文學界の3、4月号に連載されている、川上未映子さんの『夏物語』を図書館で読み上げた。
前半は彼女の芥川受賞作品『乳と卵』の書き写し感満載で、やっぱりこの人もう枯れた人や思って、
でもこのあとまだまだ続くのどうすんのよと思って、読み進めた。
やったじゃん、彼女の最高傑作ではないか!!
AIDに関しての研究もちゃんとして、書かれており、その心理描写とかもなかなか、真に迫るものがあり、考えさせられた。
そして、生を授かることのあるいは生を授ける、
というか産まれること、産んじゃうことの哲学的(?)な解釈にも考えさせられること多々あった。
また、彼女の何とも言えない文体、リズム感も復活というか久しぶりに触れて気持ちよかった。
関西弁もスラスラと心地よく音読したくなった。
図書館で読書会すればいいのにと思ったのでした。
3月21日24日31日 富山県立図書館にて読みました。
文學界っておいてある図書館も少ないし、本屋にも並んでないし、残念だなぁ。
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