斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

関鉄グリーンバス 潮来駅~鹿島大野駅線

2016-07-12 23:27:02 | 関東鉄道
あ 関鉄グリーンバスは5月21日より
 潮来駅~鹿島大野駅線
 の運行を開始しました。これは潮来市、行方市、鹿嶋市を結ぶ広域連携路線バスで、潮来市・行方市・鹿嶋市の3市が連携して実証試験を行うというもので、水郷潮来BTを中心とした公共交通の足足を確保するというものです。これは全くの新規路線なのですが、実際はかって関東鉄道バスと関鉄グリーンバスが運行して廃止された路線のいくつかが復活した事がポイントです。そんな潮来駅~鹿島大野駅線に乗車してきましたので、レポートします。


 潮来駅~鹿島大野駅線は鹿島線の潮来駅から水郷潮来BT、道の駅いたこ、延方駅、大賀、レイクエコー・白浜少年自然の家・なめがたファーマーズヴィレッジ中央、大野出張所前などを経由して鹿島大野駅に至るものです。この路線はかって関東鉄道バス・関鉄グリーンバスが運行していた以下の路線の一部区間が復活しています。
 ・潮来駅~水郷潮来~小見川駅線
 ・佐原~潮来~鹿島BT線
 ・潮来車庫~大賀~白浜口~繁昌線
 ・鉾田駅~札~鹿島バスターミナル線
 ・鹿島BT~額賀~荒井~鹿島BT線
 ・鹿嶋市コミュニティバス中央線


 潮来駅~鹿島大野駅線は8往復が設定されており、毎日運行となっています。概ね1~2時間に1本といった感じでしょうか・・・。運賃は100円刻みとなっています。



 行先表示です。行先の横に水鳥の絵が描かれている事がポイントです。経由地表示でなめがたFVとなるのはなめがたファーマーズヴィレッジの略です。




 潮来駅~鹿島大野駅線は関鉄グリーンバスが運行し、元関東バスのエアロミディノンステG075がほぼ千属で活躍しているもようです。車両は2台使用でこのうち1台にはG075が充てられているようです。もう1台はG065が充当されていました。いずれも低床車で揃えられていました。



 起点となる
 潮来駅
 です。潮来駅バスターミナル内に乗り場が設けられていますが、バス停ポールは既存のものとは分けられているようです。この路線の運行開始により、潮来駅に一般路線が再び発着するようになりました。かっては鉾田駅~潮来車庫線、玉造駅~潮来車庫線が発着していたのですが、廃止により高速バス以外の一般路線が来なくなっていました。因みに関鉄観光バスが運行する佐原駅~潮来車庫線は潮来駅を経由していません。


 潮来駅を出ると、潮来駅から少し東に行った日の出地区を通ります。ここは2001年に廃止された潮来駅~水郷潮来~小見川駅線が通っていたルートで、今回の新路線で約15年ぶりにバスが走るようになった形です。日の出地区には道路が整備されていて驚きました・・・。


 日の出地区を過ぎると、
 水郷潮来BT
 に到着しました。水郷潮来BTは東関東自動車道の潮来ICに隣接しており、東京~鹿島線の高速バスなどが発着しています。そのBTに乗り入れる形ですが、このBTに一般路線が発着するのは今回が初めてとなるようです。かって運行していた潮来駅~小見川駅線はこの付近を走っていたものの、BTには発着していなかったようです。
 今回の新路線は水郷潮来BTで高速バスとの結節により、潮来、行方などのアクセスを強化するというもので、水郷潮来BTは重要な位置づけとなっています。そしたら、5人ほど乗ってきました。


 水郷潮来BTからは初めてバスが通る区間に入ります。BTのすぐ近くに
 道の駅いたこ
 があり、そこに入ります。そこにバス停が設置されていますが、乗降なしでした。


 県道101号線で北上していくと、洲崎交差点に入り、ここで左折し、国道51号線に入ります。写真でローソンの奥に小さな建物があり、そこが関東鉄道バス潮来営業所となります。バスは潮来営業所の近くを通る事になりますが、バス停が置かれていないので、素通りする形になります。なので、営業所に行くには延方駅から歩くしかありません。
 国道51号線に入ると、かって運行していた佐原~潮来~鹿島BT線のルートを通ります。




 そして、バスは
 延方駅
 に到着しました。延方駅にはかって潮来車庫~大賀~白浜口~繁昌線が発着していましたが、2005年に廃止されており、この時以来11年ぶりにバスが発着するようになった形です。駅前のバスプールの中に乗り場が設置されています。


 延方駅を過ぎると、県道188号線(大賀延方線)に入り、このまま北上していきます。このルートはかって運行していた潮来車庫~大賀~白浜口~繁昌線が通っており、約11年ぶりにバスが走る形になりました。北浦に沿って走っているので、眺めはいいですね~ あと、新大賀の回転場も残っていました(かっては区間便として新大賀発着もあった)。


 丁度、潮来駅行きのバスとすれ違いました。


 そして、矢幡交差点で右に曲がります。かって運行していた潮来車庫~大賀~白浜口~繁昌線はこのまま直進して北の方へ向かっていました。なので、ここからは道の駅いたこ付近に続いての純粋たる新規区間に入ります。


 暫く走ると、「レイクエコー・白浜少年自然の家・なめがたファーマーズヴィレッジ中央」という長い名前のバス停に到着します。これはレイクエコーや白浜少年自然の家などの最寄りバス停で、いくつかの施設を組み合わせたためのようです。ここで3人ほどが下車。この新路線によってアクセスが出来たわけなんですよね・・・。潮来車庫~大賀~白浜口~繁昌線があった頃は白浜口が最寄りで、少し歩く必要があったうえに末期は平日のみ2往復程度だったので、アクセスとしては使いづらい感じでした。


 「レイクエコー・白浜少年自然の家・なめがたファーマーズヴィレッジ中央」を過ぎると、下り坂に入り、北浦が見えてきました。


 そして、
 北浦大橋
 を渡ります。ここで行方市から鹿嶋市に入ります。この大橋、実はつくばに住んでいた頃、1度徒歩で渡った事があり、大橋を見て懐かしさを覚えました。



 北浦大橋を渡ると、すぐに県道18号線に入り、少し北上します。この区間、かって鉾田駅~札~鹿島BT線のルートで、途中停留所なしながら今回の新路線で復活した形になります。額賀交差点で右に曲がり、県道186号線(荒井麻生線)に戻ります。県道186号線に入ってすぐに大同西小学校前バス停に着きますが、これが額賀バス停の生まれ変わりとも言えましょう。
 因みに鉾田駅~札~鹿島BT線は私にとってお気に入りの路線でもありました。2004年の初乗車から2005年の廃止まで何度も乗ったものです。


 県道186号線を通り、その中で大野出張所などを通ります。ここもかっては鹿島BT~額賀~荒井~鹿島BT線が通っていましたが、随分前に廃止されてしまったようですね・・・。ヌカガストアーで池田交通が運行する鹿嶋市コミュニティバスが前を走って、それを追う形で進みます。
 そして、荒井交差点で県道242号線に入り、南下します。この区間はかって関東鉄道バスが鹿嶋市コミュニティバスを受託していた時に運行していたルートでした。今は池田交通が中央線として引き継いでいますが・・・。


 荒井交差点から次の交差点で左に曲がると、鹿島大野駅が見えてきました。



 そして、終点の
 鹿島大野駅
 に到着しました。駅舎が特徴的ですね・・・。尚、鹿島大野駅は鹿嶋市コミュニティバスが経由していないので、今回の新路線で初めてバスが来た形になるのでしょうか・・・。

 こうして、潮来駅~鹿島大野線に乗ってきたわけですが、かって廃止された路線が復活した部分がいくつかあり、懐かしさを感じさせました。半年間の試行のことですが、本格運行に移れたらいいですね・・・。
 以上です。

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