ＯＺＭＡになめられた、紅白とNHK（日本引きこもり協会の方ではない）

過剰の演出が問題になったＯＺＭＡの出演部分は、再放送ではカットされるのだろうか？

過剰演出のＯＺＭＡをＮＨＫ突き放す(スポーツニッポン) - goo ニュース

以前から視聴率の低迷が続いていた『NHK紅白歌合戦』だが、NHKも相当の苦労をされているのだと思う。
人が苦労している姿を見て、手を貸すか、見なかったことにするか、その人を笑うかの大きく分けて３通りだと思うのだが、今回のＯＺＭＡさんの取った行動は、手を貸すつもりだったかもしれないが、結果としてその人を笑い、貶めるものとなった。

私は、権威や権力が嫌いではない、好きなのかというと、必ずしもそうではない。
ただ、NHKに権力が必要かどうかについては、必要だと思う。
最近は、韓国のドラマ放送にご執心だったり、以前にも取り上げたことだが、フィギュアスケートで金メダルを取った際、日本の国旗を持って滑っていたシーンを放送しなかったりと、もはやどこの国の国営放送なのか判らなくなって来てはいるが。

そんな状況のNHKが、紅白にその時々の有名なアーティストや(演歌)歌手を招いたり、パフォーマンスを凝らしたりと、その知恵を絞っているようだが、核家族化への移行による家庭構造や、年末年始の過ごし方の変化、そして何より、年長者への気配りが少なくなったことが原因とも言える視聴率の低迷は、NHKの思うようには回復できていないようである。

今回、取り沙汰されているＯＺＭＡさんの「ヌードっぽい衣装」は、彼自身の普段から考えれば当たり前の行動かもしれない。
が、こういった趣向の場合、（当然反対されるだろうが）NHK側に事前に伝えるべきだろうし、反対されるのが嫌で、自分のスタイルを守りたいというのであれば、最初から辞退されればいい話なのだ。

NHKもいたずらに低姿勢で、その時々の話題の人を参加してもらおうとするから、こういった『舐めた』『何か取り違えている』アーティストを台頭させる羽目になるのである。
もし、NHKに「変なパフォーマンスをされても、今回とりあえず出てくれたらいいや、今後は呼ばなきゃいい話だし」なんて気持ちが少しでもあったのなら、それは国営放送として許されない姿勢だろうし、そこまでしなくてはならないのなら、いっそのこと、紅白歌合戦は止めてしまったほうが良いのではないだろうか。

どこかの記事で、北島三郎さんがわかってらっしゃると発言なされていると聴いたが、それは、わかってらっしゃるのではなく、諦めているのだろうと思う。

アーティストとしてパフォーマンスが派手になるのは仕方の無いことだが、それでも尚、守るべき一線はあるように思うのだが、皆さんはこの一件、どのように思われただろう。