生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

桔梗色

2018-08-31 13:35:52 | 日々の暮らし
秋の野に
咲きたる花を指折り
かき数ふれば

七種(ななくさ)の花
萩(はぎ)の花
尾花
葛(くず)花
撫子(なでしこ)の花
女郎花(おみなえし)
また藤袴(ふじばかま)
朝顔の花
   (万葉集)

この朝顔は桔梗(ききょう)のことだといわれています。


細い茎にしゃんとした花びら。

背筋をぴんと伸ばしたような楚々(そそ)とした風情がただよいます。

朝顔は朝露

負ひて

咲くといへど

夕影にこそ

咲きまさりけれ

    (万葉集)

朝から咲きつづけ、
夕方いっそう
その艶を増す素敵な生き方の花。

花言葉は「永遠の愛」

桔梗色の空のように

清らかに生きたいと

思います。

合掌

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虫時雨

2018-08-31 13:35:52 | 日々の暮らし
虫時雨(むししぐれ)とは、鳴きしきる虫の音を時雨の音に例えていったものです。

時雨は降ったりやんだりする小雨のこと。
他に蝉(せみ)時雨があります。
日本人は、虫の鳴き声を左脳でも聞くことができる数少ない民族といわれています。

右脳しか使わなければ単なる物音や雑音としてしか聞こえない。

日本人は虫の鳴き声を

虫の「声」として、

「言葉」として聞いて

いるといいます。

皆様は虫たちの声から

どんなメッセージを

汲み取りますか。


私は

「淋しさや

山里の道

虫時雨」

いいことも

悪いことも

やってくるよと

いっているようだ。


合掌
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淵と瀬

2018-08-31 01:35:22 | 日々の暮らし
私が古典好きなのは、生きる知恵の宝庫だからです。

その中でも世間を離れて隠遁生活に入った、
兼好法師が、

自由にのびのびと書いた
『徒然草』は楽しく強く生きるヒントが一杯です。

冒頭の書き出しに

『つれづれなるままに、日ぐらしすずりにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ』

とあります。


「暇で退屈なので、一日中すずりに向かって、思いつくつまらないことをとりとめもなく書いてみたよ。

こんなことは、どうせまともな人のすることではなさそうだ。

あなたが思いつかなかったような、常識はずれの面白いことが書いてあるかもしれませんよ」。

なんとなく、肩の力が抜けて気軽に受け入れそうではありませんか。


気が合わない相手とは距離を置く。

今できることに専念する。

人生に生きがいを求めない。 

完璧主義をやめる。

身軽に楽に生きる。

四季を楽しむ。

一人旅に出てみる。

本を読む。

知ったかぶりをしない。

思い込みで判断しない。

能力をひけらかさない。

自分をより魅力的に磨く。

ハッとするような気づきが一杯ありますのでこれからも紹介したいと思います。

今日は
『無理をしない』について紹介しましょう。

『貧しき者は財(たから)をもて礼とし、老いたる者は力をもて礼とす…』

貧しい人が無理をすれば人のものを盗むことになり、老いたる人が力が衰えていることに気がつかないで無理をすれば病気になる。

自分の能力をわきまえ、その中でできることをきちんとやることを「知恵」という。


無理をしない。


こうしなくてはいけないとは言ってません。

そういう考えもあるのだなあと気づくだけでいいと述べています。


世の中は
何か常なる
飛鳥川
昨日の淵ぞ
今日の瀬になる
(古今集)

昨日は淵(水の深い所)であった場所が、
今日は早くも瀬(水の浅い所)になるという事から、
世の中の栄枯盛衰の
たとえた句です。

平成最後の夏が終わります。

さあ気持ちを切り替え
 
頑張っていきましょう。


合掌




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日常の心得

2018-08-30 02:22:36 | 日々の暮らし
加山雄三さんがラジオで歌は親友、音楽は祈り、好きな事をしていることが幸せと述べていました。

私なら言葉は親友、

言葉を綴ることは祈り。

何年も続いているのは
好きな事だからでしょうか。

さて、古い言葉に

「日常の五心」というのがあります。

1.「すみません」という反省の心。

2.「はい」という素直な心。

3.「おかげさまで」という謙虚な心。

4.「私がします」という奉仕の心。

5.「ありがとう」という感謝の心。

日常の心得として努めたいと思います。


また、
「窮(きゅう)すれば

則(すなわ)ち変ず。

変ずれば則ち通ず」

という言葉があります。
物事は究極まで行き、どうにもこうにもならなくなると、

変化が生じ、新しい道が開けてくるという意味です。

日常の五心に努めれば

道は開けます。


自信を持っていきましょう。
皆様からいつもタイムリーな助言ありがとうとのコメント頂きます。

自戒の言葉として書いていますので一緒に努力しましょう。


合掌
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幸せへの近道

2018-08-29 23:09:08 | 日々の暮らし
過ぎてしまったことをくよくよ考えているよりも、明日という新しい日のことを考える方が気持ちが元気になる。

『明日を楽しみにする

気持ちは幸せへの近道

』といいます。

明日は遠足、運動会、飲み会、好きな人に会える…。

思っただけでドキドキしたことありませんか?

脳科学者の茂木健一郎氏が次に何が起こるか分からないことを
「偶有性」と表現しています。
予定通りだと人間の脳は想像力を失い、喜びや驚きの感情が生まれないそうです。

何が起こるか分からないワクワクしながら想像していると、
思いがけない幸運が隠れているそうです。

寝る時はくよくよするより、ワクワクしながら寝ましょう!

Tomorrow is a new day.
明日は新しい日だ。

おやすみなさい

合掌。
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