サムライ左近法務事務所の事件帳

本業の法律事件の他、考古学、歴史学、戦国山城等を、その実証から紹介します。

サムライと派遣社員

2008-09-11 22:48:14 | Weblog
開業して1年目。
格好の場所に行政書士事務所
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を構えたものの
古参の先生方の仕事量から
見れば、遠く足元にも及ばない。
既存業務の多くは
なかなか参入が難しいのが実情である。
許認可、会社設立、農地転用など
恥ずかしながらホームページ上での
沢山のアクセスがあっても
受任には結びついていない。

最近の傾向は
離婚問題
相続問題
内容証明
告訴・告発
クーリングオフ
等、個人に絡む事件が多いと言える。

「法務」の看板を掲げた事も背景の
一因かも知れないが
いずれにしても、時間とお金が掛る
トラブル増殖を予防法務の
観点から処理にあたっている。

一日の仕事量は
考える時間も含めて5時間あれば
足りると見ている。

8時間労働を基準に考えれば
3時間のロスが生じる。

そんな訳で
前述の通り、盆明けから
仕事の合間隙間にクリーニングの
仕事(お手伝い)をしている。

最近は涼しくもなり、また慣れてきたことも
あって案外、その仕事を楽しみにもしている。

但し、派遣社員の扱いには
変わりはない。
当初いた派遣メンバーは
僅か1ヶ月の間に殆ど
辞めてしまった。
と言うか
いつしか来なくなってしまったのである。

今のサムライ業を始める前
製造業に26年勤め続けた私に
とっては異様な光景に映ったが
派遣仲間から見れば「当たり前」
「よくあること」なのだそうである。

「派遣社員」
失礼な云いかたをすれば
雇用の調整弁であり
同時に流浪の労働者のような
そんな複雑なイメージを描いた。

かつての
終身雇用
年功序列
が本当に悪弊だったのか
未だに理解に苦しむ。

それでも人は
食べるため、生きるために
働かざるを得ないのである。

そして
時折
何の為に生きているのか
真剣に悩むのである。

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