねをもらったことは誰にもいいません。
それを聞かせると、みんな飲まれてしまいます。(旦那に)
早く帰ってきてください。
早く帰ってきてください。
早く帰ってきてください。
早く帰ってきてください。
一生のお願いです。」
この手紙から18年ぶりに故郷に帰って親孝行しました。
シカは3年後にスペイン風邪(インフルエンザ)で亡くなりました。
自分のせいで英世を囲炉裏に落とし手に大火傷を負わせたことをずっと悔やんで生きていたのでしょうね。
何か心の中に刻まれている親子です。
新型コロナ感染で思い出しました。
皆さん、親孝行して下さいね。
貧しい者は幸いです。
神の国はあなたがたのものだから。
いま飢えている者は幸いです。やがて、あなたがたは満ち足りるから。
いま泣く者は幸いです。やがてあなたがたは笑うから。
(聖書ルカ6.20-21)
自粛に耐えた者は幸いです。やがてあなた方は生きる喜びを知るから。(そうなりますように)
「気持ちをうまく言えない僕。
二人の影を黙って見ていた。
片蔭(かたかげ)が背丈より長く伸びた時
君への愛を
打ち明けよう。」
夏の炎天下、昼過ぎると東側に木々や家の蔭が伸びて来ます。この日蔭を「片蔭」といいます。暑さ避けて日陰を探して歩きます。ほっとする心の安らぎ。心の内を明かす勇気が出るものです。
「あなたの未来はもうあなたの手の中にあるんですよ」
(精神法則博士ジョセフ・マーフィー)
「どうしてそう言えるのですか博士」。
「未来とはそういうものだからです」未来はもう始まっているのです。
よい未来を手にするためには、現在に計画し、それを実現するように生きなければなりません。その時点で、あなたの考える未来の一部に手を突っ込んでいるのです。多くの人は週末を迎える浮き浮きする反面、月曜日の来ることにうんざりした気分を抱きます。
すると暗い月曜日を迎えてしまいます。考え方や、感情、行為も変えればよいのです。
月曜日の出勤が楽しい人は「いい未来」が
待っているのですと
マーフィー博士は述べています。
人生を愛し、社会に役立てる何かに参加し、いきいきと生きる自分を発見できれば、楽しい未来を手に入れることができると思います。
そのヒントになる言葉を幾つか紹介します。
「幸せな人間とは、ある環境に置かれた人間ではなく、むしろ、ある心構え、ある姿勢をもった人間である」
(ヒュー・ダウンズ)
「人生に幸せが欲しいと思うなら、もしあなたが虹を見たいと思うなら、雨を我慢しなくてはならない」
(ドリー・パートン)
「人の生き方には二種類しかない。
一つは奇跡など起こらないだろうと思う生き方。
もう一つは、奇跡は必ず訪れると思う生き方」
(ディル・カーネギー)
「あなたが勝つためには、一度ならず何度も戦うべきだ」
(マーガレット・サッチャー)
「希望という泉は永遠に人の心に湧く」
(アレクサンダー・ポープ)
「どんなことが起きても、自分の選択を信じることです」
(メアリー・カサット)
「ひとつのドアが閉じていれば、他のドアが開いているものだ」
(ミゲル・ド・セルバンテス)
未来はあなたの手の中にある。
素敵な言葉です。