今週(4月4日~8日)の東京金(先限)の価格推移は、
始値4426円、高値4431円(4日)、安値4266円(8日)、そして終値4299円、でした。
先週末4月1日の終値4419円から、120円の下げ、2.17%の下落率でした。
この下落は、主にドル円での円高に起因しています。
先週末4日(米国時間)のドル円終値111.72円から、7日終値108.21円まで円が買われました。
円の上昇幅は、3.14%です。
さて、1月15日の東京金(先限)ザラ場安値4046円から、3月7日ザラ場高値4622円までの上げ幅は、
576円です。
この上昇幅を38%吐き出したレベルが、4404円です。
50%吐き出したレベルが、4334円です。
62%吐き出したレベルが、4264円です。
今週4月4日の安値4266円は、62%吐き出したレベル4266円まで、あと2円とほぼ近いところまで押しました。
今次下げトレンドでの最初の重要な価格としてしっかり覚くべき価格です。
ところで、円高ですが、一国の通貨が高いことは、良いことです。
円安で儲けよう、儲かるというのは、貧困ビズネスの奨励と違うところがありません。
お札じゃぶじゃぶ刷って(金融緩和)、マイナス金利にしても、当局の意に反して「円高」に振れてしまっています。
これは、慌てふためいて、一刻を争い、大量の日本円を手にしておきたい人がいるということでありましょう。
抜き差しならない危機の前触れと見当をつけておいてもよいかと、感じます。
そうならば、その後には、ゴールド高の追随も必ず控えています。
かてて加えて、パナマの文書暴露も引き金になりそうです。
週刊文春さんには、このパナマの文書なみのメガトン・スクープもやって欲しいですね。