Cinema Cafe ~シネマ・カフェ~

ようこそシネマ・カフェへ
あなたの観てない映画探せます
どうぞ、ごゆっくり

シカゴ

2009-11-15 | 洋画(さ・た)
 シカゴ


  あらすじ 
1920年代のシカゴ。舞台スターを夢見るロキシー・ハートは
「有名にさせてやる」と言った男に騙されたことを知り、怒り
のあまり男を殺してしまう。留置場へ送られた彼女はそこで
憧れのスター、ヴェルマ・ケリーと遭遇。
実はヴェルマはコンビを組んでいた実の妹を殺して捕まり、
伝説のヤリ手弁護士ビリー・フリンを雇って弁護して貰って
いたのだ。それを知ったロキシーもさっそくビリーに弁護を
頼むのだが…。

【出演】
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
レニー・ゼルウィガー
リチャード・ギア




  感想  ※ネタバレ注意

「この街では、銃弾一発で有名になれる。」

ブロードウェイミュージカルの傑作「シカゴ」を映画化。
1920年代のシカゴを舞台に、スターを夢見ながらも刑務所
に収容され争いに巻き込まれる主人公の波乱と、スターダム
へと上り詰める様子を描く。
ミュージカル映画はヒット作に恵まれない状況が続いていた
そのジンクスを覆した作品としても評価されている。



これまでのミュージカル映画を覆した作品として知られる
この作品ですが、もともとミュージカル映画を観始めた
のがここ最近なので、どれくらい一新したものかはわから
ないのですが、ミュージカル自身、ロキシーの空想の中で
描かれているものが多いから、トップスターを夢見る
ロキシーという人間性も表現されていてミュージカルが
嫌いな人でも十分楽しめる作品です。

監督のロブ・マーシャルは、3人の映画俳優をたった2ヶ月
という短期間で見事ミュージカル俳優に仕立てたらしいです。
たった2ヶ月とは思えない仕上がりです。
女たちを手玉にとるリチャード・ギアの悪徳弁護士っぷり
もすごかったし、シカゴという街では、嘘を嘘で塗り固め、
殺人やスキャンダルでさえ、名声の肥やしとして、それを
金に変えられる。それを腹話術のミュージカルで表現する
ところも面白いし、笑えた!

キュートだけど頭のよくないロキシー・ハートが、ビリー
の力で有名になっていく、そしてそれに群がるように集まる
マスコミや、それを利用してお金を巻き上げる周りの人間
そしてすべてを裏で操るのが、リチャードギアが演じる
ビリー‥本格的な歌やミュージカルなら『ムーラン・ルージュ』
がおすすめですが、ストーリーの出来具合や構成も良く
出来ているので、おすすめです☆

↓↓↓ミュージカルが好きな人は↓↓↓
ミュージカル映画特集へ




【評価】
 (4.5点/5点満点中)