『ユーティリティプレーヤー。たまに器用貧乏といわれる場合もありますが、必要なプレーヤーと思います。そもそも、ハンドを指導している私にとってどうすれば、ユーティリティプレーヤーは生み出せるんだろう??というのが疑問で...。やっぱりセンスなんでしょうか...。』
* utiluty player/ユーティリティプレーヤー
1.どのポジションでもこなせる選手。
2.何でも屋。
ラディ、ダービッド、アンドレアスを観ての僕が感じる事を少し書きたいと思います。
一括りにユーティリティプレーヤーと言いすが、まず上記の3人は大きく分けて2つのタイプに分けられるかと思います。
ラディ、ダービッド(センス・技巧派)。
アンドレアス(ガテン系)。
大雑把に言うとこんな感じです。
どんなんやねん・・・
ラディ、ダービッドはハンドボールに限らず、アップのサッカーやバスケ何をやらしてもそこそこうまいです。
初めて何かやる時も、コツや要領を掴むのが早いです。
そういう意味では器用だったり、センスがあるって事なのかもしれません。
最近良く耳にする、『コーディネーション能力』ってのが高いのではないかと思います。
もちろんその上で努力もしてきたのだと思います。
スポーツとは少し離れますが、以前何人かのチームメイトが僕の家に遊びに来ました。その時の食事に洒落で箸を出したんです。みんな最初は興味本位で箸を使って食べようとしますが、たいていうまくいかずにフォークで食べるはめになります。箸だとどこに力を入れていいのか分からないみたいですし、端で掴む、摘むという事が難しいみたいです。
ところが最初は悪戦苦闘していましたが、ダービッドだけは時間が立てば器用に箸を使ってラーメンを食べていました。
ガテン系のアンドレアスですが、彼はお世辞にも器用とは言えません。
以前縄跳びを使う練習メニューがあった時などは、後ろ跳びはただの一回も出来ていませんでした。アップのサッカーやバスケもそこまでうまいとは感じません。かと言ってからっきし駄目、下手かと言うとそうでもありません。どないやねん。
しかし、何をやっても力強い。そして動きも早くはないが、サイズのわりに遅くもない。
身長は191cmちょっと、体重も91kgちょっとなので、大きい部類の選手である事に変わりありませんが、こっちではめちゃくちゃ大きいわけでもありません。
ロングシュートもそこそこ入りますし、フェイント自体にキレはないですがある程度パワーで持っていく事もできる、華麗なパスはないけど、全くパスを裁けないでもない。
こんな感じのアンドレアスです。
こっちに来て感じるのですが、小さい頃から色々な種目のスポーツを楽しみます。
チームメイトもテニスラケットやサッカーのスパイクをごく普通に持っています。
僕が子供の頃、誰でも野球のグローブは持っていた。そんな感じですかね。
もちろん彼らはハンドボールに一番時間を割いてきた事は間違いないでしょうが、小さい頃は地域のスポーツクラブやその辺の原っぱで色々なスポーツ、遊びをしてきたのだと思います。
こういった環境下の中で自然に多目的に使える力が身についてきたのかもしれません。
『何でもできる=何もできない』まあ器用貧乏って考え方もあるかもしれませんが、こと監督のマテアスに限って言えばそういう見方はしていないように感じます。何でもできるって事が彼らの特徴・個性だと認めて使っているのだと思います。
彼らが10代の頃どういうハンドボールのトレーニングを積んできたのかまでは正確には分かりませんが、彼らは今、試合に向けて複数のポジションを練習から準備しています。
『どうすれば、ユーティリティプレーヤーは生み出せるんだろう??』
という疑問に対しての完全な答えを僕自身が持っているわけではありませんが、幼少期から色々なスポーツや遊びを通して多目的に使える能力を養い、ハンドボールの練習においても色々なポジションを経験させていく事がユーティリティプレーヤーを生み出す近道になるのでしょうかね???
なんか堅苦しくなってきたなぁ。
要するに『何でも色々やってみろ!!!』って事ですかね???
とは言え、現実的に学校の部活で限られた期間(3年弱)であれもこれもできないか???
正直言って、僕も聞きたいぐらいかも・・・
まあ、こんなもんに明確な答えなんてやろうし、色々な考え方あるよね。
みんなどう思うよ???ご意見求む!!!
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