こんなにも美しき、君を今まで見つけられにし我を我が厭へり。君が姿観し折より、虜になりて、何故今まで現れにしとぞ、責め立てぬ我が目の痛みておりしぞ。こが永遠の女と満喜の次に愛すものと信じたるぞ。 . . . 本文を読む
ここ数年、順調にご本と付き合って来た。ところが、ここ数週間、本が読めていない。というか、いつもつまずくのが源氏物語の現代語訳。一年前は、橋本治氏の「窯変源氏物語」(全十四冊)を楽しんでおり、8月から12月まで掛かった。今、躓いているのは、田辺聖子さんの「新源氏物語」(全三冊)と「霧ふかき宇治の恋」(全二冊)。いつも、漫画の「大掴み源氏物語」で予習してから、各帖を読んでいる感じ。そして、現在刊行中の . . . 本文を読む
文學界の3、4月号に連載されている、川上未映子さんの『夏物語』を図書館で読み上げた。前半は彼女の芥川受賞作品『乳と卵』の書き写し感満載で、やっぱりこの人もう枯れた人や思って、でもこのあとまだまだ続くのどうすんのよと思って、読み進めた。やったじゃん、彼女の最高傑作ではないか!!AIDに関しての研究もちゃんとして、書かれており、その心理描写とかもなかなか、真に迫るものがあり、考えさせられた。そして、生 . . . 本文を読む
楽しかった。再読してしまった。「あはれ」「をかし」をどう現代語訳に移すかという、これに尽きると思う。先生はこうおっしゃられる「ジーンときた」「ステキ」と。もうこれに尽きる感じがします、この本を読むと。また、古典というと「枕草子」「源氏物語」とか平安時代のものを最高とする基調があるが、その理由も解き明かされており、なるほどとごちる。「徒然草」「平家物語」の方が入りやすいのにとおっしゃられている。なる . . . 本文を読む
今は、橋本治先生の『絵本 徒然草 下巻』を見ているんだけれども、次何行こうかと迷っている。橋本治先生のモノか、源氏物語系か??現在の作家さんのものにしようか??どうでもいいけれどね。本は本当に楽しいかもしれない。これだけ自分自身が読書にハマルとは思わなかったなあ。いや、ヒョトすると、それ以外することないかもしれないからか? . . . 本文を読む
確か、川上未映子に出会ってから、小説を気にしだし、ウロウロといろいろなものを読み出したのだったはずだ。なんてたって、芥川賞の翌年には中原中也賞も獲った人だからねっ。でも何も書いておらず心配していたけれど、この夏物語の第2部は(まだ途中までしか読んでいないけれど)久しぶりに長いの書いたじゃんと思わせつつ、どうして第1部が要るのかがなかなか、単なる、枚数で原稿料獲っている感じ(彼女クラスになると枚数で . . . 本文を読む
■安部公房全作品〈3〉 (1972年)
いやはや、なかなか。三作品が入っているのだが、『飢餓同盟』は少々悲しく、『けものたちは故郷をめざす』は随分やるせなく、『R62号の発明』は少々不気味で、でも医学部出身だけありその手術の折の描写が繊細に細部まで描かれており楽しめる。昭和45年頃の発売の全作品集なので、印刷技術が微妙で、活字が小さく読みづらくはあるが、時間を持て余した方にはなかなか . . . 本文を読む
『TRIP TRAP』 金原ひとみ『安部公房全作品 2』 安部公房『さよなら、私』 小川糸『肝臓先生』 坂口安吾『潤一郎ラビリンス 14 女人幻想』 谷崎潤一郎『羅生門・鼻』 芥川龍之介『幸田文全集 17』 幸田文『クラウドガール』 金原ひとみ『みかづき』 森絵都『軽薄』 金原ひとみ『沈める滝』 三島由紀夫『ネバーランド』 恩田陸以上である。結構飛ばした感じ。それぞれ読み応え満載で、とても充実した . . . 本文を読む
このお題で、gooのブログつけてきたけれど、
読書メーターやらのサービスに移行しようと試みている。なかなかイけたサービスであると思う。でもこちらもつけておこう。あと、自分だけのgoogle スプレットシートでは、作家ごとのシートに購入した作品を記入し、その作品の発表年、読了日、感想を記入している。これがあるから、BookOffでも安心して、108円コーナーで本を漁れるのだ。
夏目漱石『ここ . . . 本文を読む
日曜日、娘の買い物に付き合い、その後、夕刻に一人で帰宅し、ほっとウィスキーをチビリしながら、twitterをしばし眺め、見つけた、島本理生さまのtweetがこちらの写真。応募フォームにたどり着き、『学生のみ』などという表記を無視し、学類と学年には確か、理学『部』36年生などと記入し、ポチっと。月曜日(本日)期待せずにメールをチェックしておると、BCCで失礼しますの、応募者の皆様へのメール。。。あり . . . 本文を読む
さて、本日、立春の暦。富山は、晴れて、とても穏やかな日になるとの予測でした。だから、たぶん、和室でゆっくり本を読またのだけれども、家にいたら、たぶん、あさから、「飲んじゃうので」、思い切って、舟橋村図書館に出かけ、この写真の中の『第1巻』を読み進めました。おっもしろいよ!!安部公房!!疲れるけれどねっ!実存主義のハイデッカー、僕も一時期好きだったので、意地でもついていきます。そんな意地が夏目漱石以 . . . 本文を読む
■島崎藤村 『暗夜行路』■島崎藤村 『和解』■綿矢りさ 『手のひらの京』■小川糸 『サーカスの夜に』■小川糸 『リボン』■小川糸 『つばさからのおくりもの』■ニュートンムック ゼロと無限・素数と暗号■志村史夫 『ケータイ中毒症』■三島由紀夫 『レター教室』▼素数夜曲 女王陛下のLISP 第一部の2章まで(※)▼夏目漱石 『それから』 途中※これは図書館から借りて読んでいたけれど、時間切れ。『 . . . 本文を読む
ブックオフの¥108コーナーには、最近お気に入りの作家さんの本がほとんどありません。
仕方ないので、普通の文庫本コーナーを探します。
本日は、谷崎潤一郎氏と、小川糸氏。
そして、折り紙本と季語秀句辞典なるものを求めました。
この折り紙本なかなかイケてるかもしれません。
この季語秀句辞典、
ちょろりと俳句をつくる折に便利そうです。
2017年は、一日一句を目標にしたく思っています。 . . . 本文を読む