昔の職場に、お客さんからのアンケートボックスというものがあった。
たいていが苦情だった。
子供の頃にヤンキーとかをやってた人はわりと平気かもしれないが真面目な人になるほど神経を刺激される。
そうなると仕事にも影響があり、今の仕事に対して強い恐怖観念が生まれる。
仕事に向かって積極的に手が付けにくくなるのである。
SNSも同様に様々なイイね、または逆の評価を受け取る。
SNSは時間も場所も関係ない。
スマホを持ったら24時間いつでもどこでも受け取れる。
スマホというものは依存性があり、それが頭の中を支配する傾向がある。
かつてはパソコンを媒体としたチャットなるものもあったが、それは部屋のこもっていなければなかなか難しかった。
しかし、今はポケットに入ってる手軽なものになった。
特にLINEなどは瞬間チャットが日常で手のひらでできる状態。
情報がいつも脳の中を見張るほどの感覚が起こる。
他人の評価に怯える日々を送ることになる。
重症化する人は精神的に疲弊する事に慣れ、意識を奪われて中毒に陥る。
果てはそこから抜け出せない日常になる。
昔、「塀の中の懲りない面々」という獄中の囚人の生活を描いた小説があったのを記憶している。
まさしく、塀の中ではないにもかかわらず、獄中生活を望む人々となるのである。
そこで、とても不可思議なのは、人は自らそれを望んでいるということであろう。
そういう生活がいい生活だと思ってる。
そうなると、もう、知ったこっちゃあないな。
笑笑