今回は、夏の東京に続き、冬のオリンピックが開幕。
パンデミックの悪い話の中、人々が盛り上がるイベントが続きます。
と言いつつ、私自身、オリンピックを率先してみるってことが、あまり無いのも事実です。
それはなぜか?
理由は2点あります。
1点目は、すでに「国代表」という形が、今の世の中合っていないのだろうと。
モータースポーツを見ていると、もはや国ではなく”グローバル”な組織なんです。
トヨタのラリー(WRC)は、ヨーロッパトヨタが運営しています。スタッフはグローバルなメンバー。当然、その上に豊田さんがいます。
ドライバーもグローバルで、中に勝田選手も在籍しています。
こうなると”国”の影が薄くなります。まあ、表彰式でチームの国歌は流れますが。
他のスポーツも少なからず、この流れでしょう。
もうグローバルなんですね。SDGsが良い題材でしょう。
ところが、某テレビ局のアナウンサーは、”国”を強調するため「ニッポン代表」とか「ニッポン!ニッポン!」と必死に言っていたり、F1でさえ「~代表の!!!」って言っていたり。
なんの力が働いているのか、プロパガンダ協調しようとしているのか?
ちょっと違和感があります。
あと、野球やサッカーは、「助っ人」という言葉で、この流れであることを隠しているように思えます。
どうしても、”国代表”というのが、ピンと来なくなったという事です。
2点目。
何をもって”スポーツ”なのか?
スポーツとは、競技なのか?運動なのか?そもそもスポーツを和訳すると?
eスポーツの議論の時にもあったのですが
「何をもってスポーツなのか?」
という奴です。
色々あると思いますが、競技なら「勝つか負けるか」「明確に、有無も言わせず数字で出る」というものだと思います。
なので「演技」のスポーツは、これで該当するのか?いつも考えさせられます。
議論として、「体を使わないとスポーツではない」というものがあります。
という事は、スポーツ=運動なのか?
これも違う。だってね、どんな事柄でも少なからず運動なのです。
モータースポーツをやってみればわかりますが、次の日筋肉痛になります。
それは、遠心力や加速度に耐えようと筋肉を使いますし、すべての操作に力強さと細やかさが必要になり、それも通常とはちがう速さと正確さが求められるからね。
体一つでやるものが運動?だったら、ボートやスキー、スノボーは?
まあ、色々考えてしまうのです。
私の結論なんですが、「スポーツは競技である」という点です。
つまりeスポーツもスポーツ(競技)であると。
なので、オリンピックでは”演技”の種目は、あまり見ないです。ここに点数が発生するのは、ちょっと違和感があるのです。
こうやって、好きな種目だけ見ればいいのかな~と、考えております。
ああ、”演技”の種目がダメと言っているわけではないですよ。
技術や美術的には素晴らしいものがあると思いますので、フィギュアスケートであれば、”アイスショー”で力の限り「演技のすばらしさ」を見たいと思っています。
そちらのほうが、選手たちは「輝いて」見えます。
それと、プロレスもスポーツだと思います。あちらは「興行」特化型。
”どちらが強いか!”もありながら、興行としての運営。だから、変な感覚がなく楽しめます。まあ、前述のアイスショーと同じですね。
ただ、どちらも、とてつもなく練習しています。
そりゃ、プロだもんね。食べていかないといけませんので、練習し、見てくれている人に納得してもらわないといけませんから。
想像ですが、続けるために怪我には人一倍気を使っているのではないでしょうか。
変に”国代表”なんて物が無いほうが、良いのかもしれませんね。