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ちょんまげぷりん

2011-02-22 | 邦画(さ・た)
 ちょんまげぷりん

  あらすじ 
遊佐ひろ子は、子育てと仕事の両立に悩むシングルマザー。
やんちゃ盛りの1人息子、友也とわがままなクライアントに
挟まれ、生活費も値上がり。四苦八苦の毎日を送っていた。
冴えない毎日にストレスを溜め込んでいたある日、着物に
ちょんまげ姿の男に出会う。その男の名は木島安兵衛。
180年前の江戸時代からやってきた本物の侍だった。なぜ、
現代の東京にやってきたのか安兵衛自身も訳が分からず、
江戸から東京、街の激変ぶりにただ呆然とするばかり。
帰る方法は見つからず、行く当てもない安兵衛は、成り行き
で遊佐家に居候することに。すると安兵衛は、恩返しに遊佐
家の家事すべてを引き受けると宣言する。初めは俳優か頭の
おかしい男だろうと思っていたひろ子も、一生懸命に家事を
こなす安兵衛の姿を見て考えを改める。
現代では見られない筋の通った男らしさは新鮮で、ひろ子は
安心して仕事に打ち込み始める。父親不在に慣れていた友也
もひろ子同様。大人の男と一緒に暮らして守られたり、キチン
と叱られたりする安心感を初めて知るのだった。
このまま3人でずっと暮らしていくことを考え始めた頃。
秘められていた安兵衛の才能が開花する。それはお菓子作り。
刀をナイフに持ち替え、パティシエとしての実力を認められた
ことで、3人の間に築かれた微妙なバランスが崩れ始める…。

【出演】
錦戸亮、ともさかりえ
今野浩喜、佐藤仁美
鈴木福、忽那汐里
堀部圭亮、中村有志
井上順



  感想  ※ネタバレ注意

「アヒルと鴨のコインロッカー」、「ジェネラル・ルージュの凱旋」の
中村義洋が、荒木源の同名小説を映画化。
江戸時代からタイムスリップしてきた侍が、母子家庭に居候して、
パティシエとしての才能を開花させる。



江戸時代から現代の東京にタイムスリップした侍・木島安兵衛を
錦戸亮が演じ、その侍に巻き込まれるシングルマザーをともさか
りえが演じた。

江戸時代の厳格な男性が現代にやってきた時、世の男や女または
教育から社会まで…それらを見た時にどのように映るのか。
昔から、男は外向きの仕事、女は家内の仕事と決まっていると
主張する安兵衛だが、居候の身ゆえに内向きの事をこなすことに。

この原作の面白いところは、そんな侍に家事をやらせ、さらには
料理の世界、パティシエになるというんだから面白い。

そんな江戸時代の武士と現代とのギャップから、子供とカード
ゲームをする武士や、コメディタッチに、ほんわかと進みます。

ただ、原作の安兵衛と映画の錦戸亮では少し違うかな。
原作ではもっと、武士らしいし、ちょっと頑固。
映画では、錦戸亮が演じたからか少し柔らかい感じだった。
しかしその分、原作ではあまり描けなかったひろ子との恋のお話
などが、十分に盛り込まれていて、映像としては楽しめました。
そういう意味では、原作が好きな人も楽しめると思います。

作品に登場するケーキや焼き菓子などは、甘いもの好きのボク
にはたまらない内容でした(苦笑)。




【評価】
 (3.8点/5点満点中)

 ちょんまげぷりん HP


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