写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

夏の終り

2021年08月31日 | 写真日記
    [丘陵公園から見る]

明日から9月、いよいよ「秋」という季節になります。
金沢市の丘陵公園から日本海の大きな夕陽を見ました。
瀬戸内海育ちの私には何度見ても迫力とビックリマーク❣、スケールの大きな夕景です。

    [雲間から日本海に]

夏の夕陽が「もう少し、もう少しだね」と言ってるように雲間を行き帰りしながら最後の輝きを放って海面に沈んでいきます。

    [静かに夏の夜の帳(とばり)が]

金沢市街に少し夕焼けの明かりを残しながら8月という夏の最後の日が暮れていきます。
私がまだ現代詩に傾倒していたころ、「夜の帳りが・・・」などという言葉を使ったことを思い出す夕景で夏が終わっていきました。

相変わらず新しい写真が撮れてないのでストックから「夏の終り」らしい写真3枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー
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大岩を穿った林道

2021年08月29日 | 写真日記
    [緑の岩壁]

金沢市南部の山里へ向かうときに通る林道の岩壁が今年の長い雨のせいでしょうか、コケに覆われて緑の壁となっていました。
これほど深い緑を感じたのは初めてでレンズを向けてみました。

    [竹林のなかの道]

左と右の岩壁の間を過ぎるとカーブミラーいっぱいに竹林のなかの林道が映り込んでいます。
私はこの岩壁をヒトの世界から野生動物の世界への関所だと思っています。
この道を通って、ちいさなリスの姿を見つけてびっくり、そのうちに当たり前のように姿を見せるニホンカモシカやアナグマ、ときには道の真ん中にこんもりと盛り上げた熊の糞にびっくりしたことも。

    [人も動物も通る道]

昼間でも深く薄暗い緑の中の大岩を車一台だけが通れる幅で穿ったこの道、山の斜面を削り固めながらの道づくりではきっと一番の難所だったのでしょうね。
そんな苦労のおかげで、私はいま簡単に野生の国への関所を通りぬけることが出来ます。
まあ野生動物も移動にはけっこうこの道を通っているようですが。

車が一台ようやく通り抜けることのできる岩壁の合間の林道の写真3枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー
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エノコログサ

2021年08月27日 | 写真日記
    [黄金色に輝く]

昼の日なかに山里を車で走っていると草原と化した畑が黄金色に輝いているのに出会いました。

    [語りかけてくる]

畑の向こうの暗く見える竹林に浮かび上がる黄金色の揺れるさまが、何か私に語り掛けるように感じます。

    [惹きつけられる撮影対象です]

「エノコログサ」という猫じゃらしのような草花の美しさを知ったのは、私が勝手にネット上の写真の師と仰ぐ方がこの草を撮った写真を見たときでした。
見よう見まねでエノコログサを撮り、特別ではない普通の草花の魅力を探すことを知りフィルムカメラのころから、いわゆるカメラマンといわれる方たちがあまり注意しない地域の地味な撮影対象にレンズを向けて地面を這うような撮影も続けてきました。
インスタですてきな写真をアップしている方たちがそういう写真の面白さも知ってくれればと思います。

夏の終わり、秋の始まりというこの季節だけを美しく輝く草花「エノコログサ」の写真3枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
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山里は秋 蝶や花

2021年08月25日 | 写真日記
    [臭木の花とアゲハチョウ]

秋の近づく山里でほのかな甘い香りに誘われたのでしょうか、ミヤマカラスアゲハが吸蜜のために飛び回っていました。
ステキな香りの花は「臭木(くさぎ)」、あんなに蝶や虫たちを誘う甘い香りの花と名前のギャップにびっくり。
花の香りは芳香だが葉の匂いは臭いところからついた名前だそうです。

    [すすきの穂が]

山里はすすきの穂が目立ち始めました。
もう少し経つと野原に白いすすきの波が揺れるような光景が現れます。
この白い穂が現れると山里の美しく短い秋の訪れを感じます。

    [自生する朝鮮百合]

弱く雨が降り出した林道脇の斜面に鉄砲百合のような白い花が群れ咲いていました。
ネットで調べると鉄砲百合は6月頃に咲くようで8月から咲くのは「高砂百合(たかさごゆり)」。
いま盛んに山里で咲いている写真の百合は高砂百合、美しくてなんとなく寂しく感じる名前の花ですね。

秋の訪れを知らせる山里の花や蝶などの写真3枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
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小さな秋の彩り

2021年08月23日 | 写真日記
    [ミゾソバの咲く]

山里への秋の訪れを知らせる文字通り小さな花「ミゾソバ」が咲いていました。
まだ気温は30度をこす日々が続いていますが「ちいさな秋」の訪れを山里の自然はカメラの前で展開してくれています。

    [あけびの実も育って]

谷間に張り出した雑木の枝に巻き付いて伸びる蔓の先にはもう形もはっきりと成長している「あけび」の実が目につきました。
やがてくる秋には熟して甘い香りに惹かれた動物や昆虫などがこのアケビを求めて集まってくるのでしょうね。

    [合歓の葉]

夏の花として主役を張ってきた花の殆どが落ちてスッキリとした合歓の木です。
前夜の雨のあとの艶やかさを残して眠りから覚めたような葉がとても印象に残っています。

相変わらずなかなか撮影に出られないので二年前2019年8月23日に撮影のストック写真3枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
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峠で朝焼けを楽しむ

2021年08月21日 | 写真日記
    [夜明け 4時45分]

「しんぶん赤旗」地域配達先のマンションから見て医王山方面の雲が少なかったので配達終了後に車で40分余急いで医王山に。
暗い林道を車で走り夕霧峠に着くと写真の光景が眼前に広がりました。
砺波野はまだ眠りの中でしたが富山湾が朝焼けの空を映し、日本海から立ち上がる北アルプスの峰々が雲の中まで伸びていました。

    [剣岳・立山の峰々は 5時12分]

砺波野を見下ろす北アルプスの多くの峰々は朝焼け雲の中に隠れるものが多くありましたが、剣・立山をはじめとする峰々がちらほらと姿を見せてくれました。
この数分後の雲間に朝日が出ると同時に見事な光芒が現れるのですが、そのようすは昨日の「今日の写真」のリンクでどうぞご覧ください



[能登の山と朝焼け 5時18分]

峠から見ると、朝もやと日本海の朝焼け色の中に二上山が浮かび上がっていました。
かつて万葉歌人の大伴家持が国守として赴任し
「玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の 声の恋しき 時は来にけり(万葉集巻17-3987)」
という和歌をはじめ多くのこの山の美しさなどを詠った和歌を残した山です。

長かった雨が上がって夏らしい気候となった20日早朝、医王山の峠から見た夜明けの写真3枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
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ツバメの塒(ねぐら)いり

2021年08月19日 | 写真日記
    [夕月の空にツバメの大群]

夕空に月が浮かぶ頃になると突然河北潟の空にツバメの群れが次々と現れ始めます。
「ツバメのねぐらいり」と呼ばれるこの季節だけ見られる、総数数万羽とも言われる大集団が一斉に空から降りてきて塒となるヨシ原に飛び込み眠りにつく壮大な儀式です。

    [音もなくヨシ原に]

水路の両脇に広がるヨシ原はツバメの大群を静かに受け入れます。
数万羽という数のツバメが波状的に飛び込んでいくのですが不思議に私の耳にはその音が聞こえません。
信じられないほどの静寂が守られることに驚きました。

    [河北潟夜景]

ツバメたちがほとんどヨシ原に入り眠りにつくころ遅れて到着したツバメたちがちらほら。
すでに河北潟の夕闇の暗くなった湖面にはカンムリカイツブリが三羽、空の色を映した湖面を静かに移動していきました。
写真は三年前に撮影のストック写真のアップです。

夏の終りにツバメたちが親鳥と同じ程に育った子ツバメたちを含めて南の国に帰る準備に河北潟に集まってきます、そのツバメたちの「塒(ねぐら)入り」写真3枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
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夏水仙

2021年08月17日 | 写真日記
    「深い思いやり」
 
「深い思いやり」「快い楽しさ」「楽しむ」「あなたのために何でもします」。
少し悲しいけれどとても深い嬉しさを感じる花言葉を持つ夏の花ナツズイセンが咲き始めました。

    [悲しい思い出]


 「父母の亡き家に帰りてみつけたるナツズイセンを告げる人なし 」 
歌人鳥海昭子の夏水仙を歌った短歌です。
ちょうどお盆になると咲き始める花が父母の居ない実家の庭で今年も咲いているというようすを詠ったのでしょうね。

    [美しい山里で咲く]
白山山麓の美しい集落の広場で群生して咲く「夏水仙」を見ました。
夏水仙は水仙という名を持っていますが彼岸花の仲間だそうです。
学名は「リコリス」、別名としては葉のないところから「裸ゆり」とも呼ばれているそうです。

火曜日はつれあいがディサービスのお世話を受ける日で時間がとれたので気分転換にカメラを持ち出して撮った写真3枚をブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
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能登半島大地震 被災の記録

2021年08月15日 | 写真日記
    [無事だったかい]

2007年3月、震度6強の大地震が襲いました。
テレビや新聞なとの報道だけでは全体像が見えてこないので、一週間後に思い切ってカメラを持って能登半島を巡りました。
最も被害の大きかった一つの町の全壊した建物で過ごす愛猫にエサを持って会いに来る女性の姿を撮らせてもらいました。
辛くてただただ全自動設定でシャッターを押し続けたこの日の撮影行でちゃんと撮影対象を見て撮った一枚でした。

    [全壊の工場の屋根に]

輪島市の入り口にあたる町で大きな建物がぺしゃんこにつぶれて、低くなった屋根を歩きながら状況を確かめている人たち。

    [土砂崩れ]

能登半島先端に近い海岸道路を崩れた岩石が埋めてしまいました。
大きな岩とガードレールに車が押しつぶされそうに海に落とされそうになりながら辛うじて残っていました。

    [神社も崩壊]

たくさんの神社の鳥居が倒れているのを見かけました。
この神社でも参道の石段を鳥居の石柱などが埋めていました。

    [大きな梁が]

地域の老舗店舗がこの建物を支えてきた梁や柱とともに廃材置き場のようになっていました。

    [無事だった漁船]

海岸沿いの建物の横の広場に無事な姿を見せる漁船。
建物は完全に壊れているところで無事な船を見て異様な感じだったことが記憶に残っています。
この数日全国的に大雨被害の報道が続いています。
私がこの写真を撮ったのは人に見ていただくことを意識しながら写真を撮り始めて5年ほどのころ、カメラを持つのも写真を撮ることも楽しくて仕方がないころでしたが・・・。
シャッターを押すということがこんなに悲しく辛いということを知った最初の経験でした。
それでも記録することの大切なことを信じてカメラを押し続けた一日でした。

10年ほど前の個展の展示作品 を7月12日から当ブログで公開してきましたが最後の6枚、能登半島大地震の記録写真をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
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山里の「秋」を撮る

2021年08月13日 | 写真日記
    [宵祭り]
10月は秋祭り
白山山麓に暮らす近郷近在の人たちが楽しむ祭り、その宵祭りは昔から若い男女の出会いの場ともなったといわれています。
私は子どものころ父親が祭りの場を訪ねる露天商だったので、その頃のことを思い出して「祭り」というだけでそのころの楽しさや寂しさを思い出して心が騒ぎます。

    [裏山の紅葉]
11月、山里の秋は美しく寂しい。
里山の麓の民家の裏に立つと迫ってくる秋色に圧倒されるような気がします。
足裏に感じる深くやわらかな落ち葉の感覚がもうすぐ訪れる冬、分厚い雪に閉じ込められる長い季節を思い起こさせます。

    [合掌櫓の大根干し]
これだけのスケールの漬物用の大根を干す合掌櫓は写真のやぐらを最後に見かけなくなってしまいました。
金沢周辺では雪の季節になる前の冷たい冬の風で干した大根を漬物に使います。
12月になって雪が積もり始めるころにはこの櫓も片付けられて田んぼは雪の下になります。

10年ほど前の個展で展示した作品のうち山里の秋の写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。
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どうか時間があればそちらもご覧ください。
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