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景気循環

2020年11月09日 | 経済・金融

いつもの定点観測。


1. 太陽黒点数と経済指標

リーマンショックに続いて次が来る頃だとは思っていたが、正体は新型コロナウイルス・パンデミックだった。


(クリックで拡大)



(データの出典)

FRED ECONOMIC RESEARCH
https://fred.stlouisfed.org

米国GDP/トラック従業員数/米ダウ株価
https://fred.stlouisfed.org/graph/?g=k3PA

米国鉱工業生産/設備稼働率
https://fred.stlouisfed.org/graph/?g=k3PF


太陽黒点データ
Daily and monthly sunspot number (last 13 years)(Sunspot Index and Long-term Solar Observations)
http://www.sidc.be/silso/dayssnplot




2. 長期レンジでの観察




(1)太陽黒点数の谷だけでなく、ピークアウト時にも景気の谷が来てる様子。
(2)インターネットバブルのような過熱景気があると、来るはずの景気の谷を相殺してる様子。


(データの出典は上と同じ)






景気循環

2019年04月04日 | 経済・金融


1. 太陽黒点数と経済指標

ぼちぼち変調が見えてきてるかな、という気配。





(データの出典)

FRED ECONOMIC RESEARCH
https://fred.stlouisfed.org

米国GDP/トラック従業員数/米ダウ株価
https://fred.stlouisfed.org/graph/?g=k3PA

米国鉱工業生産/設備稼働率
https://fred.stlouisfed.org/graph/?g=k3PF



太陽黒点データ
Daily and monthly sunspot number (last 13 years)(Sunspot Index and Long-term Solar Observations)
http://www.sidc.be/silso/dayssnplot




2. 長期レンジでの観察



(1)太陽黒点数の谷だけでなく、ピークアウト時にも景気の谷が来てる様子。
(2)インターネットバブルのような過熱景気があると、来るはずの景気の谷を相殺してる様子。


(データの出典は上と同じ)






景気循環

2018年06月03日 | 経済・金融


1. 太陽黒点数と経済指標

太陽黒点周期からするとぼちぼち危険領域だが、経済指標は今のところ好調。





(データの出典)

FRED ECONOMIC RESEARCH
https://fred.stlouisfed.org

米国GDP/トラック従業員数/米ダウ株価
https://fred.stlouisfed.org/graph/?g=k3PA

米国鉱工業生産/設備稼働率
https://fred.stlouisfed.org/graph/?g=k3PF



太陽黒点データ
Daily and monthly sunspot number (last 13 years)(Sunspot Index and Long-term Solar Observations)
http://www.sidc.be/silso/dayssnplot




2. 長期レンジでの観察



(1)太陽黒点数の谷だけでなく、ピークアウト時にも景気の谷が来てる様子。
(2)インターネットバブルのような過熱景気があると、来るはずの景気の谷を相殺してる様子。


(データの出典は上と同じ)






景気循環

2017年06月26日 | 経済・金融

トランプ政権発足で盛り返したようだが、長期の景気循環でいうとやはり下降局面。あと1〜2年で低迷期に突入な雰囲気。





(データの出典)

FRED ECONOMIC RESEARCH
https://fred.stlouisfed.org

米国GDPとトラック従業員
https://fred.stlouisfed.org/graph/?g=edlI

米国鉱工業生産と設備稼働率
https://fred.stlouisfed.org/graph/?g=edlC


太陽黒点データ
Daily and monthly sunspot number (last 13 years)(Sunspot Index and Long-term Solar Observations)
http://www.sidc.be/silso/dayssnplot









米国トラック従業員推移

2016年07月09日 | 経済・金融


これは、次の記事からの続きです。

太陽黒点と経済
http://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/bbc9be156b97f2ed7c66707ab9d9b610



1)米国トラック従業員の推移

米国トラック従業員の推移がGDPの先行指標になっているらしいので比較した。

確かに、前年比割れが経済停滞期に対して半年程度の先行指標になっているように見える。
そして、グラフ画像出力時の問題で表示されていないが、引用元サイトのグラフ上では現時点で既にゼロ以下に落ちている。




(追記)グラフを重ね合わせる技を発見したので、これも貼っておく。






2)太陽黒点との比較

併せて太陽黒点の推移とも並べてみた。





(出典)

米国GDP、トラック従業員推移:
FRED ECONOMIC RESEARCH
https://fred.stlouisfed.org

経済成長率データ:
世界経済のネタ帳
http://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=NGDP_RPCH&c1=US&c2=JP

太陽黒点データ:
Daily and monthly sunspot number (last 13 years)(Sunspot Index and Long-term Solar Observations)
http://www.sidc.be/silso/dayssnplot



以上。




太陽黒点と経済

2016年07月05日 | 経済・金融


太陽黒点の数の変動(=太陽活動の増減)と、経済あるいは株価の動きに相関関係があるという説があるので簡単に検証してみた。


(参考)
太陽活動と景気循環の関係(永井俊哉ドットコム)
https://www.nagaitoshiya.com/ja/2001/sunspot-business-cycle/

(太陽黒点データの出典)
Monthly and smoothed sunspot number(Sunspot Index and Long-term Solar Observations)
http://www.sidc.be/silso/monthlyssnplot



1)太陽黒点と日本の経済成長率

太陽黒点の推移グラフと、日本の経済成長率の推移のグラフを、時間軸を揃えて並べてみると図のように太陽黒点の谷と経済成長率の落ち込みが一致しているように見える。




2)太陽黒点と穀物価格

同様に穀物価格を並べてみると、太陽黒点の谷のタイミングあるいはやや遅れて穀物価格が上昇してるように見える。




3)太陽黒点とUSダウ株価

次にUSダウ株価と比較した。USダウ株価は月間時系列データを元に、12か月平均に対する変動率をグラフ化した。
これも太陽黒点の谷のタイミングあるいはやや遅れて株価暴落イベントが来ているように見える。ただし、そうでないタイミングのもある。




4)太陽黒点と原油価格

次に原油価格を並べてみると、太陽黒点の谷のタイミングに合わせて原油価格が下落しているように見える。経済悪化による需要減となり価格下落になっていると思われる。




5)太陽黒点と平均気温

最後に、平均気温との比較。これは気象庁のHPから北半球の年平均気温偏差のグラフを借用した。
これはある意味当たり前とも言えるが、太陽黒点の谷で平均気温が落ち込んでいるように見える。こういったことが農作物の収穫高に影響しているものと思われる。




結論)

太陽黒点の増減は穀物などの一次産業を通して経済に影響を与え、結果的に相場を動かし、悪いタイミングで過剰投資などをしていた企業が破綻するなどして株価の急変につながっているように感じる。

あえて言えば、株を長期で仕込むなら太陽黒点が消えた時期がいいかもしれない。太陽黒点の周期で言えば、数年後くらい。w

(参考)
太陽から黒点が消えた。ミニ氷河期の到来もありうると専門家
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52220911.html



付録)太陽黒点と日米の経済成長率

一部の方々にはこれが最も重要かもしれない直近の太陽黒点と日米の経済成長率の比較。

日米経済成長率の数字はここから拾った。

経済成長率の推移(世界経済のネタ帳)
http://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=NGDP_RPCH&c1=US&c2=JP




以上。





米国のデフォルト

2015年08月29日 | 経済・金融


Photo: autoweek.com



某所で「米国のデフォルト」が議論になっています。私は専門家でもないので、デフォルトするとかしないとかの断言などしません。断言する方が無責任です。また、金融専門家であっても断言などできないでしょう。

ただ、いくつか述べたいことはあります。


問題は修正される

街中を走っているクルマは、そのままアクセルを踏んでいたら必ず事故を起こす、と言えると思いますが、実際にはぶつからないようにドライバーはハンドルやブレーキなどを操作します。だから、結果的にはほとんどぶつからないわけです。

それと同じように、国家であれ企業であれ、破綻しないように必死に操作している人たちがいます。
まっすぐ進み続けて安泰な国家も企業もこの世にありはしません。

「デフォルトする」と唱えている人たちの主張にも、その前段に「このまま行けば…」という条件が記述されていないでしょうか。

「このまままっすぐ行けば…」

いや、まっすぐ行かないのです。皆、それぞれの立場で責任と、利益と、名誉と、人生を賭けて必死に奮闘して対策しているのです。

だから、外野の例えば田中宇氏などらが「破綻する、破綻する、する、する…」と何年言い続けても実際には破綻しないのは、これが理由だと私は思っています。


租税回避問題

どこの国でも税収が増えれば政府はデフォルトにはなりません。

ところが、米国では見かけ上は景気が回復しているようですが、政府財政は逼迫しています。

その理由のひとつに「多国籍企業による租税回避」問題があります。税率が低い国に本社を移してしまえば、どれだけ売上と利益があっても税金逃れができる、という抜け穴的な方法です。

一例を挙げますが、これはアップルでもアマゾンでもどこでもだいたい同じことが指摘されています。

米ウォルマート、海外事業の税負担軽減に租税回避地利用=調査
http://jp.reuters.com/article/2015/06/17/wal-mart-stores-taxavoidance-idJPL3N0Z34FC20150617

このような大企業が税金を払ってくれないのですから、政府はデフォルト危機にもなるでしょう。

これは、数年前からG20財務大臣会合などで問題になっていましたが、ようやく対策が打たれ始めています。

多国籍企業による租税回避への対抗に向けたOECD/G20の第一歩が踏み出される
http://www.oecd.org/tokyo/newsroom/first-steps-toward-implementation-of-oecd-g20-efforts-against-tax-avoidance-by-multinationals-japanese-version.htm

従って、この問題に関してはいずれ税収が回復する効果を発揮するでしょう。

これも、前項で述べた「問題に対する修正」です。破綻に向かってまっすぐは行かないのです。