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食堂かたつむり

2010-12-26 | 邦画(さ・た)
 



  あらすじ 
料理店のアルバイト・倫子が仕事から帰ると、同棲中のインド
人の恋人と家財道具が消えていた。倫子は、シングルマザーで
スナックを営む母・ルリコを嫌い、10年前に東京の祖母の家に
移り住んだ。そこで料理の手ほどきを受け、自分の店を持とう
と修業を積みながら貯金してきた。祖母も亡くなり、恋人にも
裏切られた倫子は、ショックで声が出なくなる。
倫子は仕方なく実家に帰る。ルリコはペットの豚・エルメスを
溺愛しており、一文無しの娘を助けようともしない。スナック
の常連客で会社社長のネオコンとの関係も続いているようだった。
倫子は村の農夫・熊さんの手を借り、実家の物置を改造して、
食堂かたつむりを始める。その食堂は、お客は1日1組、決まった
メニューはない。事前のやりとりでイメージを膨らませて、
その人のために料理を作る。倫子の料理は、客たちに不思議な
変化をもたらしていった。

【出演】
柴咲コウ、余貴美子
ブラザートム、田中哲司
志田未来、満島ひかり
江波杏子、三浦友和




  感想  ※ネタバレ注意

女性読者の支持を集め、26万部を超えるベストセラーとなった
小川糸の同題小説を映画化。
失恋が原因で声が出なくなってしまった倫子を柴咲コウが演じ
その母を余貴美子が演じた。



自分の夢の為に貯めた貯金と恋人にそれを奪われて、頼らない
と決めていた実家へ戻ることになった倫子。
そんな倫子が実家で、食堂を開くことに…。

原作は読んでいないんですが、原作に忠実に映画は作られて
いるとのことですが、いまいち話の内容がよくわかりにくい
部分が多いでした。

倫子の作る料理を食べると幸せになるという内容は面白いん
ですが、あのエキセントリックな母親とのやり取りなどを
みているだけでは、その内容に意味を持たせにくいような
気がします。説得性に欠けるというか…。
そもそも倫子の配役に柴咲コウが適していたのか微妙です。

料理もあんまりおいしそうに見えないのも残念かな。
「南国料理人」や「かもめ食堂」のように、本当においしく
見えたり、観終わった後にご飯が食べたくなるような、
食べることが幸せと感じれる映画ではないです。

どちらかというと最後の料理もショッキングな内容で、
ダークジョーク系と時折映像に出るアニメーションから
ポップな内容ですかね。




【評価】
 (3.8点/5点満点中)

 食堂かたつむり HP


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