僕のリズムを聞いとくれ

仕事関係、アウトドアライフ、富山県や水橋のこと五七五、サッカー、お気に入りのモノ、コト等を徒然なるままに綴っています。

なぜ、あまり書店に並んでいないのか??

2016年07月09日 | ご本
7月に入り、最初の土曜日(2日)に本を舟橋村図書館で三冊借りていた。舟橋村の図書館のWEBサイトで調べたら、一冊には予約が入っていた。三浦しをんさんの『あの家に暮らす四人の女』、早々に返さねばと読み進める。彼女の作品は、やはり職業小説に限るとの読後感を残し、6日に返却。実は、7月に入って、ためていた、おいコー、セカンドシーズンの3〜8を読み終えてからとりかかった。おいおい、50代のおっさんが村山由佳さんの『おいしいコーヒーのいれ方』なんて、気持ち悪い。。。と自分でも思う。でも、ショーリ&カレンらの行く末が気になるんだよね。ちなみに村山由佳さんの作品は年上の彼女を持つ彼というテーマのものが結構いいかも。で、本日は平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』を返してきた。この本というか、平野啓一郎さんって、もっと評価されてもいいと思うんだけれども、一般ウケしないのかなぁ・・・・。この作品を見遣っている間、クラシックギターの旋律ではなくて、そう、ZEPの”Sinece I've been loving you”が脳裏で常に流れていたのでした。突き動かされる衝動的な恋って、あんまり実際、本当のところ実体験として小説のような恋(コイ)を体験したことの人の方が少ないのではなかろうかと、そんな風に、個人的には思っているのですが、小説の中だけでは恋を満喫しちゃえとばかりに、主人公やその周辺の方々に喋りかけたり・・・。感情移入したり、そこ違う!などと叫んでみたりと忙しい読書の一時でした。そして、やっぱ、この人、うまいはと、心底惚れ惚れする出来の小説でした。
研究や取材して書いているし、本当に脱帽ですね。彼が、三島由紀夫さんのように(実際、平野さんは三島の再来と謳われていることもあるのでなおさら)、大衆週刊誌の女性セブンとかに連載したら、もっとPOPな文体で、やわらかな内容の作品に仕上がるでのはと期待するのですが。 このマチネの終わりにも、主人公がクラシックギターの演奏家という部分で、高尚すぎるんだよね、たぶん・・・。 


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