左腕坊主

ハンドボール選手、櫛田亮介の2006年4月~2008年4月までを綴ったブログ

2008 リーグ戦再開

2008年01月14日 | Regionalliga 07/08
昨日はピルナのリーグ戦再開、2008年のホームでの開幕ゲーム。

ピルナは今シーズン、ホームでは未だに無敗。

しかも昨日の試合は録画ではあるが、試験的に録画でテレビ中継あり。

選手、スタッフはもとよりスポンサーにとっても何としてもええ所を見せたい。

しかし、世の中思う通りには事は進まんもんで、ピルナは前半から大苦戦。ホームにも関わらずレフリーの不可解なジャッジ連発で4点ビハインドでハーフタイム。

前半終了と同時に監督のマテアスがレフリーに食って掛かり、ハーフタイム中にも関わらずイエローカード。レフリーが控え室に戻ろうとするところを今度はスポンサー連中がレフリーを取り囲みプレッシャーをかける。加えて会場全体からの大ブーイング。

あれはレフリーたまらん。

後半も流れは変わらず相手のリードはさらに広がり7点ビハインド。

DFは崩壊、OFも単発のシュートが続く。それでも苦肉の策のWマンツーマンDFが功を奏したのか、じわじわ追い上げる。いやいやピルナはしぶとかった。

残り時間5分程を残し2点差まで詰めた。こうなると射程圏内。

レフリーも再三にわたる会場からの圧力のせいかどうかは分からんが、後半終盤はなんとなくピルナ有利な笛。

しかし、相手も試合巧者。2点差から一気に同点とはいかない。2点差、3点差を行ったり来たり。

それでもアンドレアスの孤軍奮闘もあり1点差まで追い上げる。しかし残り15秒で相手の7MTスロー。得点は31対32で相手が1点リード。これを決められると負けは決まる。

ベンチではマテアスが7MTを死守した後の残り数秒の最後の攻撃に備えてタイムアウト申請の準備をしている。



相手はベテランのサウスポーがシューター。サウスポーはボールが滑るからと自軍ベンチのタオルでボールを拭く。自分の間を作っているのだろうか。

サウスポーは7MTスローラインに足をセット。

しかし、マルティンはこのシューターの真後ろにわざと立つ。

7MTスローの時はその他のプレーヤーはシューターから3m以上離れないといけない。

シューターの真後ろということは3m以上離れていないという事。

過剰にそこに立ち続けると、イエローや退場の対象となるが、レフリーに注意を促されるまではマルティンはわざとそこに立つ事で相手シューターに対して嫌な間を作ろうとしているのだろうか。

『間』

その場にいないと感じる事はできないし、あくまでもこれは僕の感覚であるが、試合を行方を決めるこの局面でそういった空気・駆け引きを感じる事ができた。スポーツの、勝負の一番面白いところかもしれない。

相手のシューターがレフリーにマルティンを3m離すように言う。

レフリーがマルティンに注意を促す。

マルティンがとぼけた顔で3m離れる。



相手のシューターとピルナGKミハエルとの一騎打ち。

会場全体ブーイングの嵐。







ザシュッ!!!







ボールがピルナゴールに突き刺さる。

この後ピルナはリスタートからゴールを奪い返すが、一気に2点は取れない。

32:33の1点負け。

ピルナのホーム不敗神話は幕を閉じた。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (左腕坊主)
2008-01-17 18:51:18
Unknownさん
いやいやおっしゃる通り、うちののチームにも「学ぶ奴」0ではないですよ。笑
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Unknown (Unknown)
2008-01-16 23:49:54
サビさん、私の周りのレベルでしか知りませんが、「学ぶ奴」いることはいますよ。
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Unknown (左腕坊主)
2008-01-15 18:42:25
ドイツ語通訳さん
負けから学ぶとか、次に繋げるって感覚ってこっちの奴にもあるんですかね???良くも悪くも次に引きずらないってのは見受けられますけどね。笑
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Unknown (ドイツ語通訳)
2008-01-15 01:11:45
選手としてはアマもアマの私が偉そうに云うことではありませんが、負け、それも僅差の負けから次へ繋げる何を学ぶのか、も大事なことですね。

余談ですが、私が監督している方の選手達が若いのにも関わらず賢いのか一戦一戦何かを感じ取ってくれているようですが、私が選手で所属する方は半数は大馬鹿者どもで結果オーライだけで何も学ばない。コイツラ見てると馬鹿に付ける薬はないことを痛感します。
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