新規投稿 2020.08.16
新型コロナウイルス感染症の、春の第1波分について、日本とスペインを比較考察してみた。
(クリックで拡大)
《グラフの簡単な説明》
・起点を揃えるために両国の累積確定陽性者数が約270人のところで時間軸を合わせた。
・左軸は陽性者数または死者数の人数。右軸はスペイン/日本での倍率。ただし、右軸の倍率には両国の人口比(2.69倍)も . . . 本文を読む
最終更新 2020.08.02
現在(2020.08.02)までの国内における新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況と非常によく整合する数値モデルができたので、これを用いてシミュレーションし、対策案を考える。
数値モデルによるシミュレーション
現在までの実績推移と、数値モデルによるシミュレーションを重ね合わせたのが次のグラフである。クリックで拡大表示する。
(クリックで拡大)
大枠 . . . 本文を読む
最終更新 2020.04.17
私は医療関係者ではないので余計なことは言わないようにしつつ、新型コロナウイルス感染症について数値分析した結果などを淡々と貼る。
(逐次アップデート予定)
1. 数値分析レポート
2. イランの数字はウソ
3. グラフから感染者数を推測する方法
4. 残存推測感染者数の算出方法
5. 満床予想・簡易シミュレーション
6. 致死率は 1. . . . 本文を読む
東日本大震災で津波被害に遭った女川町〜南三陸町を見てきたので写真を載せておきます。
復興工事の進捗状況を感じていただければ幸いです。
女川町
女川町では、津波から逃れるべく多くの人が病院があった高台に避難しましたが、この写真はその付近から撮りました。
次の写真は、その場所で震災から間もない時期に撮ったものです。津波で押し寄せた海水に浮いたのであろう自動車が3階建ての建物の屋上に . . . 本文を読む
「被災地の商業復興を阻害するから、遠方から物資を送る個人支援はすべきではない」という指摘がある。
(どの震災でも出てくる指摘)
商業復興という視点からは定性的には正しい指摘だが、定量的にはどうなのか以下に検証する。
1)評価モデル=益城町
熊本県全域で定量評価すると現地の肌感覚とあまりにかけ離れると思うので、事例として被害が大きかった益城町を取り上げる。
①益城町の統計資料
h . . . 本文を読む
被災地から聞こえてくる多くの声や意見、被災者が登録したAmazon欲しいものリストの品目などを俯瞰しながら、問題がどこにあるのかを推察した。
1)行政と避難者の認識のズレ
下図のように行政と避難者の間で、「必要な物資」の品目で認識のズレが大きくなっている。
例を挙げれば、行政は「飲料水は2Lのペットボトルで十分に確保している」と認識し、避難者は「子供や高齢者は2Lは運べないし、季節柄 . . . 本文を読む
「政府が熊本地震を大震災と呼ばないのはなぜか?」という指摘が主に政府批判の論調で出てくるのを見かけるので書いておく。
1)地震を命名するのは気象庁である
顕著な災害を起こした自然現象の命名についての考え方(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/meimei/meimei.html
ただし、気象庁が命名する対象は自然現象つまり地震そのものであ . . . 本文を読む
熊本県発表の資料をベースにラフな試算をすると、住家の被害状況は以下の通り。
住家:663,800戸 *1(居住世帯のある住宅)
全壊 : 7,724棟(1.2%)
半壊 : 23,124棟(3.5%)
一部破損 : 110,530棟(16.7%)
未確定 : 2,726棟(0.4%)
被害住家総数: 144,104棟(21.7%)
(ただし、住家の統計がやや古いことや、 . . . 本文を読む
問題の構造を正確に把握していないが、どうやら被災者が自宅敷地内にプレハブ等の一時避難生活用の仮設住宅を建設すると、行政手続き上は「新築」と見なされ、被災者向けの公的支援が受けられなくなるような問題が発生しているらしい。
そのために、ある程度の資金余力があっても自力仮設住宅の建設ができず、結果的にテントやビニールハウスでの避難生活を余儀なくされている被災者がいる。
その場合、もしかすると下図 . . . 本文を読む
今後の被災者支援のためにも、被災者やボランティアなどが直面した困難や問題点等を取りまとめ、今後の検討用の材料に供したいと思います。
ご協力いただける方は、以下の項目について、私(twitter)宛か、またはこの記事のコメント欄(デフォルトで非公開設定にしてあります)に情報をお寄せください。対象は、被災者(職業等不問)または現地入りしたボランティア等の関係者の方です。
いただいた情報は、「証 . . . 本文を読む
(一連のツイートに反響があったので加筆修正し、まとめておきます)
罹災証明書の発行遅延、あるいは査定不服による再査定が長引いて、被災者個人の生活再建の予定が立たない。また、罹災証明書の発行が遅れているために義援金の給付も受けられない状況が続いている。
こういう定型業務はどんどん他自治体からの応援職員を使って加速すればいい。なぜそれをしないのか。
罹災証明書遅れで義援金、被災者に届かず( . . . 本文を読む
連続ツイートに反響をいただいたので、自分のツイートだけまとめました。
元tw https://twitter.com/ZF_phantom/status/734685310034968576
(被災1ヶ月後の熊本の状況は、他の震災と比べてどうか、との投げかけに対して)
ツイッター上で見える今の熊本の悪い部分と、私がいた当時の神戸の某避難所で比べると、熊本の方が悪いですね。
炊き出しに . . . 本文を読む
熊本地震の避難所での食事がひどい。
被災から1ヶ月以上も過ぎてこの貧相さは、他の大震災に比べてどこかおかしい。
(以下、被災者の方に許可を得て写真をお借りしました)
5月24日の朝食例
5月23日の夕食例
5月22日の夕食例
(左上のピルクルは被災者自費購入品)
熊本地震は「災害救助法の指定」を受けているので避難所、応急仮設住宅の設置、食品、飲料水の提供、医療、被災者 . . . 本文を読む
被災地のボランティアセンターから伝わる様子によると、いろいろと非効率な点があるとのこと。
そのひとつは、被災者からの手続きは済んでいるのに、当日朝に最終確認をすると被災者が電話に出ない(出られない)ケースがあり、そのために確保したチームが出動できず、結果的にボランティアを長時間待たせたり、結局仕事がないままに終わったりしているとのこと。
役所の業務スタイルとしてはやむをえない点もあるだ . . . 本文を読む
被災地では、震災から時間を経ると必要な支援物資の種類が増える。
当初:水と食料、毛布など
以降:日用品、衣類、雑貨、衛生用品、など
従って、支援物資の支給を継続する場合、御用聞きあるいは注文リストでの発注が必要になる。被災者側のニーズを聞き取りもせずに一方的に送ると必ず迷惑になる。
また、熊本地震の被災地では、車中泊避難者などが支援物資支給の対象から漏れている問題も指摘されている。
. . . 本文を読む